印旛郡市(いんばぐんし)とは、千葉県北西部の7市2町で構成されているものを指す。総人口約73万人(2017年12月末現在)。
印旛地域、または東葛地域も含めて東葛・印旛地域とも呼ばれている。東葛地域も含めた場合人口は210万人に及び、都心から20km〜45kmに位置する。西部には印西市を中心とする千葉ニュータウン、東部には成田国際空港があり、千葉県内では最も国際的な需要が多い地域である。外国人登録人数も最も多い。
印旛郡に属していた、または現在も属している市町村をすべて指す。
- 西部は県庁所在地の千葉市よりも東京寄りに位置しており、1960年代から急速に東京のベッドタウン化が進んだことから、千葉市の影響力が弱い。特に佐倉市西部や千葉ニュータウン(船橋市小室地区・印西市・白井市)などの住民は都内に通勤する人が多く、千葉都民と言われている。一方、八街市など東部は東京都心へは遠いため、千葉市への通勤者が最も多い。また、佐倉市東部や四街道市などからは都内や千葉市内の他、空港関連の業務から成田市内への勤務者も多いなど、西部と違い、一概に東京だけを向いているわけではない。
- 東葛地域と印旛地域は一部東京都、茨城県に接していることや、一部組合などでは共同に処理しているものもあり関係が深い。また、生活圏に一体性がある。