沼田幹男
日本の外交官
沼田 幹男または沼田 幹夫(ぬまた みきお、1950年3月9日[1] - )は、日本の外交官。外務省領事局長、駐ミャンマー特命全権大使を経て、日本台湾交流協会台北事務所代表。初のノンキャリア出身外務本省局長[2]。拓殖大学出身者としては初の中央省庁本省局長。東日本大震災から5年となる2016年3月11日、台北市で「追悼・感謝会」が開かれ、沼田幹男は「日本人に台湾という真の友人がいることを強く思い起こさせた」と謝意を表明した[3]。
経歴
編集- 1950年(昭和25年) - 茨城県生まれ[1]。
- 1974年(昭和49年)1月 - 外務省語学研修員採用試験(中国語)に合格し、外務省入省[4]。
- 2001年10月 外務省大臣官房総務課企画官兼経済協力局技術協力課首席事務官
- 2002年8月 外務省経済協力局技術協力課長
- 2003年(平成15年)7月 - Ⅰ種職員抜擢[2]。
- 2004年(平成16年) - 香港総領事館領事[1]。
- 2007年(平成19年) - 在ニューヨーク総領事館首席領事[1]。
- 2009年(平成21年) - 外務省大臣官房参事官(国会担当)[5]。
- 2011年(平成23年) - 外務省領事局長に就任[5]。
- 2012年(平成24年)9月11日 - 外務省大臣官房付[6]。
- 2014年(平成26年)5月16日 - 依願免官
- 2019年 (令和元年) 10月24日 - 台北事務所代表を退任
栄典
編集同期入省
編集- 佐々江賢一郎(12年駐米大使・10年外務事務次官・08年政務担当外務審議官)
- 林景一(11年駐英大使・08年内閣官房副長官補・08年駐アイルランド大使)
- 小田部陽一(11年ジュネーブ国際機関政府代表部大使・08年経済担当外務審議官)
- 吉川元偉(13年国連大使・10年OECD大使・09年アフガニスタン・パキスタン支援担当大使・06年駐スペイン大使)
- 高松明(11年駐スロバキア大使・科学技術振興機構理事・06年駐キューバ大使)
- 石田仁宏(08年駐アルゼンチン大使・05年駐ペルー大使・72年語学研修員採用、74年外務省公務員採用上級試験に合格して再入省)
- 四宮信隆(10年駐ポルトガル大使・07年駐ドミニカ共和国大使)
- 原田親仁(16年日露関係担当大使・11年駐露大使・08年駐チェコ大使)
- 目賀田周一郎(11年駐メキシコ大使・08年駐ペルー大使)
- 卜部敏直(11年駐フィリピン大使・07年駐アイルランド大使)
- 遠藤茂(09年駐サウジアラビア大使・07年駐チュニジア大使)
- 多賀敏行(12年駐ラトビア大使・09年駐チュニジア大使)
- 斉藤隆志(10年駐ミャンマー大使・06年駐セネガル大使)
- 城田安紀夫(10年駐ノルウェー大使・07年駐イラン大使・04年イラク復興支援等調整担当大使・01年駐カタール大使)
- 山本忠通(12年駐ハンガリー大使・10年アフガニスタン・パキスタン支援担当大使・08年ユネスコ日本政府代表部大使)
- 山中誠(11年駐ポーランド大使・10年科学技術担当大使・07年駐シンガポール大使)
- 佐藤重和(12年駐タイ王国大使・10年駐オーストラリア大使)
- 中根猛(12年駐独大使・09年ウィーン国際機関代表部大使)
- 黒木雅文(13年駐セルビア大使・09年駐カンボジア大使)
- 西ヶ廣渉(14年宮内庁宮務主管・12年駐ルクセンブルク大使・09年駐リビア大使)
- 吉澤裕(12年駐南アフリカ共和国大使・08年駐フィジー大使)
- 貞岡義幸(10年駐パラオ大使)
- 寒川富士夫(10年駐マラウイ大使)
- 白石和子(12年駐リトアニア大使)
- 高橋二雄(13年駐アゼルバイジャン大使)
- 小池孝行(13年駐キルギス大使)
- 中北徹(07年アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理)
脚注
編集- ^ a b c d ミャンマー政府、沼田幹男大使を認証
- ^ a b “61歳拓殖大卒 外務省局長にノンキャリアを初起用”
- ^ 田中靖人 (2016年3月11日). “台湾で大震災の追悼・感謝式典 日本側、「真の友人」と謝意”. 産経新聞. オリジナルの2021年7月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “(新社長)ニュージーランド大使に野川氏起用”
- ^ a b “領事局長に沼田氏起用”
- ^ “【人事】外務省”. MSN産経ニュース
- ^ “台北事務所長に沼田元ミャンマー大使”. MSN産経ニュース. (2014年6月18日)
- ^ 蔡総統、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹夫代表に勲章授与台北駐日経済文化代表処
- ^ 『官報』号外第106号、令和6年4月30日
外部リンク
編集- 台湾雑感 - 2020年6月15日
- ミャンマー通信1(在ミャンマー日本国大使館ホームページ、沼田大使のミャンマー通信は1から7まである。)
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