千若町
千若町(ちわかちょう)は、神奈川県横浜市神奈川区の町名。住居表示未実施で、現行行政地名は千若町1丁目から千若町3丁目(字丁目)[1]。人口はごくわずかである[4]。
千若町 | |
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町丁 | |
千若町の街並み | |
北緯35度28分26秒 東経139度38分27秒 / 北緯35.473786度 東経139.640761度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 神奈川区 |
面積([1]) | |
0.419 km² | |
設置日 | 1912年(明治45年)3月12日 |
郵便番号 | 221-0825[2] |
市外局番 | 045(横浜MA)[3] |
ナンバープレート | 横浜 |
※人口は秘匿のため非公表。 | |
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地理
編集神奈川区東部の臨海部に位置する。「入」字形に入江川派川および常盤川が流れ、交点の西が1丁目、南が2丁目、東が3丁目となっている。1丁目北側を首都高速横羽線、2・3丁目を東海道貨物線が通り、東高島駅がある。千若町1〜3丁目を合わせた面積は0.419km2[1]。
1・2丁目にはかつて東海道本線の東神奈川駅から延びていた貨物支線の海神奈川駅があり、1丁目の跡地の大部分は下水処理場となっている。首都高速横羽線の東京方面からの東神奈川出口があり、京急本線京急東神奈川駅およびJR京浜東北線・横浜線東神奈川駅に近い。2丁目の中央には運河が流れており、北東側はニップンの工場や在日米軍の倉庫、南西側は三井倉庫や日塩の倉庫がある。海側には瑞穂町・鈴繁町(瑞穂埠頭)へ渡る瑞穂橋が架かっており、瑞穂橋のすぐ近くにはドラマや映画のロケ地として知られるBar StarDustがある。また、コットンハーバー地区(橋本町)方面へは瑞穂大橋が架かっている。3丁目には日本製粉やケイヒンの倉庫がある。内陸側の新浦島町および海側の出田町とは陸続きであるが、入江川派川対岸の千若町1・2丁目には東海道貨物線以外の橋は架かっていない。
バス路線
編集横浜市営バス48系統の千若町1丁目停留所および千若町2丁目停留所がある。平日朝2往復のみに減便されていたが、2022年10月1日以降は平日18往復、土休日6往復となっている。
歴史
編集1907年(明治40年)から1911年にかけて横浜倉庫株式会社により埋立が行われ、1912年(明治45年)3月12日に千若町が新設された。町名は横浜倉庫初代会長の千坂高雅と専務取締役の若尾幾造から一文字ずつ採られている[5]。1912年(大正元年)10月22日、1920年(大正8年)7月8日にも埋立地を編入している[6]。
世帯数と人口
編集横浜市の統計では秘匿扱いとなっているが、国勢調査では集計されている。
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 80
|
2000年(平成12年)[8] | 72
|
2005年(平成17年)[9] | 45
|
2010年(平成22年)[10] | 24
|
2015年(平成27年)[11][注釈 1] | 0(秘匿扱い)
|
2020年(令和2年)[12] | 20
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 58
|
2000年(平成12年)[8] | 59
|
2005年(平成17年)[9] | 31
|
2010年(平成22年)[10] | 16
|
2015年(平成27年)[11][注釈 1] | 0(秘匿扱い)
|
2020年(令和2年)[12] | 12
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[13]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
千若町1丁目 | 全域 | 横浜市立神奈川小学校 | 横浜市立浦島丘中学校 |
千若町2丁目 | 全域 | ||
千若町3丁目 | 全域 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
千若町1丁目 | 5事業所 | 60人 |
千若町2丁目 | 23事業所 | 493人 |
千若町3丁目 | 18事業所 | 572人 |
計 | 46事業所 | 1,125人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 43
|
2021年(令和3年)[14] | 46
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[15] | 1,376
|
2021年(令和3年)[14] | 1,125
|
その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[17]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
千若町1丁目 | 全域 | 神奈川警察署 | 東神奈川駅前交番 |
千若町2丁目 | 全域 | ||
千若町3丁目 | 全域 | 神奈川通交番 |
脚注
編集- ^ a b c 横浜市町区域要覧、1 - 8頁
- ^ a b “千若町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年6月” (xlsx). 横浜市 (2024年7月5日). 2024年7月7日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ 『横浜の町名』1996年12月、横浜市市民局総務部住居表示課発行
- ^ 横浜市町区域要覧、3 - 29頁
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2023年4月1日). 2023年4月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- ^ “交番案内/神奈川警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年6月3日閲覧。
注釈
編集参考資料
編集- 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998
- ちず丸(昭文社)2010年12月13日閲覧