神別
平安時代初期に書かれた『新撰姓氏録』には、皇別・諸蕃と並んで、天津神・国津神の子孫を「神別」として記している(「天神地祇之冑、謂之神別」)。さらに神別は「天孫」・「天神」・「地祇」に分類され、天孫109・天神265・地祇30を数える。なお、こうした区分は古くからあったらしく、これは律令制以前の姓のうち、「臣」が皇別氏族に、「連」が神別氏族に集中していることから推測されている。
関連項目
編集参考文献
編集- 阿部武彦「神別」(『国史大辞典 7』(吉川弘文館、1986年) ISBN 978-4-642-00507-4)
- 菊地照夫「神別」(『日本古代史大辞典 旧石器時代~鎌倉幕府成立頃』(大和書房、2006年) ISBN 978-4-479-84065-7)