第24話
凄く遅くなりましたァ!!
なんも考えず書いてるので先をどうするかとても悩むのです…
あ、後は単純にお仕事が忙しくてってのもありますし、他の方の小説を楽しんでたってのもあります()
新しいネタは浮かぶのに続きを書くとなるとモチベが…
あ、久々の更新ですが短めですどうぞ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さて、朝かな。
それじゃあもっと下を目指していこうか!
あ、その前に配信を始めて…っと。
「おはよー!
じゃあ行こっか!」
「おはよ〜…
ボク、もうちょっと寝てたらダメ…?」
「わたしが背負っていく?」
「おー、よろしく〜…」
「リルはあまりご主人様を甘やかさないでください。
ご主人様、わたくしが抱いていきましょうか?」
「…一華、ツッコミ待ち?」
「え、なに?
開幕から面白いんだけど!
え、草」
:おはよー!って思ったけど開幕笑ったんだが??
:一華さんって見た目とは違ってボケ属性…?
:草
:草じゃないが??
:これ一華さんの表情的にツッコミ待ちとかボケとかじゃなく素だな…??
:天然ボケ要因か…
:草生やしてないでツッコめよ!!
:ツッコミ要因が圧倒的に足りない…
「んんっ、カスミちゃん、頑張って起きて?
先に行くよー!」
「んぁ〜…ねむたいなぁ…
もう少し寝てたらダメぇ…?」
「うっ…!!」
やめてその上目遣いは私に効く…!!
んんっ!!
でも、ダメ!
そろそろ行くんだよ!
…でもちょっと抱きしめて撫でるくらいいいよね?ね?
「はいはい、いくよー!」
「ん。
じゃあ、マスター、行くよ。」
「凛さんがこう言っているのでご主人様、頑張ってくださいまし。
凛さんは早くご主人様を離してくださいな。」
「う〜…はぁぁ
仕方ないなぁ。
頑張ろ〜…ふぁぁ…」
:おぉん…上目遣い可愛い…
:こんなおねだりされたら俺なら即許しちゃうね!
:↑ダメじゃねぇか
:凛ちゃんも結構揺れてたしねw
:でもちゃんとダメって言える辺り自制心強め
:…抱きしめて撫でてますが、自制心つよつよ…?
:※例外はあるものとする
:アウトだよ!!!
「コメント、うるさいよ!」
「ん〜…寝起きで元気だね〜?」
「寝起きなのはマスターだけ。
わたし達はちょっと前に起きてた。」
「んぁ〜…」
「…鳴き声?」
「リル!
ご主人様に失礼ですわよ!
…わたくしも少し思いましたが。」
「とりあえず行くよ!
このままだとずっこここに留まってそうだし」
そんなこんなでダンジョン内とは思えないほどの穏やかさで進み始める。
途中で襲いかかってくるモンスターは縛りをしながら狩っていく。
「はっ!
やっ!!
あぶっ!?このぉっ!!」
「焦らない焦らない〜
焦らなければこのくらいの敵なら余裕だよー」
「グギャァァ!!」
魔物の叫び声がうるさいが、私がカスミちゃんの声を聞き逃すわけが無い。
焦らなければ余裕…
「焦らない…焦らない…
しっかり見て…ここっ!!」
「グガァっ!?」
熊のでっかい魔物、ブラッディグリズリーが私を狙って叩きつけ攻撃をしてくる。
焦って避けてたけど、よく見ればこのくらいなら弾けるね。
私は叩きつけ攻撃を剣の側面で受け流すと、そのまま返しの刃で腕を切り落とした。
「このまま倒し切るのが楽かな!」
「〜〜〜〜!?!?」
「…!!!
一人で、しかも魔法縛りでブラッディグリズリーを倒せた…!!」
ブラッディグリズリーは、今までの私なら魔法アリでもソロ狩りは無理だったであろうレベルのモンスターだ。
それを魔法縛り、さらに言うとかなり余裕を持って倒せた…
やっぱりレベル上がったから、かな?
それと、武器のお陰だね。
「【リアン】、これからもよろしくね。」
「…んー?
あー…ふふ、凛ちゃん、リアンを大切にしてあげてねー。」
「…??
うん、そりゃあ、大切にするけど、何かあるの?」
「んーにゃー?
気にしなくていいよー?」
「気になるなぁ…」
:今度はどんな爆弾があるんだよォ!
:忘れた頃に爆発しそうだから今知りたいなぁ…
:言う気がないならどうしようもないけどさぁ
:うーん、気にしておいた方がいいかも?
「…なるほど、凛、大事にしてればいい事ある。」
「ふふ、そうですわね。
親和性がいいのか、後一週間も掛からずに成りそうですわね。」
「親和性?成る??
えー、わかんないの私だけー!?」
「んふふー、楽しみにしてればいいよー」
とりあえず、暫くここでレベリングかなぁ。
今は下層20層。
かなり強いモンスターが沢山いるが、タイマンなら余裕を持って対処可能。
「あれ〜?
凛ちゃん止まってどうしたの〜?」
「え?
ここが目的地じゃ?
もう下層20層だよ?」
「んーん、今の凛ちゃんならもう少し下に行けるよ〜
その熊さんを余裕で倒せるならねー」
「ん、確かに、30層くらいなら、いける?」
「まぁ何かあれば結界で守りますので安心していいですわよ?」
「…うん!
じゃあ、もう少し行こっか!」
「そっちはだめっ!」
そうして次の階層へと向かい始めると、カスミちゃんが焦った声を上げる。
その直後、足元から光が発生する。
「…へ?」
「凛ちゃ…!!」
最後までカスミちゃんの声が聞けずに、私は光に飲み込まれた。
…ここ、どこ…?
「視聴者さん、ここ、何階層かわかる…?」
:…すまん、わからん。
:俺下層30層までは覚えてるが、見覚えねぇぞ
:マジか…?
:マジだ…
:可能性があるとしたら、メインルートから逸れてる場所…か?
:でもそれにしては下層と壁の質が違うように感じる…
「…深層、かな。
最悪はアビスってことも考えておかないと…」
はぁ、トラップの警戒を怠るとか、一番しちゃダメなことだね。
トラップを見破るためにメガネ付けとかないと…
:メガネ凛ちゃん…珍しい…可愛い!
:↑状況考えろ
:頭沸いてんじゃねぇの?
:迎えに来てくれることを願って、その場で待っとくってのも手だ
:魔物が来ないのを願ってその場に隠れておこう?
「いや、隠れながら進むよ。
せめて深層かアビスかは見極めないと…」
:!?!?
:無茶すんなって!
:その場で待とうぜ!?!?
「…でも、そうはいかないみたいだよ?」
近くにいた火の鳥に見つかってしまった。
…圧がヤバいね。
深層かアビスか分かんないけど、戦える…?
:う、ぉ…
:なんだ、こいつ…?
:画面越しなのに熱さが伝わってくるようなんだが…
:あ、に、逃げて!
「…逃がしてはくれない、かなっ!」
火の玉をいくつも飛ばしてくる火の鳥。
仮称としてフェニックスとしておこう。
「避けるの大変なんだけど…っ!
弾幕ゲーだね…!!」
:案外余裕ある…?
:そんなわけねぇだろ!
:冷や汗をかきながら全力で避けてんだよ!
:一発食らったら即死レベルだぞ!
「ッ、!!
頭もいいとか、反則じゃないっ!?
あっ、ヤバっ…!!」
全部避けていたら、学んだのか追い込むように火の玉を撃ってくるフェニックス。
避け方も無いので追い込まれて、避けれない弾が飛んできた。
喰らう…?
:よ、避けて!!
:いや、無理だ…!避けたら他の弾にあたる…!!
:死ぬのは見たくない…!誰か助けてくれ…!
「このくらいで死んでられないよっ!!!
はぁっ!!」
:…は?
:…気付いたら炎の弾が消えたんだけど?
:り、凛ちゃん、何を…?
:見る余裕があるわけねぇだろ!
:画面越しで見えたのは、剣を振った…?
:あ!!剣が光ってる…!?!?
:ほ、ホントだ…!
:何でか分かんないけど、ゲームで言う覚醒またいなのか…!?
:タイミング神!
:このまま倒せる!
なんとか目の前に来た火弾を剣ではじき飛ばした。
それについてほっと一息、ついた瞬間には目の前にフェニックスが居た。
「ピーー!!」
「んぐっ!?!?
ぐっぁっ、!
はー、そりゃ、火弾を飛ばすだけなわけは無いよね…!」
凄まじい速度で突撃してきたフェニックス。
レベルアップした私の動体視力でもギリギリ反応できるくらいの速度。
私の全速力よりも余裕に早いじゃん…!!
なんとかギリギリで剣を間に差し込んだ。
その結果、剣にヒビが入った。
「…これは、不味い…?」
…いや、やりようはある!
視聴者さんにも手伝ってもらわないと…
さぁて、ギャンブル開始だよ…!
「視聴者さん!
近くに鉱石が転がってないか見て!」
転がってれば剣が治って、剣が強化される!
無ければ剣が折れて私は死ぬ!
「さぁ、勝率何%かな?
分かんないけど、一桁だろうね、相当低いと思うよ?
ふ、ふふ…死ぬかもなのに、楽しいの、なんでだろうね?」
:鉱石だな!
:どこかあるか!?
:…見える範囲には無い!!
:どうする…!?
:凛ちゃんに合わせて画面も動く!見逃さないようにしろ!
:わかった!
「ピィっ!!」
ボォッ!!
「…!?
ふ、ふふ、そりゃ攻撃が二つ三つな訳ないよね…!」
周囲を薙ぎ払うように炎のブレスを吐くフェニックス。
慌てて飛び退いて岩の影に隠れる。
…この岩、溶けてきてる!!
不味いね…
「ふぅ…正面突破あるのみ!!
【風刀術】風花!
散らせッ!!」
即座に追加詠唱もして目の前の炎を払う。
「んッ!?!?」
なんか凄まじい量魔力吸われたんだけど!!
9割くらい吸われるとか…
次ブレス来たらどうしよう…
「今はどうしようもない、よね…!
…カスミちゃん、助けてね。」
私は懐にとある物を確認すると、強く握る。
「ふぅ…行く…
んっ?」
ブレスを吐かれないように接近戦仕掛けようと思ったら、コメントが目に入った。
:右斜め後ろに黒っぽい石があった!鉱石かもしれないから余裕があれば見て!
「視聴者さんナイスっ!!
あれ、かな…!
【ウィンドカッター】!!
今っ!」
1割くらいしか魔力は残ってないが、それでも出せるギリギリを狙って魔法を放ち牽制、その隙に鉱石を拾う。
どんな鉱石かは見てる時間ない!
「お願い…すぐに治って…!」
剣に押し付けると強い光を発し始める。
どうやら即座に治る、といった事はなかったようで、鞘に戻って五分くらいかかるようだ。
「あれ、なんで時間わかったんだろ…?
いや、今はそんなことより、なんとか時間稼がないと…」
「ピィィ!!」
「ふ、ふふ、怒ってるね?
冷静に詰められるよりはマシ、かな。」
さて、どうやって時間を稼ごうかな…
魔力は無い、武器はない。
ふふ、燃えるじゃんね?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます