中国、南シナ海での石油掘削作業が終了=新華社

中国、南シナ海での石油掘削作業が終了=新華社
 7月16日、中国国営の新華社は、同国とベトナムが領有権を争う南シナ海の西沙諸島近海に設置された石油掘削装置(リグ)を使った作業が終了し、装置が移動されると伝えた。写真左は中国のリグ。5月撮影。ロイターテレビの映像から(2014年 ロイター/ロイターTV)
[北京/上海 16日 ロイター] - 中国国営の新華社は、同国とベトナムが領有権を争う南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島近海に設置された石油掘削装置(リグ)を使った作業が終了し、装置が移動されると伝えた。
付近に石油やガスの埋蔵を確認したといい、新華社は中国石油天然ガス集団(CNPC)が「収集したデータを分析し、次のステップを決定する」と伝えた。
新華社はまた、リグが海南陵水計画と呼ばれる作業に移される予定、とも伝えた。陵水は海南島の沿岸部に位置するものの、次の作業日程や作業場所を明らかにはしていない。
新華社によると、装置を運用する中海油田服務(COSL)<2883.HK>は掘削が15日に終了したとしている。中国側はこれまで、西沙諸島近海での掘削を8月半ばまで行う予定としていた。
*内容を追加しました。

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