オープンAI、利用者に代わりネット上タスク実行する新機能
[23日 ロイター] - 生成人工知能(AI)を手がける米オープンAIは23日、ユーザーに代わってインターネット上のタスクを実行するAIエージェント機能「オペレーター」を発表した。対話型生成AI市場の競争が激化する中、自社商品を強化する狙いだ。
オペレーターは、画面上のボタン、メニュー、テキスト入力などの操作を可能にするモデルによって機能を強化されている。
オープンAIはブログに「この機能はAI開発が新たな段階に入ったことを示しており、人間が日常生活で依存しているのと同じツールをモデルが使うことができ、幅広い新たなアプリケーションに門戸を開くものだ」と記した。
具体的には、オペレーターでは予定表の作成や旅行計画の支援など多様なタスクを実行できる。ウェブサイトへのログイン情報の入力など一部のタスクについては、ユーザーに確認を求める。
オペレーターは現在、米国の「プロ」会員が利用できる。
人間に代わって商品の購入や会合の設定などを行うAIエージェントは現在、AI開発で最前線と位置付けられている。
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