モスクワで1000人以上拘束、市議選の野党系候補排除で抗議
[モスクワ 27日 ロイター] - 9月のモスクワ市議選に出馬予定だった野党系候補が出馬を阻まれた問題を巡り、野党支持者などが27日にモスクワ中心部で抗議集会を開こうとして治安当局と衝突、1000人以上が拘束された。
当局は、抗議集会は許可されていないとして参加を阻止しようとしていたが、多くの人々が集まり、「プーチンなきロシア」、「プーチンは辞任しろ」といったスローガンを叫んだ。
7月27日、9月のモスクワ市議選に出馬予定だった野党系候補が出馬を阻まれた問題を巡り、野党支持者などが27日にモスクワ中心部で抗議集会を開こうとして治安当局と衝突、1000人以上が拘束された。写真はモスクワで撮影(2019年 ロイター/Maxim Shemetov)
少なくとも女性1人と男性1人が頭を負傷して重体となっている。独立系団体によると、警官隊は少なくとも1373人を拘束した。ただ、その多くは数時間後には釈放されたという。
警察によると、3500人以上が集会に参加しようとしていた。そのうち約700人はジャーナリストやブロガーだという。一方、抗議活動を支持する団体は、集会参加者の数はそれよりもずっと多いとしている。
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