日韓通貨スワップ協定、韓国から拡大措置の延長申請なし=報道
[東京 3日 ロイター] 時事通信社など国内メディアは2日、日韓通貨交換(スワップ)協定の拡大措置について、韓国側が延長を要請していないと報じた。財務省幹部が自民党の部会で明らかにしたという。
報道によれば、財務省は申請がなければ延長しない方針で、10月末で拡大措置が終了する可能性が高まっている。
急激なウォン安・円高など市場が混乱した際に日韓で通貨を交換するため、政府・日銀と韓国側は2005年に同協定を開始。昨年10月には欧州危機を背景としたウォン安を受けて上限額を130億ドルから700億ドルへ5倍に拡充した。拡充措置は今年10月末が期限となっている。
韓国の李明博大統領の竹島訪問などで悪化した日韓関係を受けて、日本政府は拡充延長を白紙に戻し検討する考えを示していた。
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