米新規失業保険申請が減少、労働市場の回復強まる

米新規失業保険申請が減少、労働市場の回復強まる
 7月10日、米新規失業保険申請件数は減少した。写真はワシントンの就職フェア会場で2012年12月撮影(2014年 ロイター/Gary Cameron)
[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日発表した7月5日終了週の新規失業保険申請件数は(季節調整済み)、前週比1万1000件減の30万4000件となった。市場予想は前週と変わらずの31万5000件だった。労働市場の持ち直し傾向が強まっていることを示した。
労働市場のすう勢をより正確に表すとされる4週間移動平均は3500件減の31万1500件。2007年8月以降で、2番目に低い水準となった。
ピアポイント・セキュリティーズのエコノミスト、ステファン・スタンレー氏は「労働市場は持ち直している」と指摘。ただ、7月中に多くの工場が設備の入れ替えのために操業を一時停止することからデータが振れやすくなるため、先週の失業保険申請件数を深読みする必要はないと述べた。
6月28日までの週の需給総数は1万件増の258万件だった。

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