テレビ朝日土曜8時枠の連続ドラマ
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テレビ朝日土曜8時枠の連続ドラマ(テレビあさひどようはちじわくのれんぞくどらま)は、過去6期に渡ってテレビ朝日(当時:NET)系列の土曜20時台(JST。それ以外の時も有り)に放送されたテレビドラマの枠である。
なおここで紹介するのは、1959年から1976年までに放送された海外作品・現代劇・特撮番組のみとし、中断中および後継の時代劇に関しては
→詳細は「テレビ朝日土曜夜8時枠時代劇」を参照
また現代劇でも、1999年春以降の作品は
→詳細は「サタデードラマ」を参照
更にかつてこの枠で放送されたテレビアニメに関しては、
→詳細は「テレビ朝日系列土曜夜8時台枠のアニメ」を参照
歴史
[編集]- 当初は名作『ローハイド』を筆頭とした海外作品を放送、後に現代劇へと代わり、フジテレビ系列の『東芝土曜劇場』、日本テレビ系列のドラマ路線などと張り合っていたが、アニメ『レインボー戦隊ロビン』設置のため中断、やがて枠が1時間に統一後は時代劇を放送開始した。
- 時代劇が中断(厳密には木曜22:00に移動)後、現代劇が木曜20:00から移動する形で復活、しかしこの時期は、TBS系列の『8時だョ!全員集合』の急上昇で人気は急降下、フジテレビのドラマ路線などと低位置を争っていた。
- そこでNETは、直前の19:30枠で毎日放送・東映制作の特撮番組『仮面ライダー』が人気を上げているのに目を付け、その視聴者をスライドさせるべく、ドラマ枠を20:30までに短縮し、東映制作の特撮番組『人造人間キカイダー』を開始、更に開いた20:30枠にはアニメ『デビルマン』を開始して、『全員集合』に対抗しようとした。結果は『全員集合』には太刀打ち出来なかったものの、今まで以上の視聴率を上げ、その後ドラマ路線は『キカイダー01』、アニメ路線は『ミクロイドS』→『キューティーハニー』をそれぞれ放送、いずれも好評だった。
- だが、再び1時間枠統一後は人気は低下し、現代劇路線は1975年3月29日終了の『天まであがれ』をもって、金曜21:00へ移動というかたちで終了(『天まであがれ』制作の東宝は水曜21:00の時代劇路線へ)、その後は、NHKを退社してまもない宮田輝司会の『宮田輝の日本縦断 ふるさと』を放送した後、久々の海外作品『刑事バレッタ』を放送、終了後は定時番組は置かず、プロ野球中継か単発特番を放送して、1976年10月から時代劇を再開する。
- その後1999年4月に時代劇を木曜19時に移動させ、同枠としては24年ぶりとなる現代劇路線のサタデードラマを開始するが、1年で深夜23時台(土曜ナイトドラマ)に移設。20時台のドラマ枠としては2000年3月で廃止され、現在はバラエティー番組が充てられている。
作品リスト
[編集]▲マークは海外作品。
第1期
[編集]- ローハイド(1959年12月 - 1960年5月)▲ - これのみ20:00 - 20:45。
第2期
[編集]- 指名手配 - ここから20:00 - 20:30。
- 幸福さんこんにちは - ここまで20:00 - 20:30。
第3期
[編集]第4期
[編集]- 空想科学劇場 アウターリミッツ(1964年2月8日 - 9月12日)▲
- 地上最大ショー▲
- 風来物語(1964年11月28日 - 1965年5月22日)
- 乗っていたのは27人(1965年5月29日 - 11月13日)
- 黄色い風土(1965年11月20日 - 1966年4月16日)
第5期
[編集]- ターゲットメン(1971年10月9日 - 1972年1月1日)
- 冠婚葬祭屋(1972年1月8日 - 4月1日)
- うなぎのぼり鯉のぼり(1972年4月8日 - 7月1日) - ここまで20:00 - 20:56。
- 人造人間キカイダー(1972年7月8日 - 1973年5月5日) - これより20:00 - 20:30。
- キカイダー01(1973年5月12日 - 1974年3月30日) - ここまで20:00 - 20:30。
- めしはまだか!(1974年4月6日 - 9月28日) - ここから20:00 - 20:55。
- 天まであがれ(1974年10月5日 - 1975年3月29日)
第6期
[編集]- 刑事バレッタ(第1シリーズ)(1976年1月17日 - 5月8日)▲
参考・『土曜時代劇』までのつなぎ番組
[編集]参考までに、『土曜時代劇』が開始するまでの番組を紹介する。なお放送枠は特例を除き、20:00 - 20:54。また枠変動などに関する記載された番組は関東地区のもの。
- 5月22日・7月24日・8月28日:プロ野球中継(19:00 - 20:54で、19:00の『三枝の大マジメ!?結婚ゲーム』と19:30の『秘密戦隊ゴレンジャー』は休止)
- 7月17日:オールスターゲーム・第1戦(18:30 - 20:54で、18:30の『ANNニュースレーダー』と18:50の『首都圏ニュース』はそれぞれ30分繰上げ、18:00の『超電磁ロボ コン・バトラーV』は『結婚ゲーム』『ゴレンジャー』と共に休止)
- 5月15日:戦え!ぼくらのヒーロー大集合(ゴレンジャー、ロボコンなどが出演)
- 5月29日:衝撃ドキュメント・発見!原始人の謎
- 6月5日:衝撃ドキュメント・戦慄ハンティング
- 6月12日:日本侠客伝・浪花編(1965年東映作品。19:00 - 20:54。なおこの日はプロ野球中継の予定だったが、雨天中止になった)
- 6月19日:衝撃ドキュメント・壮絶!危険にいどむ男
- 6月26日:格闘技世界一決定戦(同日の13:00 - 14:55で生放送された「アントニオ猪木対モハメド・アリ」戦の録画ほか。19:30 - 21:21)
- 7月3日:サイボーグ009(1966年東映動画作品)
- 7月10日:名犬・珍犬映画大特集(『スヌーピーの大冒険』『名犬リンチンチン』『ベンジー』。解説:淀川長治)
- 7月31日:チビッ子祭り!正義のヒーロー総出演(ゴレンジャー、ロボコン、カゲスター、ビビューン、コン・バトラーV、一休さんが出演。司会は水木一郎・ささきいさお・堀江美都子)
- 8月7日:衝撃ドキュメント・残酷!必殺格闘技
- 8月14日:サイボーグ009怪獣戦争(1967年東映動画作品)
- 8月26日:怪奇スペシャル・恐怖!ヘビ軍団大逆襲
- 9月4日・9月11日:スター大挑戦!奇想天外スポーツ大賞
- 9月18日:衝撃ドキュメント・恐怖にいどむ仕事人
- 9月25日:テレビ人気者大集合!!(ゴレンジャー、ロボコン、キョーダインらのほか、ささきいさお、大杉久美子らも出演)
- 10月2日:栄光の歌声!司会で勝負大合戦!!
- 10月9日:プロボクシング中継・世界ジュニアフェザー級タイトルマッチ「リゴベルト・リアスコVSロイヤル小林」(19:30 - 20:54)
おおむね、ドキュメント物や特撮ヒーローショーなどが多かったが、伝説のタイトルマッチ「猪木対アリ」もこの時期行われていた。
参考資料
[編集]- キー局番組編成変遷表
- 毎日新聞・ラテ欄(「参考」のみ)
関連項目
[編集]- テレビ朝日土曜夜8時枠時代劇(中断中および後継)
- サタデードラマ(その後継)
- 毎日放送・NET金曜9時枠の連続ドラマ(『天まであがれ』までの現代劇路線の後継)
- テレビ朝日水曜夜9時枠時代劇(『天まであがれ』制作の東宝の後継)
- テレビ朝日系列土曜夜8時台枠のアニメ(この枠で放送されたアニメ)
NET系 土曜20:00 - 20:45枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
劇
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テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1959.12 - 1960.5) |
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NET系 土曜20時台前半枠 | ||
歌謡百年
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テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (?) |
○○リサイタル
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NET系 土曜20時枠 | ||
テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1962.12 - ?) |
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ドキュメント20世紀
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テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1964.2.8 - 1966.4.16) |
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テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1971.10.9 - 1972.7.1) |
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NET系 土曜20時台前半枠 | ||
テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1972.7.8 - 1974.3.30) |
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NET系 土曜20時枠 | ||
テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1974.4.6 - 1975.3.29) |
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宮田輝の日本縦断 ふるさと
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テレビ朝日
土曜8時枠の連続ドラマ (1976.1.17 - 5.8) |