PCスピーカー・アクティブスピーカーの選び方
「PCスピーカー・アクティブスピーカーは、一般的なスピーカーと何が違うの?」「各メーカーの特徴が知りたい」など、PCスピーカー・アクティブスピーカーを選ぶ際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。PCスピーカー・アクティブスピーカー選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!
2024/9/19 更新
目次
PCスピーカーとはアンプを内蔵しているスピーカーで、アクティブスピーカーやパワードスピーカーとも呼ばれます。スピーカーというとアンプを内蔵していないものが一般的で、通常はオーディオシステムを構築する場合にアンプを別途用意する必要があります。しかし、PCスピーカー・アクティブスピーカーならアンプが不要となるため、デスク周りなどでPCをプレーヤーとしたコンパクトなオーディオ環境を構築しやすいのが特徴です。低音再生用のサブウーファーを備えたものや、サラウンド再生に対応したものも存在しており、サブウーファーを左右2基のスピーカーと組み合わせた場合は「2.1ch」と表示されます。
左右2本(ch)のスピーカーで構成され、立体感のある音が楽しめます。サウンドシステムでは基本的な構成ですが、中小規模の部屋でより良いサウンドを楽しみたいという人には最適です。バータイプなど、1つの筐体に2つのスピーカーを搭載している一体型の製品もあります。
左右のメインスピーカーにサブウーファーを加えた構成で、より低音が強調された迫力あるサウンドが特長です。サブウーファーの周波数がメインの10分の1であるため「2」に「0.1」を加えて「2.1ch」と呼ばれます。2chスピーカーと同様に、一体型の製品も販売されています。
PCスピーカー・アクティブスピーカーにはアンプが内蔵されているため、通常のスピーカーと違って駆動に電源が必要です。電源のタイプは大きく分けて、ACタイプ、USBタイプ、電池タイプの3種類があります。
PCなどで再生した音声信号はケーブルを通じてスピーカーに伝送するのが一般的です。使用する再生機器の出力端子に合わせてPCスピーカー・アクティブスピーカーの入力端子を選びましょう。なお、音声はアナログ信号で伝送する場合と、デジタル信号で伝送する場合があり、デジタルで接続したほうがノイズが加わりにくいといわれています。
パソコンやスマートフォン、テレビなど幅広く採用されている端子で、汎用性の高さから多くの製品で採用されています。
米国RCA社が開発した差し込み式のプラグ。「ピンジャック」とも呼ばれ、アナログ音声だけでなくコンポジット映像の伝送用などにも使用されています。
音声をデジタル信号で伝送するための端子で、ケーブルに光ファイバーを使用。接続部分(コネクター)の形状には、角型と丸型の2種類あります。
パソコンをプレーヤーとする場合に役立つ入力方法。給電することも可能なのが他の端子と異なる点で、PCとUSBケーブル1本でつなぐだけで駆動・再生できる製品もあります。
PCとのアナログ接続は2chスピーカーなら緑の端子に
パソコンによっては5.1chや7.1chのサラウンド出力に対応し、さまざまな色の端子を備えているものがあります。これらの端子は、緑ならフロントスピーカー用、オレンジならセンタースピーカーやウーファー用などと、どこに配置するスピーカーにつなぐべきかが色別に決められています。2chのステレオスピーカーをこういった複数端子を持つPCとつなぐ場合には、緑に接続するのが正解なので覚えておくとよいでしょう。ヘッドホンの場合も同様です。
「3,000円」以下の小型モデルが主力で、手軽にPCサウンドをグレードアップしたい人に最適。USB給電モデルが多いのもPCユーザーにはうれしいポイント。また、PCスピーカー・アクティブスピーカーとしてだけでなく、スマートフォンやテレビ用スピーカーとしても使用可能なモデルが人気です。
映画館の音響に使用されるなど、臨場感あふれる音質が高く評価されている老舗の音響メーカー。独自のコンピューター・シミュレーションを駆使したデジタル・シグナル・プロセッシングにより、自然で高品位なサウンドを実現するという「JBL PEBBLES」が人気です。
低価格ながらも高音質を実現したモデルを多くラインアップしており、コスパの高さが評価されています。球状のデザインを採用した省スペース設計の「Creative Pebble」シリーズが人気です。
PCスピーカー・アクティブスピーカーを選ぶときには、配置スペースを考慮することも重要です。特にデスク上でオーディオ環境を構築したい場合には設置スペースの寸法をしっかりと確認しましょう。なお、スピーカーが大きくなるほど高出力になる傾向があります。また、2.1chのスピーカーを選ぶ際は、メインスピーカーだけでなく、サブウーファーの大きさもチェックしておきましょう。
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ハイレゾは“ハイレゾリューション(高解像度)”の略で、音楽用CDを超える音質データのことを指します。JEITA(電子情報技術産業協会)による定義では、サンプリング周波数か量子化ビット数のどちらかがCDスペックを超えているものとなっています。ハイレゾ対応のスピーカーは、CDよりも高音質なハイレゾ音源の情報を引き出せすことができます。
アンプを内蔵しているかどうかです。
PCスピーカー・アクティブスピーカーがアンプを内蔵しているのに対して、オーディオ用スピーカーはアンプを内蔵していません。オーディオ用スピーカーをパソコンと接続して利用する場合、別途アンプを用意する必要があります。