さきほどのようなブランディング検索の検索結果を日別で取得し、集計し直したものをOmniture SiteCatalystに取り込んだ一例が下記だ。
ツールに取り込むことでTwitterのデータを蓄積することができ、日別、週別、月別といった視点でブランドワードがどのくらい投稿されているかを把握できる。
これらのデータが、他のサイトのデータとともに統合され、参照すべきデータの場所が集約できることも1つの魅力だろう。
また、ツールに取り込むことで、そのツールに組み込まれた機能も利用できるようになる。例えば、アラート機能などを利用すると、前日比で25%以上変化があった場合は、担当者にメールを配信するといったことも可能だ。
今回はTwitterのブランディング検索への利用について触れた。このブランディング検索については、Twitterアカウントが無くても実施可能である。
CGMを利用したブランディング計測では、自社や自社ブランドについて書かれたブログを集計する方法などもあるが、やはりブログを書くということはそれだけ時間がかけられているため、取得できる内容は限られてくる。
それに比べ、Twitterは非常に気軽に投稿できるがゆえに、消費者の生の声に近いものを切り取ることができる。これを活用しない手はない。ぜひ自社を知るための1つのツールとして活用していただきたい。
2001年に国内大手航空会社のシステム子会社に入社後、システムエンジニアとして予解約システムの開発、予約フロー設計に携わったのち、コンテンツディレクターとしてサイトリニューアルなどを手掛けた。その後は、同社内のマーケティング戦略立案支援やウェブ解析の導入や活用促進に携わった。オムニチュアへは2008年に入社。エンドユーザーとしての経験を活かし、現在は企業のオンラインマーケティングを成功に導くためのコンサルティング業務を担当している。学習院大学法学部卒。
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