サムスン新型TVが搬送中に紛失、産業スパイとの見方も

サムスン新型TVが搬送中に紛失、産業スパイとの見方も
9月4日、韓国サムスン電子の新型有機ELテレビが、独ベルリンでの欧州家電見本市「IFA」に搬送される途中に紛失していたことが分かった。写真は同社のロゴ。7月撮影(2012年 ロイター/Lee Jae Won)
[ソウル/ベルリン 4日 ロイター] 韓国サムスン電子の新型有機EL(エレクトロルミネッセンス)テレビが、独ベルリンでの欧州家電見本市「IFA」に搬送される途中に紛失していたことが分かった。同社が4日明らかにした。
それによると、新型テレビが行方不明になったのは8月21日から28日の間で、警察に届け出られたものの、紛失場所がドイツ国内であるのかも分かっていないという。
報道の中には、この問題が最新テレビ技術を狙った盗難である可能性があり、その場合の損失が数十億ドルに上ると伝えているものもある。
サムスンは、今回の紛失を産業スパイ事件と見ているかという点や、技術流出によって被る可能性がある金銭的ダメージについてコメントを拒否した。

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