チェコの脱走犯がエコノミストに「転身」、大金盗み再び逃走
[プラハ 5日 ロイター] -チェコで刑務所から脱走した男が、身元を詐称して博物館のチーフエコノミストとして働き、同博物館から1000万コルナ(約5150万円)を盗んでいたと、同国メディアが報じた。
報道によると、男は昨年6月に刑務所を脱走。その後、別人になりすまして国立農業博物館でチーフエコノミストの職を得ていた。警察が男を逮捕しようと4日に博物館に到着したところ、男は展示ホールと非常階段を通り、タクシーで逃走したという。
博物館の広報担当は男について「ごく普通の人物だった。誰も詐欺師とは考えもしなかった」と述べた。盗まれた金の大半は男のアパートから見つかった。
男は、寄付管理を担当していた教会から1000万コルナを横領した罪で服役していたという。
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