ローマ法王の心臓にペースメーカー、報道官が明らかに
ロイター編集
2月12日、ローマ法王庁は今月末に退位することを表明したローマ法王ベネディクト16世(写真)が、以前から心臓にペースメーカーを入れていることを明らかにした。昨年10月撮影(2013年 ロイター/Giampiero Sposito)
[バチカン市 12日 ロイター] ローマ法王庁(バチカン)の報道官は12日、高齢を理由に今月末に退位することを表明したローマ法王ベネディクト16世(85)が、以前から心臓にペースメーカーを入れていることを明らかにした。
法王が心臓にペースメーカーを設置していたという事実はこれまで一般に知られていなかった。報道官は、法王が3カ月前にペースメーカーの交換手術を受けたと発表した。
また、手術が定期的な治療の一環で、「(退位の)決断に影響を及ぼすものではなかった」とし、退位の理由は高齢のために職務遂行に必要な力がなくなったためとする説明を繰り返した。
バチカンは11日、法王が今月28日に退位すると発表した。新法王は早くて3月24日に選出される見通し。
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