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{{告知|議論|山手線方式の廃止にて|Wikipedia‐ノート:曖昧さ回避}}
{{Otheruses|つて存在した国鉄の駅|その他|笹島駅 (曖昧さ回避)}}
{{出典の明記|date=2015年4月25日 (土) 13:27 (UTC)|ソートキー=駅}}
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{{駅情報
'''笹島駅'''(ささしまえき)
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*[[東海道本線]]に存在した貨物駅。[[1986年]]廃止。本項で詳述。
|駅名=笹島駅
*[[名古屋駅]]の開業時の通称。
|画像=Japanese National Railways of Sasashima Station Old factory site.JPG
*[[名古屋臨海高速鉄道]][[名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線|西名古屋港線]](あおなみ線)にある[[ささしまライブ駅]]の開業前の仮称。
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|画像説明=[[ミッドランドスクエア]]より笹島駅跡地を望む
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|よみがな=ささじま
[[Image:Japanese National Railways of Sasashima Station Old factory site.JPG|thumb|250px|right|笹島駅跡地([[ミッドランドスクエア]]より)]]
|ローマ字=Sasajima
[[画像:Sasashima Station.jpg |thumb|250px|right|1977年に撮影された笹島駅。{{国土航空写真}}]]
|前の駅=[[金山駅 (愛知県)|金山]]
'''笹島駅'''(ささまえき)は、かつて[[愛知県]][[名古屋市]][[中村区]]平池町にあった[[日本国有鉄道]](国鉄)[[東海道本線]]の[[鉄道駅#貨物駅|貨物駅]]([[廃駅]])である。[[名古屋駅]]の南側に隣接していた([[営業キロ]]上は同一地にある駅
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|電報略号=サマ
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}}
[[File:Sasashima Station.jpg|thumb|250px|right|1977年に撮影された笹島駅。{{国土航空写真}}]]
'''笹島駅'''(ささまえき)は、かつて[[愛知県]][[名古屋市]][[中村区]]にあった[[日本国有鉄道]](国鉄)[[東海道本線]]の[[貨物駅]]([[廃駅]])である。[[電報略号 (鉄道)|電報略号]]は、サマ。[[名古屋駅]]の南側に隣接し[[営業キロ]]上は同一地にある駅であった


== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
[[地上駅]]で、4面8線のコンテナホームや2面3線の上屋付貨物ホーム、仕分線などがあった。また、駅西側にある[[東海旅客鉄道名古屋工場|国鉄名古屋工場]]の南側にある[[日清製粉]]名古屋工場への[[専用鉄道|専用線]]も存在した。
[[地上駅]]で、総敷地面積は16万平方メートル。東海道本線・[[関西本線]]・[[中川運河]]に挟まれた立地に、4面8線のコンテナホームや2面3線の上屋付貨物ホーム、仕分線などが存在した。また、駅の南西側[[東海旅客鉄道名古屋工場|国鉄名古屋工場]]の南側にある[[日清製粉]]名古屋工場への[[専用鉄道|専用線]]も敷設されていた。


東海道本線の本線上にある駅という扱いっていたが、実際は[[稲沢駅]] - 笹島駅 - [[西名古屋港駅]]を結ぶ貨物線からでないと進入できない構造になっていた。
東海道本線の本線上にある駅という扱いなが、実際は[[稲沢駅]] - 笹島駅 - [[西名古屋港駅]]を結ぶ貨物線からでないと進入できない構造になっていた。

総敷地面積は16万平方メートルで、東海道本線、[[関西本線]]、[[中川運河]]に挟まれた立地となっていた。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
当初[[名古屋駅]]では旅客・貨物共に取り扱っており、貨物設備は駅の両側に分散して配置されていた。また、東海道本線関西本線[[中央本線]]の集まる駅として、これらの各線の間で行き来する[[貨車]]の入換作業も名古屋駅で行っていたため、輸送が増加するにつれて名古屋駅の作業が逼迫してきた。このため旅客と貨物の分離、旅客用の名古屋駅の高架化が実施されることになった。名古屋地区での貨車の入換は[[稲沢駅]](稲沢操車場)へ移転し、貨物取扱は名古屋駅南側に関西本線沿いに建設される駅へ移転することになった。この関西本線沿いに建設された貨物駅が笹島駅である。東海道本線貨物支線(西名古屋港線)の起点としても位置づけられ、長らく名古屋を代表する貨物駅となった。貨物取扱は陸路のみでなく、新たに開削された中川運河を通じて水上からの貨物の中継点としての役目も担っていた。
当初[[名古屋駅]]では旅客・貨物の双方を取り扱っており、貨物設備は駅の両側に分散して配置されていた。また、東海道本線関西本線[[中央本線]]の集まるターミナル駅として、これらの各線の間で行き来する[[貨車]]の入換作業も名古屋駅で行っていたため、輸送が増加するにつれて名古屋駅の作業が逼迫してきた。このため旅客と貨物の分離、旅客用の名古屋駅の高架化が実施されることになった。名古屋地区での貨車の入換は[[稲沢駅]](稲沢操車場)へ移転し、貨物取扱は名古屋駅南側に関西本線沿いに建設される駅へ移転することになった。この関西本線沿いに建設された貨物駅が笹島駅である。東海道本線貨物支線(西名古屋港線)の起点としても位置づけられ、長らく名古屋を代表する貨物駅となった。貨物取扱は陸路のみでなく、新たに開削された中川運河を通じて水上からの貨物の中継点としての役目も担っていた。


[[1929年]]に第1期工事として456号積卸場が完成し、翌年水陸連絡設備3号積卸場が完成した。そして[[1937年]]に正式に名古屋駅から分離されて笹島駅となった。
[[1929年]]に第1期工事として456号積卸場が、翌年水陸連絡設備3号積卸場が完成。そして[[1937年]]に正式に名古屋駅から分離されて笹島駅となった。


しかし、国鉄における貨物輸送の整理に伴い、[[1986年]]に実施された[[1986年11月1日国鉄ダイヤ改正|国鉄ダイヤ改正]]に合わせる形で、業務を西名古屋港線の[[名古屋貨物ターミナル駅]]([[1980年]]開設)に譲り、廃止された。
しかし、国鉄における貨物輸送の整理に伴い、[[1986年]]に実施された[[1986年11月1日国鉄ダイヤ改正|国鉄ダイヤ改正]]に合わせる形で、業務を西名古屋港線の[[名古屋貨物ターミナル駅]]([[1980年]]開設)に譲り、廃止された。


駅跡地は開発途上であるが、てはキルメス・ファンタジなどのイベント会場となったほか、西名古屋港線の旅客化に伴い[[ささしまライブ駅]]が設置され、[[2005年]]には[[デ・ラ・ファンタジア]]と呼ばれる[[2005年日本国際博覧会|愛知万博]]のサテライト開場としても使用された。現在商業施設が建っている
廃止後の駅跡地は広い敷地を活キルメス名古屋(1992年夏に開催。1993年夏にはキルメス・ファンタジカという名前で開催)、木下大サーカスなどのイベント会場となったほか、西名古屋港線の旅客化に伴い[[ささしまライブ駅]]が設置され、[[2005年]]には[[デ・ラ・ファンタジア]]と呼ばれる[[2005年日本国際博覧会|愛知万博]]のサテライト開場としても使用された。その後、駅の跡地「'''[[ささしまライブ24]]地区'''」として再開発が進められた<ref>{{Cite news|title=ささしまライブ24(市政情報)|url=https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/53-10-6-0-0-0-0-0-0-0.html|newspaper=名古屋市|date=2011-06-28|accessdate=2011年8月8日}}</ref>。跡地には[[グローバルゲート]]が建設された


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=== 年表 ===
Expo_2005_Sasashima_Satellite_Studio_De・La・Fantasia01.jpg|デ・ラ・ファンタジア
Sasashima-raibu 24.jpg|再開発の進む駅跡地 (2017年9月)
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== 年表 ==
* [[1929年]]([[昭和]]4年) - 第1期工事完成。
* [[1929年]]([[昭和]]4年) - 第1期工事完成。
* [[1930年]](昭和5年) - 水陸連絡設備完成。
* [[1930年]](昭和5年) - 水陸連絡設備完成。
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* [[1942年]](昭和17年)[[4月1日]] - [[チッキ|小荷物]]の取扱いを開始。
* [[1942年]](昭和17年)[[4月1日]] - [[チッキ|小荷物]]の取扱いを開始。
* [[1954年]](昭和29年)[[9月1日]] - 小荷物の取扱いを廃止。
* [[1954年]](昭和29年)[[9月1日]] - 小荷物の取扱いを廃止。
* [[1961年]](昭和36年)[[3月13日]] - コンテナ貨物の取扱いを廃止
* [[1961年]](昭和36年)[[3月13日]] - コンテナ貨物の取扱いを開始
* [[1974年]](昭和49年)[[10月1日]] - 小荷物の取扱いを再開。
* [[1974年]](昭和49年)[[10月1日]] - 小荷物の取扱いを再開。
* [[1979年]](昭和54年)[[8月1日]] - 小荷物の取扱いを再廃止。
* [[1979年]](昭和54年)[[8月1日]] - 小荷物の取扱いを再廃止。
* [[1982年]](昭和57年)[[11月15日]] - コンテナ貨物の取扱いを廃止。
* [[1982年]](昭和57年)[[11月15日]] - コンテナ貨物の取扱いを廃止。
* [[1986年]](昭和61年)[[11月1日]] - [[車扱貨物]]の取扱いが廃止され、駅廃止。
* [[1986年]](昭和61年)[[11月1日]] - [[車扱貨物]]の取扱いが廃止され、駅廃止。

== 駅周辺の道路 ==
* [[名駅通]]([[2018年]][[9月16日]]に[[笹島線]]と接続)
* [[大須通]](2018年9月16日に[[椿町線]]と接続)
* [[笹島線]](2018年9月16日全線開通)
* [[椿町線]](2018年9月16日全線開通)


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
* 相田 圭介「東京・大阪・名古屋の貨物線」 『[[鉄道ピクトリアル]]』No.808(2008年9月) p. 17 [[電気車究会]]
* 相田圭介「東京・大阪・名古屋の貨物線」 『[[鉄道ピクトリアル]]』No.808(2008年9月) p.17 [[電気車究会]]

== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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* [[笹島信号場]]
* [[笹島信号場]]


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[[Category:名古屋市の廃駅]]
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[[Category:東海道本線貨物線・貨物施設|ささしまえき]]
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[[Category:平池町 (名古屋市)]]
[[Category:戦後の名古屋]]

2023年7月8日 (土) 04:18時点における最新版

笹島駅
ミッドランドスクエアより笹島駅跡地を望む
ささじま
Sasajima
金山 (3.3 km)
(4.0 km) 枇杷島
地図
所在地 愛知県名古屋市中村区平池町
北緯35度9分45秒 東経136度53分2秒 / 北緯35.16250度 東経136.88389度 / 35.16250; 136.88389 (笹島駅)
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 東海道本線
キロ程 366.0 km(東京起点)
電報略号 サマ
開業年月日 1937年昭和12年)2月1日
廃止年月日 1986年(昭和61年)11月1日
備考 貨物専用駅
テンプレートを表示
1977年に撮影された笹島駅。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

笹島駅(ささじまえき)は、かつて愛知県名古屋市中村区にあった日本国有鉄道(国鉄)東海道本線貨物駅廃駅)である。電報略号は、サマ。名古屋駅の南側に隣接し営業キロ上は同一地にある駅であった。

駅構造

[編集]

地上駅で、総敷地面積は16万平方メートル。東海道本線・関西本線中川運河に挟まれた立地に、4面8線のコンテナホームや2面3線の上屋付貨物ホーム、仕分線などが存在した。また、駅の南西側(国鉄名古屋工場の南側)にある日清製粉名古屋工場への専用線も敷設されていた。

東海道本線の本線上にある駅という扱いながら、実際は稲沢駅 - 笹島駅 - 西名古屋港駅を結ぶ貨物線からでないと進入できない構造になっていた。

歴史

[編集]

当初名古屋駅では旅客・貨物の双方を取り扱っており、貨物設備は駅の両側に分散して配置されていた。また、東海道本線・関西本線・中央本線の集まるターミナル駅として、これらの各線の間で行き来する貨車の入換作業も名古屋駅で行っていたため、輸送が増加するにつれて名古屋駅の作業が逼迫してきた。このため旅客と貨物の分離、旅客用の名古屋駅の高架化が実施されることになった。名古屋地区での貨車の入換は稲沢駅(稲沢操車場)へ移転し、貨物取扱は名古屋駅南側に関西本線沿いに建設される駅へ移転することになった。この関西本線沿いに建設された貨物駅が笹島駅である。東海道本線貨物支線(西名古屋港線)の起点としても位置づけられ、長らく名古屋を代表する貨物駅となった。貨物取扱は陸路のみでなく、新たに開削された中川運河を通じて水上からの貨物の中継点としての役目も担っていた。

1929年に第1期工事として4・5・6号積卸場が、翌年に水陸連絡設備と3号積卸場が完成。そして、1937年には正式に名古屋駅から分離されて笹島駅となった。

しかし、国鉄における貨物輸送の整理に伴い、1986年に実施された国鉄ダイヤ改正に合わせる形で、業務を西名古屋港線の名古屋貨物ターミナル駅1980年開設)に譲り、廃止された。

廃止後の駅跡地は広い敷地を活かしてキルメス名古屋(1992年夏に開催。1993年夏にはキルメス・ファンタジカという名前で開催)、木下大サーカスなどのイベント会場となったほか、西名古屋港線の旅客化に伴いささしまライブ駅が設置され、2005年にはデ・ラ・ファンタジアと呼ばれる愛知万博のサテライト開場としても使用された。その後、駅の跡地は「ささしまライブ24地区」として再開発が進められた[1]。跡地にはグローバルゲートが建設された。

年表

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駅周辺の道路

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参考文献

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脚注

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関連項目

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