パスワードをさらに改良する取り組みがインターネット全体で行われているが、Googleはこのほど、「Chrome」ブラウザの実験版に独自のパスワード生成機能を組み込んだ。
この機能は2012年からChromeのオプション機能となっているが、Googleは米国時間9月4日、遅ればせながらこの機能に注目し、まだ荒削りな「Chrome Canary」の新しいインターフェースに追加した。安定版のChromeに搭載される保証はないが、新しいインターフェースに入っているというのは、Googleがもっと一般的なバージョン向けに準備を進めている可能性があることを示している。NetMarketShareの報告によると、Chromeは世界で2番目によく使われているブラウザで、市場シェアは19.61%だという。
Googleの従業員でChromeの動向に詳しいFrancois Beaufort氏はGoogle+で、このツールはCライブラリを使用し「FIPS 181」に基づく自動パスワードジェネレータで、「強力」で発音可能なパスワードを生成すると述べている。
機能を使えるようにするには、Chrome Canaryを起動して、2つのフラグ(chrome://flags/#enable-password-generationとchrome://flags/#enable-save-password-bubble)を有効にしなければならない。そうしておくと、新しいパスワードを要求するフィールドをクリックした時、オーバーレイが開いてパスワードの候補が表示される。Chrome Canaryが既存のGoogle Chromeを上書きすることはないが、実験版なので機能が停止する場合があるとGoogleは警告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来