国立病院機構大阪刀根山医療センター
独立行政法人国立病院機構大阪刀根山医療センター(どくりつぎょうせいほうじん こくりつびょういんきこうおおさかとねやまいりょうセンター)は、大阪府豊中市に所在する医療機関。独立行政法人国立病院機構が運営する病院である。旧国立療養所刀根山病院。政策医療分野における神経・筋疾患、呼吸器疾患の専門医療施設である。
国立病院機構大阪刀根山医療センター | |
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情報 | |
正式名称 | 独立行政法人国立病院機構大阪刀根山医療センター |
英語名称 | NHO Osaka Toneyama Medical Center |
前身 |
国立療養所刀根山病院 国立病院機構刀根山病院 |
標榜診療科 | 内科、心療内科、脳神経内科、呼吸器内科、呼吸器腫瘍内科、小児神経内科、外科、整形外科、リウマチ科、呼吸器外科、耳鼻いんこう科、眼科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科 |
許可病床数 |
410床 一般病床:410床 |
開設者 | 独立行政法人国立病院機構 |
管理者 | 奥村明之進(院長) |
所在地 |
〒560-8552 大阪府豊中市刀根山五丁目1番1号 |
位置 | 北緯34度47分36秒 東経135度27分11秒 / 北緯34.79333度 東経135.45306度 |
二次医療圏 | 豊能 |
PJ 医療機関 |
近くには大阪国際空港があり、阪神高速や中国自動車道のインターチェンジからも近く、交通の便が良い。また、筋疾患や結核の専門病院であり、遠方からの患者も少なくない。
沿革
編集1917年(大正6年)、大阪市立刀根山療養所が設立される。当時は結核は国民病であり、死亡原因の第1位を占めていた。この施設は結核専門の診療所であると同時に根本的な治療方法のない結核という病気の研究機関でもあった。
1947年、日本医療団より国営に移管し、国立療養所刀根山病院となる。研究部門は1951年に設立された市立医科大学附属刀根山結核研究所として分科し、1955年には大阪市立大学の医学部付属として編入された。同研究所は日本結核病学会の設立にも関わっており、結核治療という分野に関していえば日本国内で最古の歴史を持つと言える。[1]
2019年3月31日に結核病床を廃止した。
2019年4月1日に大阪刀根山医療センターに改称した。
診療科
編集医療機関の認定
編集(この節の出典[2])
保険医療機関 | 労災保険指定病院 |
生活保護法指定病院 | 臨床研修病院 |
指定自立支援病院(更生医療) | 結核指定病院 |
エイズ治療拠点病院 | 指定自立支援病院(育成医療) |
原子爆弾被害者医療指定病院 | 特定疾患治療研究事業委託医療機関 |
原子爆弾被害者一般疾病医療取扱病院 | 指定療育機関 |
指定小児慢性特定疾病医療機関 | 指定自立支援医療機関(精神通院医療) |
身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関 | 戦傷病者特別援護法指定医療機関 |
公害医療機関 | 在宅療養後方支援病院 |
- 第二種感染症指定医療機関[3]
- このほか、各種法令による指定・認定病院であるとともに、各学会の認定施設でもある。
事案
編集汚職事件
編集2024年1月29日、センターが発注する事務用品などの随意契約で業者から現金を受領したとして、センターの元係長が収賄容疑で逮捕された。逮捕容疑は、随意契約の業者選定で便宜を図った見返りに、謝礼として業者から現金70万円を受け取った疑い[4][5]。捜査関係者によると、同容疑者が有利な取り計らいをしたのは待合用の3人掛けの椅子で、契約金額は約700万円だった。元係長は当時、事務用品の契約に関し、業者を選定する立場だった[6]。
同年2月19日、収賄容疑で元係長が再逮捕された。再逮捕容疑は、センターの物品管理の請負業者に対し、医療用ガウンなどの購入先として贈賄側の業者を指定した。業者側から見返りに現金180万円と腕時計1本(時価50万円相当)を受領した疑い[7][8]。
アクセス
編集関連項目
編集- 大阪府立刀根山支援学校(病棟に隣接)
- 大阪医療看護専門学校(刀根山病院附属看護学校廃校後に校舎・敷地を引き継いで開校)
脚注・出典
編集- ^ “結核研究所の歴史”. 2010年5月1日閲覧。
- ^ “大阪府医療機関情報システム”. 大阪府健康医療部保健医療室保健医療企画課. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “第二種感染症指定医療機関の指定状況(平成31年4月1日現在)”. 厚生労働省. 2021年1月20日閲覧。
- ^ “医療センター元係長を逮捕 物品契約巡り現金受領か―大阪府警”. 時事通信. (2024年1月29日) 2024年1月29日閲覧。
- ^ “文房具会社から現金受領か 大阪府警が収賄容疑で病院元職員を逮捕”. 産経新聞. (2024年1月29日) 2024年1月29日閲覧。
- ^ “待合用の椅子納入で便宜か 元係長、医療センター汚職―大阪府警”. 時事通信. (2024年1月31日) 2024年2月1日閲覧。
- ^ “医療センター元係長を再逮捕 収賄容疑、180万円と腕時計―大阪府警”. 時事通信. (2024年2月19日) 2024年2月19日閲覧。
- ^ “業者から180万円と高級腕時計受け取った疑い 元国立病院機構の職員再逮捕”. 産経新聞. (2024年2月19日) 2024年2月19日閲覧。
外部リンク
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