Cisco Systemsは米国時間11月1日、米カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のパートナー向け年次カンファレンス「Cisco Partner Summit 2016」において、エンドポイント向けの高度なマルウェア防御(AMP)を容易にする法人向けソリューション「Cisco AMP for Endpoints」の刷新を発表した。同社の脅威中心型セキュリティアーキテクチャを採用し、予防技術と検出技術、対応技術を組み合わせている。
この新ソリューションの採用によって「エンドポイントセキュリティが大幅に簡素化され、顧客は防御のみに注力する非効率的な技術を捨て去れるようになる」と同社は述べる。「Cisco ONE Advanced Security」ライセンスプログラムの一環として利用でき、SaaSソリューションとして提供される。
Ciscoによると、AMP for Endpointsはマルウェアを侵入時点でブロックするとともに、継続的に脅威を監視するという。また、攻撃を受けた際に企業の従業員が迅速に対応できるよう、シンプルなユーザーインターフェースも備えているという。
AMP for Endpointsには、同社のセキュリティ部門であるCisco Talosによるグローバルな脅威に関するインテリジェンスや、脅威に対するアラートの発行、ファイルの監視、マルウェアの記録も含まれている。
また、脅威データはAMPのエコシステムと他社プラットフォームの双方で共有されるとともに、相互に関連付けられるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。