独インフレ率、1月は前年比横ばい コア指数は伸び鈍化
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ドイツ連邦統計庁が31日発表した1月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.8%上昇し、アナリスト予想と一致した。伸びは前月から横ばいとなった。(2025年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が31日発表した1月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.8%上昇し、アナリスト予想と一致した。伸びは前月から横ばいとなった。
一方、変動が激しい食品とエネルギー価格を除いたコア指数は2.9%上昇と、前月の3.3%から伸びが減速した。
ドイツ銀行リサーチのエコノミスト、セバスチャン・ベッカー氏は「長引く経済の低迷は、ますますディスインフレ効果をもたらしているようだ」と指摘。その上で、コア金利は年内にさらに低下するとの見方を示した。
欧州中央銀行(ECB)は30日、主要政策金利の0.25%引き下げを決定。会合後に政策担当者は、次回3月6日の理事会でさらなる利下げを行うことで合意が得られたと語った。 もっと見る
市場はECBによる利下げが年内あと3回行われるとの見方を織り込んでいる。
ただ、ECBが31日公表した四半期ごとの専門家予測調査でエコノミストの2025年のインフレ率予想が2.1%となり、前回の1.9%から上昇したことで、インフレ率は「順調に」目標の2%に達するとのECBの予測に疑問を投げかける形となった。 もっと見る
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