Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月30日、仮想プライベートサーバ(VPS)サービス「Amazon Lightsail」を発表した。数クリックで起動できる容易さと他のAWSサービスへのアクセスなどが特徴だ。
新サービスとなるAmazon Lightsailでは、開発者はストレージのプロビジョニング、IDとアクセス管理(IAM)などの面倒な設定作業を自分で行う必要はない。
SSDベースのストレージ、DNS管理、固定IPが事前設定されており、数クリックで開始できる。AWSネットワーク上で動くことから、速度と安全性にもすぐれるという。S3、RDS、DynamoDB、CloudFrontなど他のAWSへのアクセスも可能だ。
OSはAmazon Linux AMI、Ubuntu、CentOS、FreeBSD、Debian、開発環境はLAMP(Linux、Apache HTTP Server、MySQL、PHP)、LEMP(Linux、Nginx、MySQL、PHP)、JavaScriptソフトウェアスタックMEAN(MongoDB、Express.js、Angular.js、Node.js)、アプリケーションはDrupal、Joomla、Redmine、GitLabなどを立ち上げることができる。
米国東部(バージニア北部)リージョンで30日に提供を開始した。価格は月額5ドル(メモリ512Mバイト/1Coreプロセッサ/SSDディスク20Gバイト/データ転送量1Tバイト)から。このほか、月額10ドル、20ドル、40ドル、80ドルの全5種類が用意されている。