1. Siriの画面認識機能
Appleの「Vision Pro」では、ユーザーが見ているものをシステムが常に把握しています。同様に、iOS 18.4では、SiriがiPhone、iPad、Macの画面上の情報を理解し、操作を支援できるようになります。
例えば、iMessageで妹が新しい住所を送ってきた場合、「この住所を彼女の連絡先に追加して」と指示すれば、Siriが自動で対応します。
2. Siriの新しいアプリアクションカタログ
「App Intents」というシステムを活用し、Siriがアプリを開かずに多くの操作を実行できるようになります。
例えば、「特定の写真を検索して編集し、ファイルアプリ内の指定フォルダに保存する」といった作業を、音声だけで完結できます。
3. 個人的なコンテキストを活用
Siriがユーザーの重要な情報を理解し、よりパーソナライズされた対応が可能になります。
例えば、メール、メッセージ、メモのどこに保存されているかわからないレシピも、Siriがすぐに見つけてくれます。また、パスポート番号やカレンダー履歴などの情報も検索・共有できます。
4. 優先通知機能
Apple Intelligenceの言語理解機能を活用し、通知の重要度を自動で判断。重要な通知をリストの上位に表示し、ユーザーが不要な通知に振り回されることを防ぎます。
5. Image Playgroundの「スケッチ」スタイル追加
「Image Playground」アプリには、アニメーション、イラスト、スケッチの3つの画像スタイルがあると発表されていました。しかし、iOS 18.3ではスケッチオプションが未実装でした。
iOS 18.4では、AIによるオリジナル画像作成時に「スケッチ」スタイルを適用可能となります。
6. EU向けのApple Intelligence機能対応
現在、Apple Intelligenceの機能はEU内ではMacでのみ利用可能ですが、iOS 18.4からiPhoneとiPadでも利用できるようになります。
7. 新しいAI対応言語の追加
Appleは、iOS 18.4で新たな言語をサポートする予定です。
具体的な言語は明言されていませんが、中国語、英語(インド・シンガポール)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、多言語対応が進められています。
まとめ、iOS 18.4でApple Intelligenceが大幅進化
iOS 18.4のリリースにより、Apple Intelligenceの初期機能がほぼ出揃う形となります。昨年のWWDCで発表された内容が、いよいよユーザーの手元で活用できるようになります。
iOS 18.4は4月にリリース予定で、その後のiOS 19ではさらなるAIの進化が6月に発表される見込みです。
あなたが最も期待しているApple Intelligenceの新機能はどれですか?
Reference from : Apple Intelligence in iOS 18.4: Seven new features and changes to expect
New Apple Intelligence features are coming soon in iOS 18.4, here are seven features and changes to expect in the next big iPhone update.
■ iOS18.4 正式リリース!新機能と改善点まとめ(2025年3月31日)
Appleはついに「iOS 18.4」の配信を開始しました。このアップデートでは、Apple Intelligenceの新機能、Apple News+の強化、新しい絵文字、CarPlayのアップデートなど、多くの変更が盛り込まれています。ここではその主な内容をわかりやすくご紹介します。
iOS 18.4の対応機種とアップデート方法
iOS 18.4は、対応するすべてのiPhoneモデルで利用可能です。
ただし、Apple Intelligenceの機能が使えるのは以下のモデルに限られます。
● iPhone 16シリーズ全機種
● iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max
アップデート方法は、iPhoneの設定アプリ →「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。アップデートの反映には時間がかかることもあるため、1日数回確認してみましょう。
Apple Intelligence(AI機能の進化)
対応機種限定で以下の新機能が使えます。
● 優先通知:重要な通知をロック画面上部に表示
● スケッチスタイル追加:Image Playgroundで手書き風スケッチ作成が可能に
● 言語対応が拡大:日本語を含む8言語と2つの英語ロケールに対応
Apple Vision Pro向け新アプリ
Vision Proユーザー向けに、自動でインストールされる専用アプリが登場。
新しい空間コンテンツの発見や、Vision Proの設定情報にすぐアクセスできます。
Apple News+ にレシピ機能追加
● 有名出版社のレシピを掲載
● 検索・保存・手順モードで調理をサポート
● キッチンのコツや健康食などの特集記事も読める
写真アプリの改善点
● Mac/PCから同期していない写真の表示・非表示を切り替え可能
● メディアの並び替え・フィルター機能が統一され、使いやすさ向上
● アルバムの並び替えや、最近表示・共有した項目の無効化も設定から可能
● Face IDで保護された「非表示の写真」はインポート不可に
その他の主な新機能・改善点
● Safari:最近の検索候補が表示され、再検索しやすく
● セットアップアシスタント:子供用アカウントの設定が簡単に
● スクリーンタイム:アプリの削除・再インストール後も制限を維持
● App Store:レビューの要点が分かる「概要」表示を追加。ダウンロードの一時停止・再開も可能に
● ポッドキャストウィジェット:フォロー中の番組や最新エピソードへすぐアクセス
● アンビエントミュージック:日常に合ったBGMを即再生
● Apple Fitness+:コレクションをライブラリに保存可能に
● Homeアプリ:Matter対応ロボット掃除機に対応
● 新たに10言語をサポート:ベンガル語、タミル語、ウルドゥー語など
新しい絵文字が7種類追加!
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ブルームバーグの記者マーク・ガーマン氏によると、Appleは2025年4月に「iOS 18.4」をリリースする予定とのことです。現在のところ、AppleはまだiOS 18.4のベータ版を公開していませんが、期待される機能についていくつか情…
iOS 18.4では以下の新しい絵文字が使えるようになりました。
● 目の下にクマがある顔
● 指紋
● 葉のない木
● 根菜
● ハープ
● シャベル
● スプラッター(飛び散り)
CarPlayの進化
● 画面が大きい車では、ホーム画面のアプリアイコンが3列表示に拡張
● スポーツアプリがスコア表示対応の「Now Playing」画面と連携
● 欧州ユーザー向けには、CarPlayとiPhoneでデフォルトのナビアプリを選べるようになりました
まとめ
iOS 18.4は、大きな新機能こそ少ないものの、日常的に便利なアップデートが数多く含まれています。
特にApple Intelligenceの機能を試したい方は、対応機種を使ってアップデートしてみてください。
気になる機能はありましたか?
今後のアップデートにも注目です。
Reference from :iOS 18.4 now available: Here’s what’s new
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Appleは現在、iOS 18.3のベータサイクルを終了しようとしています。そしてその次のステップとして、iOS 18.4 ベータ 1の登場が間近に迫っています。以下にリリース予定日や詳細を紹介します。