Gemini 2.0でグーグル検索が会話に進化?新機能「AIモード」テスト開始か

 「Google検索」に「AIモード」が搭載される可能性については以前から報じられていたが、今回、Googleは従業員向けにこの新機能のテストを開始したという。9to5Googleが米国時間2月6日、入手したという従業員宛て電子メールを基に報じた。

Googleのロゴ 提供:Sarah Tew/CNET
※クリックすると拡大画像が見られます

 9to5Googleによると、AIモードは、高度な推論ができる最新のAIモデル「Gemini 2.0」のカスタムバージョンを活用し、より「オープンエンドな質問」や「漠然とした質問」に対応する。既存の検索では十分な回答が得られないような、アドバイスや比較を求める質問、さらには追加の質問ができる双方向のやり取りが想定されているという。

 Googleは社内メールで、以下のような検索クエリの例を挙げている。

  • 「大人6人と子供10人に十分な量のスパゲティを、2回目も食べられるようにするには、何箱購入すればいい?」
  • 「ウール、ダウン、合成素材のジャケットを保温性、防水性、耐久性の観点で比較して」
  • 「アクアスケープを始めるのに何が必要?」
    追加の質問:「サプライ品を購入できる近くの店は?」

 利用するには、通常通り検索を実行した後、既存の「画像」「ニュース」などのフィルターと並んで表示される新たな「AIモード」を選択する。AIモードはGeminiのようなチャット形式のインターフェースで、質問の下にAIによる詳しい回答が表示される。さらに質問を重ねることも可能だという。

 Google検索では、検索結果をAIで要約して表示する「AIによる概要」を2024年5月に米国で提供開始し、同年8月には日本など6カ国、現在は100以上の国と地域で展開している。

Googleのタブレット「Pixel Tablet」(価格をAmazonでチェック)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]