円唇前舌め広めの狭母音
円唇前舌め広めの狭母音(えんしん・まえじため・ひろめのせまぼいん)は母音の類型の一つ。準狭準前舌円唇母音(じゅんせま・じゅんまえじた・えんしんぼいん)ともいう。国際音声記号では [ʏ] と書く。
円唇前舌め広めの狭母音 | |||
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ʏ | |||
IPA番号 | 320 | ||
エンコーディング | |||
エンティティ (decimal) |
ʏ | ||
Unicode (hex) | U+028F | ||
X-SAMPA |
Y | ||
点字 | |||
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音声サンプル | |||
円唇母音で、狭母音に近く、前舌よりに位置する言語音を記述するために設けられた。
また通常の狭母音 [y] を緊張音(音声器官の筋肉の緊張を伴う音)とし、この記号を弛緩音(緊張を伴わない音)として使うことがある。
記号の形は大文字の Y を小文字化したものである。
言語例
編集- アイスランド語 - Eyjafjallajökull (“エイヤフィヤトラヨークトル”) [ˈɛɪjaˌfjatlaˌjœkʏtl̥]
- オランダ語 - hut (“木の小屋”) [hʏt]
- ドイツ語 - fünf (“5”) [fʏnf]