久永実木彦

日本の小説家、SF作家

(ひさなが みきひこ、4月9日 -)は、日本小説家SFホラー幻想文学作家東京都出身。日本SF作家クラブ会員。

久永 実木彦ひさなが みきひこ
誕生 東京都
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2017年 -
ジャンル SF小説ホラー小説幻想文学
主な受賞歴 第8回創元SF短編賞
第55回星雲賞
デビュー作 「七十四秒の旋律と孤独」
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

経歴・人物

編集

2017年久永み公彦名義で応募した「七十四秒の旋律と孤独」にて第8回創元SF短編賞を受賞しデビュー。受賞を機に筆名を久永実木彦にあらためる。

幻想的かつ文学的な作風を持つ。ゲームクリエイター小島秀夫は、「詩的な文体で新時代の物語と現代人を語る。(中略)彼はキング村上春樹に感染して産まれた小説界のデル・トロだ」と評している。[1]

2019年より2022年まで、小説執筆の傍ら、オーディオブック配信サービスのKikubonにてインターネットラジオ番組「読んで実木彦」[2]のパーソナリティーを務めた。

エピソード

編集

受賞・候補歴

編集
  • 2017年
  • 2021年
  • 2022年
    • 「わたしたちの怪獣」で第43回日本SF大賞最終候補[8]。(「短編作品単体での最終候補」および「雑誌掲載のみで書籍化されていない作品での最終候補(選出時点)」の二点において日本SF大賞史上初)
  • 2023年
    • 『わたしたちの怪獣』で第6回飯田賞受賞[9]
    • 『わたしたちの怪獣』で「ヒデミス!2023 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン」選出[1]
    • 『わたしたちの怪獣』で第44回日本SF大賞最終候補[10]。(三年連続の最終候補選出は日本SF大賞史上初)
  • 2024年
    • 『わたしたちの怪獣』で『SFが読みたい! 2024年版』ベストSF2023 国内篇第2位[11]
    • 『わたしたちの怪獣』で『このホラーがすごい! 2024年版』BEST20 国内編第8位[12]
    • 「わたしたちの怪獣」で第55回星雲賞日本短編部門受賞[13]

作品リスト

編集

単著

編集

アンソロジー掲載作品

編集

雑誌等掲載作品

編集
小説
  • 「口風琴」 - 『Webミステリーズ!』(東京創元社、2019年6月28日配信)
  • 「わたしたちの怪獣」 - 『紙魚の手帖』vol.06 AUGUST 2022(東京創元社)
  • 「天国には行けないかもしれない」 - 『Kaguya Planet』(VG+、2023年3月25日配信)
  • 「屈折する星くずとキーライム・パイ」 - 『小説すばる』2024年8月号(集英社
エッセイ
  • 「私的偉人伝」 - 『小説すばる』2021年4月号(集英社
  • 「告白します」 - 『小説 野性時代』2023年10月号(KADOKAWA
  • 「ごほうびごはん*メキシカン・チキンのワカモーレ添え」 - 『紙魚の手帖』vol.18 2024 AUGUST(東京創元社)
同人誌
  • 「帳尻が合う」 - 『ウカイロ9号 "THE END IS THE BEGINNING IS THE END"』(ウカイロ(同人誌)、2019年8月11日)
  • 「ガラス人間の恐怖」 - 『Sci-Fire 2021』(Sci-Fire(同人誌)、2021年11月23日)
  • 『パトリックのためにも』(ヨーグルトに咲く花(同人誌)、2022年11月20日)

  【収録作品】パトリックのためにも/PADS/宇宙の果てのソファ/他、全21編

  • 「鼻の猫」 - 『猫についての話』(ふわふわでとてもえらい(同人誌)、2023年5月21日)

朗読用作品

編集
  • 「猫にレンズ」 - 『オンラインde朗読祭り』(NPO法人声物園、2021年2月21日配信)

出演配信

編集

脚注

編集
  1. ^ a b ヒデミス!2023 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン
  2. ^ 読んで実木彦
  3. ^ 日本SF作家クラブ会員情報|久永実木彦
  4. ^ 久永実木彦(@10tombs)-Twitter
  5. ^ 『わたしたちの怪獣』著者あとがきより。
  6. ^ 第8回創元SF短編賞
  7. ^ 第42回日本SF大賞
  8. ^ 第43回日本SF大賞
  9. ^ 第6回飯田賞贈呈式
  10. ^ 第44回日本SF大賞
  11. ^ 『SFが読みたい! 2024年版』の「ベストSF2023」に東京創元社の作品が多数ランクインしました
  12. ^ 「このホラーがすごい!2024年版」に東京創元社の作品が多数ランクインしました
  13. ^ 第55回星雲賞

関連項目

編集

外部リンク

編集