肥前大浦駅
表示
肥前大浦駅 | |
---|---|
駅舎(2008年4月) | |
ひぜんおおうら Hizen-Ōura | |
◄*多良 (7.9 km) (6.7 km) 小長井**► | |
所在地 | 佐賀県藤津郡太良町大字大浦丙1632 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■長崎本線 |
キロ程 | 75.6 km(鳥栖起点) |
電報略号 | オラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
145人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)12月1日[2] |
備考 | 無人駅 |
肥前大浦駅(ひぜんおおうらえき)は、佐賀県藤津郡太良町大字大浦丙にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅である。
概要
[編集]佐賀県最南端の駅で、当駅と隣の小長井駅の間に佐賀県・長崎県の県境がある。普通列車のみが停車する駅で、肥前浜方面からの列車の一部が折返すほか、1本のみ当駅始発諫早行列車設定がある。県境を挟む当駅 - 小長井駅間普通列車は下り8本・上り8本と長崎本線全区間中で最も少なく、双方向共午前から午後にかけて4 - 6時間程列車発着が無い時間帯がある。
現在は普通列車のみの停車駅となっているが、かつて1957年(昭和32年) - 1958年(昭和33年)の約1年間、上り寝台特急「さちかぜ」が当駅に停車していたことがあった。1958年10月に同列車が「平和」(後に「さくら」)に改称されると同時に、停車取り止めとなっている。
2022年(令和4年)9月のダイヤ改正で、諫早・長崎方面の最終列車は18:35発となった。また、夜の時間帯は肥前浜方面から4本当駅止まりの列車があり、うち2本は折返し上り列車として設定された。
歴史
[編集]- 1934年(昭和9年)12月1日:鉄道省長崎本線多良駅 - 湯江駅間開通(現・長崎本線が長与駅経由で全通)に伴い、一般駅として開設[3]。開設時に既に新潟県にあった同名の駅と区別するため肥前大浦となった。
- 1962年(昭和37年)2月15日:貨物取扱廃止[2]。
- 1982年(昭和57年)9月20日:荷物扱い廃止[2]。
- 1983年(昭和58年)1月:駅員無配置駅となる[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR九州に移管[2]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅舎とホームは地下道での連絡になっている[1]。1線スルー配線では無く原則左側通行であるが、当駅での折り返し列車や近隣駅からの回送列車始発駅となるため、両面のホーム共上下双方の発車が出来る構造になっている。2022年9月22日まで入線していた817系電車に合わせて2両分のホームが嵩上げされている。
無人駅であるが、以前は国道207号を挟んだ商店で乗車券を販売しており簡易委託駅であった[1]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■長崎本線 | 上り | 肥前浜・江北方面 |
下り | 諫早・長崎方面 |
-
駅遠景(2019年3月)
-
駅名標(イラストは竹崎ガニ[5])
利用状況
[編集]2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は145人である[6]。2017年(平成29年)度分から非公表。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 187 |
2001年 | 181 |
2002年 | 198 |
2003年 | 211 |
2004年 | 207 |
2005年 | 197 |
2006年 | 191 |
2007年 | 199 |
2008年 | 200 |
2009年 | 183 |
2010年 | 185 |
2011年 | 175 |
2012年 | 191 |
2013年 | 186 |
2014年 | 169 |
2015年 | 157 |
2016年 | 145 |
駅周辺
[編集]- 大浦港
- 国道207号
- 太良町役場大浦支所
- 佐賀西信用組合大浦支店
- JAさが(佐賀県農業協同組合)大浦支所
- 大浦郵便局
- 祐徳バス停留所「肥前大浦駅前」(鹿島バスセンターゆき、竹崎港ゆき)
- 白浜海水浴場
- 太良町立大浦小学校
- 太良町立大浦中学校
- たら竹崎温泉
バス路線
[編集]- 祐徳バス「大浦駅前」バス停
- 太良町コミュニティバス「大浦駅前」バス停(曜日限定運行)
- 広谷・多良線
- 広谷線
- 道越・多良線
- 道越巡回線
- 今里・多良線
- 今里線
- 大浦駅・役場線
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、22頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、715頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 内閣印刷局, ed (1934‐11-01). “鉄道省告示 第534号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2352) .
- ^ “「通報」●長崎本線肥前白石駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年1月29日)
- ^ “竹崎かに(太良町)”. 佐賀県の観光情報ポータルサイト あそぼーさが. 佐賀県観光連盟. 2022年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
- ^ 佐賀県統計年鑑、2020年9月5日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 肥前大浦駅(駅情報) - 九州旅客鉄道