第22話
「はあ、はあ、は、はあ、ヨウコさんの生命力は回復しました。ですがアリシアさんがハーレムを認めません。これは問題ですね」
「はあ、はあ、はあ、後で、ゆっくりと、考えましょう。僕達は、帰りますので」
「ダメです、ダメですよ。アリシアさんの意識がはっきりしてきました。アリシアさん、私が対応している内にどうかハーレムを認めてくれませんか?」
「もうヨウコのキスは終わりました。解決です」
「いえ、私はエッチな事をしなければ生命力を吸えません」
「キスで良くないですか?」
「キスは時間がかかります。ヤッテしまった方が早いですよ」
「はあ、はあ、ゆるさ、ないわ」
「アリシアさん、もし覆したい場合は納得できる理由をください」
「そんなの、あるわけないわ!」
「認めてくれて助かります」
「渡さ、ない!」
「どうか聞き分けてください。このままでは話がまとまりません」
「リングを解いて!」
「どうか聞いてください」
「その前に拘束のリングを解いて!」
「駄目です。弱い私は強いアリシアさんを抑えきれません。ヤリス君の力があれば亜人スキルを持った私達も急成長することが出来ます」
「嫌よ!」
「亜人スキルは愛の強い女性が多いですから、その分執着も強くなってしまいます。困りました」
「解いて! 自由にして!」
「分かりました」
「早くリングを外して!」
「分かりました。さっきの調教では足りませんか。ヤリス君、アリシアさんを異端者にはしたくありませんよね?」
「……え?」
「そうでしょう? 王命に背き、ヤリス君の才をみんなの為に使わず独占しようとしています。それは悪です」
「異端者、そんな悪者みたいにするのは、ちょっとひどすぎると言うか」
「悪者みたいではなく犯罪者です」
「それは、ちょっとやめましょう」
「ふふふ、そう言ってくれると思っていました。ヤリス君は優しくて偉いです」
「ヤリスに触らないで!」
「やはり強いアリシアさんにあの程度の発情では効きませんか」
テスター先生の手がアリシアに伸びる。
アリシアは発情の魔力を流し込まれて鎖をならし仰け反り、そしてベッドの上で聞いたような声をあげた。
「また魔力が無くなりそうです。ヤリス君、アリシアさんを異端者にしない為に私を女にしてください」
「……え?」
壁に拘束されたアリシアは何度も鎖をならす。
「やはり弱い私程度の魔力では強いアリシアさんにあまり効きませんね」
「十分効いています。大丈夫です。もうこれ以上はおかしくなります。いや、もうおかしくなっていますよ」
「いえ、まだ足りません。ヤリス君、アリシアさんを異端者にはしたくないですよね? 犯罪者から奴隷にするような強引な手を国が使わないと思いますか? 1000の人々を豊かに出来る手がありながら強引な手を使わずに国が黙って見ていると思いますか? 弱い私が対応している内に結果を出す必要があります。ヤリス君、違いますか?」
「く!」
「ゆるしゃ、なひわあ」
アリシアが言葉をうまく話せないほど発情している。
「やはり強いアリシアさんに私程度の力では足りないようです。アリシアさん、3人で仲良くスルのと、私とヤリス君だけで気持ちよくなるの、どっちがいいですか?」
「わた、さ、なひ」
「アリシアさん、3人で気持ちよくなるか、それとも2人で気持ちよくなるかに対して渡さないの回答はダメです。質問には答えましょう。いえ、アリシアさんが皆で仲良くする事を認めなければ2人で気持ちよくなります」
アリシアは鎖に繋がれたままテスター先生に噛みつこうとした。
「危ないです。アリシアさん。この国は皆がそれぞれの役目を果たす事で回っています。誰もが皆の為に力を発揮しなければ国は傾きます。誰かがズルをすれば周りの人もやる気を無くします。そうなれば国が傾きます。私は当たり前の事を言っています。ヤリス君もそう思いますよね? 違いますか?」
「そ、その、通り、です」
俺は結婚をせず、自分の事だけやって目立たず生きていく考えだ。
俺の考えがバレている!?
この国で結婚をしないのはおかしい人間だ。
子供を作らないのはおかしい人間だ。
みんなの為に動かない人間はおかしい人間だ。
「あ、アリシア、せめてキスで生命力を供給するくらいはいいんじゃないか?」
「認めてくれるなら今日は解放にします」
「わたさ、ない」
「残念です。ヤリス君、服を脱いでください、いえ、まずは私からですね。個人授授業の予定でした。まずは先生である私がお手本を見せます」
テスター先生が服を脱いでいく。
布の擦れる音が部屋に響いた。
そして、下着までも脱いでいく。
大きくて形の良い胸。
きれいなくびれ。
存在感のあるお尻。
そして肉感のある太もも。
更に肌はきめ細かくてシミ1つ無く、まるで芸術の到達点にいるようだ。
ゴクリ。
「脱ぎました。ヤリス君も脱ぎましょう。特にズボンのソコが、苦しそうです」
「く!」
「私は後ろからがいいです。ヤリス君はどう思いますか?」
アリシアが叫んで鎖を鳴らす。
「アリシアさんは強くて本当に大変です。弱い私は何度も女になって何度も何度もアリシアさんを発情させなくてはいけません。アリシアさんはどんどん成長し続けています。さあ、ヤリス君、私を女にしてください」
俺は、
我慢できず、
テスター先生を、
女にした。
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