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*『ベルンシュタイン 民主的社会主義のディレンマ』[[ピーター・ゲイ]]著、長尾克子訳、[[木鐸社]]、1980年 |
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*『ベルンシュタインと修正主義』[[関嘉彦]]著、[[早稲田大学出版部]]、1980年10月 |
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*『ベルンシュタイン 亡命と世紀末の思想』亀嶋庸一著、[[みすず書房]] 1995年2月 |
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*[[マルクス主義関係の記事一覧]] |
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2024年9月3日 (火) 19:10時点における最新版
エドゥアルト・ベルンシュタイン(Eduard Bernstein, 1850年1月6日 - 1932年12月18日)は、ドイツの社会民主主義理論家・政治家。ドイツ社会民主党(SPD)党員。社会民主主義、修正主義の理論的創始者。
経歴
[編集]1850年1月6日ベルリンにユダヤ系の家庭に生まれる。1872年、アイゼナッハ派の党員となる。1875年には、アウグスト・ベーベル、ヴィルヘルム・リープクネヒトらとともにアイゼナッハ派とラサール派との合同を決定したゴータ大会を準備。
1878年、社会主義者鎮圧法が成立すると、スイスのチューリッヒに亡命し、社会民主党の後援者であるカール・ヘヒベルクの秘書となる。1888年、プロイセンの圧力を受けたスイス政府からの国外退去命令により、ロンドンに亡命し、このころ同じくロンドンに亡命していたフリードリヒ・エンゲルスに接近。
1880年から1890年まで、SPDの非合法機関誌“Sozialdemokrat”を発行。1891年には、エルフルト綱領の起草者のひとりとなる。フリードリヒ・エンゲルスの死後、1896年から1898年まで、SPD内部の 修正主義論争につながる「社会主義の問題」と題する一連の論文を発表し、古典的マルクス主義を批判した。労働者階級(プロレタリアート)の生活改善と中産階級の発生を根拠に革命不要説を唱えた。1899年には「社会主義のための諸前提と社会民主主義の任務」を発表。これに対して、ローザ・ルクセンブルクは1900年、「社会改良か革命か」を発表し、激しく反論。ベーベルやリープクネヒト、カール・カウツキーらとも鋭く対立した。
1901年、社会主義者鎮圧法の廃止により、ドイツに帰国。1903年、ドレスデン党大会で修正主義否認が決議され、ベルンシュタインは公式に敗北するが、運動面では根強い支持を得つづけた。1902年から1918年まで帝国議会議員を務める。1913年、社会民主党左派のメンバーとともに軍事力増強法案に反対票を投じる。1917年、カール・カウツキーとともに独立社会民主党(USPD)に参加し、第一次世界大戦が終わり、1919年、社会民主党(SPD)に復帰。1920年から1928年までヴァイマル共和国議会議員を務める。1921年、ゲルリッツ綱領の起草に携わる。
1932年ベルリンで死去。
著書
[編集]- 『社会主義の諸前提と社会民主主義の任務』エドゥアルト・ベルンシュタイン、1899年(邦訳版:佐瀬昌盛 訳、ダイヤモンド社、1974年)
脚注
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関連書籍
[編集]- 『ベルンシュタイン 民主的社会主義のディレンマ』ピーター・ゲイ著、長尾克子訳、木鐸社、1980年
- 『ベルンシュタインと修正主義』関嘉彦著、早稲田大学出版部、1980年10月
- 『ベルンシュタイン 亡命と世紀末の思想』亀嶋庸一著、みすず書房 1995年2月