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  • 正直に申し上げると残酷な運命を抱えている様々な人達の話に何度も止めようと思いつつ最後まで読み繋いできました。梯子を登り降りるのは人生そのものだったのですね。過酷な人生、幸せな人生。
    震災は実に多くの人達に過酷な人生を強いて、幸せは束の間の息抜きのように儚いもの。本作品の幸せはほんの最終話に至る数話に過ぎませんでした。
    震災に直面した人達が心を癒せるのは人それぞれですが、決して短くはなかったことでしょう。
    それにしても歩実香さんの人生は過酷過ぎました。二度も交通事故に遭い、思いを寄せる彼とは結ばれることもなかったのです。自分の性格にもよるのでしょうが。
    本作品の救いはハッピーエンドだったことです。凄く重い作品でしたから。
    作者さんも辛かったでしょうね。
    お疲れ様でした。

    作者からの返信

    コメントいただきましてありがとうございました。
    一機読みのようでしたね。文庫本1冊の分量はありましたのに。
    ありがとうございました。
    確かにかなり重い内容でした。
    書く側もいろいろなことを双幅するかのようにかなり複雑な想いで書いた記憶がありますね。
    でも梯子を上り始めた彼女(巴美)だけは最後に幸せにしてあげたかった。
    執筆していた当時、震災の傷も徐々に言えるということは無くとも歩むことは出来る奇跡が描かれたころ。
    まさかその後にこのようなコロナ過と言う新たな心傷にさらされるとは思いにもありませんでした。
    これも生きるために課せられた性でもあるのかと思うほどです。

    花火は人の心に掛ける梯子の端。
    儚くとも、その想いは永遠に残る。

    ありがとうございました。

  •  心に沁みました。
     とても素敵な物語でした。

    作者からの返信

    お読みいただき、またコメントもいただきまして、ありがとうございます。

    再現しきれないところも多々ありますが、災いによって引き裂かれた心と体、そして想い。

    全てを繋いだのがあの花火であった。と言う物語でした。
    その他の作品もお立ち読みいただければ幸いです。
    ありがとうございました。

  •  美しく感動のフィナーレに喝采。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

  •  おめでとう! 辻岡巳美先生、そして、未来の杉村巳美先生。
    人生何が起こるか分からない。 賢い選択を心がけて、幸せな人生を
    送ってください。

  • 昔の「大検=大学入学資格検定」が2004年に「高認=高卒程度認定試験」に
    変わっていたのですね。

    「大検」と云うと忘れられない人がいます。佐賀県出身の女の子で、胸を
    患い、高卒を諦めたが、大検を取って、競争率70人に1人という、難関、
    東外大英米語科に合格した。然し、残念ながら、卒業後間もなく夭折された。

    巳美ちゃんは健康を取り戻したし、恋人で先生もいるし、お母さんにも
    恵まれ、将来は前途洋々ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    そうですね。巳美は苦しんだ分しあわせになりますよ。
    あともう少しで終焉です。二人の幸せな時間を見守ってください。


  • 編集済

    第2話1.あなたとの出会いへの応援コメント

    気持ち、よく分かります。たくさんの人が同じような思いをしたことでしょう。読んでいて辛くなります。

    作者からの返信

    himekon様コメントありがとうございます。
    震災での恐怖ははかりえないものだったと感じています。
    一瞬にして今までの生活がなくなってしまう。
    信じられない事です。
    でもこの物語は、単にその震災の恐怖を描いただけではありません。彼女、巳美。そしてこの後登場してくる将哉と歩実香。
    この三人の傷ついた心が呼び合いそして支え合うその姿を描いたものです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • 巳美ちゃんが医者になりたいとは意外で驚き。
    頭脳だけではなく、経済的な問題もあるし。



    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    確かに、険しい道です。でも支えてくれる人がいるから進める道でもあります。その支えを巳美がしっかりと受け止めて自分の道を見出した。
    この物語もあと3回で終焉となります。さて、二人はちゃんと前に進んでいけるのか、お楽しみに。

  • ようやく最初のシーンにつながりましたね。
    一寸、時間がかかり過ぎた感はありますが、中身が濃くて面白かったです。
    歩実香と巳美が似ているというのが、一種、救いに感じられます。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    ようやく巳美との出会いにこぎつけました。
    でもここで終わりではありません。まだ巳美と将哉、二人の関係がどうなるかが気になるところですよね。これからその場面が始まります。
    でも、もう少しなんですよね終焉まで……

  • 臨場感あふれる描写で、まるでその現場にいたような心の痛みを感じます。
    かかりつけの病院はグローバルな活動をしており、休憩所には派遣医師たちと
    負傷者の写真が張り出してあります。
    ニューヨークの貿易センター爆破事件のときの、消防士たちの活躍を描いた
    本も思い出しました。
    思いがふくらみ、「日本沈没」という空想ものがたりまで思い出しました。
    脳内で眠っていた、辛く悲しい思いを引き出されました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    第47話と48話。48話は来週公開ですけど、大きく話が動き出します。
    この事がきっかけになるんです。
    災害を受けられた方々の悲しみと苦しみははかりえないものでしょう。それをこのような描写でよいものか、いまだに悩んでいるのが本音です。でも人には大きな岐路に立たされそれを選択しなければいけない時が必ずあります。
    その選択が正しいのかそれとも……。それは誰が決めるものでもないと思います。
    将哉が選択した人生の新たな道。
    そして、そこには運命の出会いが待っていた。
    来週号でその事が解ります。
    どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

  • 第37話5.私が昇るべき梯子への応援コメント

    津波災害の実態を知らない。だから、これだけ書いてあってもまだ分からない。矢張り、映像化されないと駄目なのだ。然し、和也の手が巳美の手を放すところは映画タイタニックのシーンの記憶が蘇り哀しみは分る。病院のベッドで「ようやく泣けたね」と言われるところは「おいコー」だね

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    色々と思うところはありますが、まずは震災で傷ついた方々の心を察したいと思います。

  • 第35話4.掴みとれないものへの応援コメント

    難しい題材を生き生きとした物語りに作り上げていく努力が素晴らしい。

    作者からの返信

    いつも応援いただいてありがとうございます。
    これからの展開はかなりシビアです。
    今回はその序章かもしれません………
    それでもお付き合い宜しくお願いいたします。

  • 第22話1.私が昇るべき梯子への応援コメント

    「私が昇るべき梯子」の「私」は誰のことだろう。 「階段」ではなく「梯子」としたのは何故だろう。 いろいろ疑問を投げかけるのがお好きですね。

  • 第2話1.あなたとの出会いへの応援コメント

    rtありがとうございました!読みに来ましたよ!
    なんとここまで一つもセリフがなく、謎めいたモローグが続いているこの作品!まだまだ始まったばかりのようで、この後に期待ですね。
    短い言葉で感情を伝えるのがお上手ですね。ここまでですでにドキドキしてます。
    また読みに参ります。続きも頑張ってくださいね!

    作者からの返信

    コメント本当にありがとうございます。
    これからもお付き合いどうぞよろしくお願いいたします。ペコリ…