加津佐町
日本の長崎県南高来郡にあった町
加津佐町(かづさまち)は、長崎県の島原半島にあった町。南高来郡に属した。主な産業は農林水産業で、特にジャガイモは町の特産品にもなっている。夏になると海水浴客で賑わう。戦国時代にあったコレジオで、天正遣欧少年使節が持ち帰った活版印刷機を用い、日本初の金属活字本であるキリシタン版『サントスの御作業の内抜書[1]』が出版された[2]。
かづさまち 加津佐町 | |||||
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廃止日 | 2006年3月31日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 加津佐町、口之津町、南有馬町、北有馬町、西有家町、有家町、布津町、深江町 → 南島原市 | ||||
現在の自治体 | 南島原市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
郡 | 南高来郡 | ||||
市町村コード | 42369-6 | ||||
面積 | 24.38 km2 | ||||
総人口 |
7,695人 (推計人口、2006年3月1日) | ||||
隣接自治体 | 雲仙市、口之津町、南有馬町 | ||||
町の木 | 松 | ||||
町の花 | コスモス | ||||
加津佐町役場 | |||||
所在地 |
〒859-2601 長崎県南高来郡加津佐町己2792番地1 | ||||
外部リンク | 加津佐町(アーカイブ版) | ||||
座標 | 北緯32度37分53秒 東経130度09分33秒 / 北緯32.63128度 東経130.15925度座標: 北緯32度37分53秒 東経130度09分33秒 / 北緯32.63128度 東経130.15925度 | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集島原半島の南西部に位置する。
- 山:愛宕山、鳳上岳
- 河川:小松川、津波見(つばみ)川、堀川、山口川、榎田川、芦田川、越崎川、谷光川、北ヶ峰川
- 溜池:中原溜池
隣接する自治体
編集歴史
編集首長
編集- 町長
地域
編集地名
編集名を行政区域とする。加津佐町は1889年の町村制施行時に単独で自治体として発足したため、大字は無し。(発足当初は加津佐村)
なお、加津佐町では名の名称を十干に置き換えて表記する。
- 甲 / 津波見名(つばみ)
- 乙 / 野田名
- 丙 / 下宮原名(しもみやばら、しもみやばる)
- 丁 / 上宮原名(かみみやばら、かみみやばる)
- 戊 / 六反田名
- 己 / 水下津名[4](すいげつ)
教育
編集中学校
編集- 加津佐町立加津佐中学校
小学校
編集- 加津佐町立加津佐小学校
- 加津佐町立野田小学校
交通
編集空港
編集町内に空港はない。最寄り空港は長崎空港。
鉄道
編集この駅を含む路線の一部区間は、2008年(平成20年)3月31日限りで廃止となった。
バス路線
編集一般路線バス
編集道路
編集一般国道
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集- 大梅の塔[5]
- かづさ釣りランド
- 前浜海水浴場
- 長崎・かづさイルカウォッチング
- 岩戸山と岩戸山樹叢(国天然記念物)[6] [7] - かつては島だった。
- 円通寺(巌吼寺)- 最盛期には僧300人、諸国からの雲水1500人に及んだ。
百選
編集- 野田浜(日本の白砂青松100選)
加津佐町出身の有名人
編集参考文献
編集- 角川日本地名大辞典 42 長崎県
- 長崎県南高来郡町村要覧.下編「加津佐村」(1893年)国立国会図書館デジタルコレクション
脚注
編集- ^ “サントスの御作業の内抜書/(Sanctos no Gosagveo no vchi Nvqugaqi.)”. sekiei.nichibun.ac.jp. 2024年3月28日閲覧。
- ^ “(加津佐)コレジヨ・セミナリヨ跡|南島原情報局”. minamishimabara.love. 2024年3月28日閲覧。
- ^ 長崎縣告示第六百十三號 南高来郡加津佐村を町となすの件 長崎県公報 昭和2年12月27日付号外
- ^ 「水月名」とも表記。
- ^ 勤皇大智禅師大梅の塔 長崎県の文化財
- ^ “長崎県の文化財”. www.pref.nagasaki.jp. 2024年3月28日閲覧。
- ^ “岩戸山樹叢(国天然記念物)”. 【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット. 2024年3月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 加津佐町(2006/04/10アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 雲仙地域合併協議会ホームページ(2006/04/26アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 歴史散策 加津佐コース|南島原情報局