デバイスそのものは、小さくて四角い、長方形の箱で、マウスよりも小さく、アルミニウムの枠に囲まれており、下面はラバー状になっている。そのなめらかで光沢のある上面パネルの下には、追跡に使われる3つの赤外線センサと2つのカメラがある。さらに、同梱されているUSBケーブルを接続する小さなコネクタポートがあり、前面には作動中に光る小さな緑のLEDがついている。
Leap Motion Controllerでは何ができるのかと思っている人に対する答えは、「たくさん、ただしそれほど役に立つ場面は多くない」というものだ。このコントローラはWindows PCとMacに対応しているが、これを利用できるソフトの大半は、このデバイスのために設計されたアプリストアである「Airspace Store」で提供されているものだ。筆者はこのコントローラを、「MacBook Air」「HP Elitebook Revolve」、スクリーンが大きい「Dell XPS 18」で試してみた。その際、1ダースほどのアプリを試し、「Windows 8」と「OS X」の操作も試してみた。
「Google Maps」のような見慣れたアプリや「Cut the Rope」などのゲームでもこのコントローラで使用できるようになっているほか、Airspace Storeには、他にも楽しく試すことができる多くのゲームや、コントローラの使い方を説明するための教育的アプリがある。そのうちのいくつかは、実際に非常に楽しいものだ。しかし、誤解してほしくないのだが、Leap Motion Controllerは趣味のためのデバイスだ。どれだけすごいと言っても、タッチパッドやマウス、キーボード、タッチスクリーンの代わりになるものではない。これは、必要不可欠のツールというよりは、体験だと考えるべきだろう。ただしたいていの場合、うまく動作することは確かだ。そして、今後適切なアプリが用意されれば、非常に興味深いものになるかもしれない。
Leap Motion Controllerは、Apple製品のような洗練された白い箱に、簡単な説明書と一緒に入っている。その説明書には、コンピュータにつないで、そこに掲載されているウェブサイトからインストール用ソフトウェアをダウンロードする、とのみ書かれている。
Leap Motion Controllerは、MacとWindowsで使用できる(Windows 7および8、Mac OS X 10.7および10.8)。 このデバイスは、筆者がテストしてみたさまざまなコンピュータでうまく機能した。
デバイスのインストール時に同梱される「オリエンテーション」チュートリアルを実行すると、この仮想空間と、ユーザーの指がどのように追跡されているかについて知ることができる。これを見れば、このデバイスが小さな指の揺れなどの微妙な動きや、空中で素早く文字を書くといった動作を検知できることがわかる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力