「ナッシング・ライク・ザ・サン」の版間の差分
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| ThisArtist = [[スティング (ミュージシャン)|スティング]] |
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| Thistitle = ナッシング・ライク・ザ・サン |
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| Day1 = [[1987年]][[10月26日]] |
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| LastArtist1 = [[徳永英明]] |
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| Lasttitle1 = [[BIRDS]] |
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| NextArtist1 = [[藤井尚之]] |
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| Nexttitle1 = [[NATURALLY]] |
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{{オリコン週間LPチャート第1位 1987年|[[1987年]][[10月26日]]付}} |
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[[Category:スティングのアルバム]] |
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[[Category:A&Mレコードのアルバム]] |
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[[Category:オリコンアルバムチャート1位獲得作品]] |
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[[en:...Nothing Like the Sun]] |
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2010年7月2日 (金) 15:37時点における版
『ナッシング・ライク・ザ・サン』 | ||||
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スティング の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1987年3月 - 8月 AIRスタジオ(モンセラット) | |||
ジャンル | ロック、ジャズ、ニュー・ウェイヴ | |||
時間 | ||||
レーベル | A&M | |||
プロデュース | スティング、ヒュー・パジャム、ブライアン・ローレン、ニール・ドーフスマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
スティング アルバム 年表 | ||||
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「ナッシング・ライク・ザ・サン」 (...Nothing Like the Sun) は、1987年にリリースされたスティングのアルバム。タイトルはシェイクスピアの文節をそのまま引用している。「シスター・ムーン」歌詞の一節にも使われており、スティングはこの言葉に心酔していると答えている。
このアルバムには2つの出来事が強く影を落としている。一つめは、病気がちだった母親が1986年に癌で亡くなった事であり、いくつかの曲に物悲しい調子を与えている。二つめは、「The Conspiracy Of Hope」ツアーで南米を訪問した際に知り得た、内戦や監禁を被り殺害された犠牲者たちの事があげられる。この事実は多くの曲に影響を及ぼし、「フラジャイル」「孤独なダンス」(歌詞中でチリの軍部独裁政権大統領アウグスト・ピノチェトを名指しで非難している)では嘆きを、「ザ・ラザラス・ハート」「ビー・スティル・マイ・ビーイング・ハート」では生命・愛・死を主題としている。
その他の曲では、前アルバムから続くジャズの影響がより顕著な「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」「シスター・ムーン」、ハードなダンスナンバーであり米国ビルボード7位にランクインした「ウイル・ビー・トゥゲザー」などがある。余談だが、スティング本人は「ウイル・ビー・トゥゲザー」について元々ビールのコマーシャル用に作曲した事もあってあまり好きではないと伝わっている。
アルバム総販売枚数は200万枚を越え、スティングのベストセラーアルバムのひとつとなっている。
「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」は3年後の1990年中頃、オランダ人プロデューサーのベン・リーブランドによってリミックスされ、スティング活動中止中の穴を埋める格好になった。前奏部の再構成と強烈なダンスビートにより、この曲はイギリスチャート15位にランクインした。のちにシャインヘッドが替え歌として「ジャマイカン・イン・ニューヨーク」がリリースされた。B面には、やはりリミックスされた「ウイル・ビー・トゥゲザー」が収録されている。
このアルバムは、製作過程においてプロデューサーである(エンジニアも兼任)ニール・ドーフスマンの得意技とも言える「フル・デジタル・レコーディング」が施されている(当時は「コストがかかりすぎる」と言う事で敬遠されがちだった)。マスタリングなどは全てデジタル機材にて行われており、録音もデジタルトラックを使用している。ちなみに、世界初のフル・デジタル・レコーディングされたアルバムは、同じドーフスマンプロデュースであるダイアー・ストレイツの「ブラザーズ・イン・アームズ」(1985年、全米1位)である。そのアルバム収録の「マネー・フォー・ナッシング」もマーク・ノップラーとスティングの共作曲であり、ボーカルで参加している。
収録目
- ザ・ラザラス・ハート - The Lazarus Heart 4:35
- ビー・スティル・マイ・ビーイング・ハート - Be Still My Beating Heart 5:34
- イングリッシュマン・イン・ニューヨーク - Englishman in New York 4:27
- 歴史はくり返す - History Will Teach Us Nothing 5:07
- 孤独なダンス - They Dance Alone(Cueca Solo)[1] 6:48
- フラジャイル - Fragile 3:58
- ウイル・ビー・トゥゲザー - We'll Be Together 4:53
- ストレート・トゥ・マイ・ハート - Straight to My Heart 3:54
- ロック・ステディー - Rock Steady 4:28
- シスター・ムーン - Sister Moon 3:57
- リトル・ウイング - Little Wing (ジミ・ヘンドリックス) 5:03
- シークレット・マリッジ - The Secret Marriage 2:02
参加ミュージシャン
- ギル・エヴァンス – オーケストラ指揮
- レネ・ゲイヤー – バックグラウンドボーカル
- Dollette McDonald – バックグラウンドボーカル
- Janice Pendarvis – バックグラウンドボーカル
- ヴェスタ – バックグラウンドボーカル
- Kenwood Dennard – ドラム
- マヌ・カチェ – ドラム
- アンディ・ニューマーク – ドラム
- ギル・エヴァンス・オーケストラ
- Mino Cinelu – パーカッション、ボコーダー
- ルーベン・ブラデス – ボーカル、ギター
- Mark Egan – ベースギター
- ハイラム・ブロック – ギター
- エリック・クラプトン - ギター
- Fareed Haque – ギター
- マーク・ノップラー – ギター
- アンディ・サマーズ – ギター
- ケニー・カークランド - キーボード
- Ken Helman – ピアノ
- ブランフォード・マルサリス - サクソフォーン