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そもそもコミュニケーション苦手な43歳がどういうふうに英語学習すべきかメモ

こんにちは!

今日は、43歳から英語を始めて、英語で会議をするようになるまで何をしたのか?というところを説明したいと思います!


全く英語ができなかった人なんですが、1時間の会議が、一応「なんとか話が進み、なんとか終わることができた」くらいまで行けたんです。

よく、いわゆる、頭がいい人たちが「英語は話せることが大事じゃなくて、伝えたいことがあることが大事だ。英語が怪しくてもコミュニケーションを取ろうとする気持ちがあればいけるんだ」と言ったりするじゃないですか。でも僕からしたら「そこまでも無理なんだけど?」と思ってたんです。

英語を話す人がいたら、もうダメでした。How are you?とかNice to meet youとか言われても、その後に何をすればいいのかわからないレベルです。

しかし、今回は、「単語やカタカナでもいいのでなんとかコミュニケーションしようとするとなんとかなる」というレベルまでいけたという感じなんです。

なので僕ば「英語を話せるのか?」と言われると、英語ができる人から見たら「初学者の入り口くらい」なんですが、「なんとか持っているものを使ってコミュニケーションはできる」というレベルまでいけたこと自体が大事だなあ、と。

そもそも「知らん人と話す」というのも苦手だし、知り合いとも「土日何をした?」みたいな会話をするのも苦手なので、英語でできるわけないじゃんと気づきました。なので「英語以前にコミュニケーション自体があまりできない」という人なりの戦略を考える必要があるわけです。

というわけで、何をやったらそうなったのか、というのを書いてみようと思います。

いつかちゃんとまとめようと思っているんですが、今回はダイジェスト的に、さらりといきます!

前提

まず、自分の英語は「大学受験の時にやったなあ」くらいのレベルです。早稲田の政治経済学部というところに入っているんで、「勉強できるんですね」と言われがちなんですが、早稲田の問題ってめちゃくちゃハックが効く上に、絶対に出題者も「受験知識じゃなくて、ロジックの展開力を見ているだろ」という問題なので、正直いうと、英語があまりできなくても点数がとれる感じだったんです。

出題者の意図と思想を知って対応すれば解ける系の入試だったんで、実際は英語力はかなり低かったんじゃないかなあ、と。大学入試はメタゲームみたいなものなので(今の入試のことは知りません)。

そして、社会人になって、流石に何度か頑張ろうと思って社会人でやり始めたことはあったんですが、いつも続かなくて、、

一時期、本気でやろうと思って、300時間くらい勉強したのですが、なんというか、ほぼ身に付かなかった感覚がありました。外国の人とあっても、一言も話せない、みたいな感じですね。じゃあテストだったらできるようになったかというと、TOEICを受けても500点くらいでした。一応大学受験もした上で300時間勉強しても全く解けないなら、道のりは遠いな、、と思って諦めちゃったんです。

というので、英語は放置してたんですが、流石にずっとこの状態なのもな、とモヤモヤし続けていました。

のど発音をするとよかった

そんなこんなしているうちに、友達から「90 Englishというサービスを友達がやっているのでオススメだよ」と言われて紹介されちゃったので、いやいや始めることにしました。

英語学習のスタートアップとか色々あって、僕もいくつか投資をしたりしてたんですが、まあ正直、「サービスが良くても自分がダメだからできない」という感覚が強かったんです。

んで、受けてみたんですが、結論で言うと、僕の英語のボトルネックは完全に「発声」でした。

発音ではなくて「発声」という感じです。

シンプルに言うと、英語は「喉の奥から声を出す」とみたいな感じで、口腔内全体や声帯を活用するんですが、日本語だと口先だけで話すイメージが強いのかなと。

特に僕は、日本語でもより口先だけで話すタイプで声もか細いし、大きな声を出そうとすると「声を張る」みたいにしちゃうので、喉もすぐ痛めてしまう感じだったのですね。

なので、この喉を震わせて低い音を出す、みたいなのを最初にやりました。こうすると、Rとかの発音や、「リンキング」と呼ばれるような、単語と単語が繋がって聞こえるやつとかも、丸暗記する必要がなくなり「まあ、喉から発音してりゃこうなるよね」と言うのがわかるのでよかったです。

このあたり、良い本がいまいち知らないんですが、以下の本とか

こちらの本は同じようなことを言っているなと思いました。s

最近だとYouTubeの方がいいかもですね。

という感じで、このあたりをやり始めると、一気に勉強の効率が上がりました。シャドウイングとか、音読とか、その辺りのやつも、発声ができていないとかなり遠回りだったなあ、と今から振り返ると思います。

文字起こしをするとよかった

その上で何をするかというと、まずは「シャドウイング」と「会話」でした。

シャドウイングは90Englishの教材を使って、TEDなどでやりました。どこがリンキングするか、リダクションするか、などを中心にやりまくりつつフィードバックをもらうという感じです。

フィードバックは先生からもそうなんですが、個人的によかったのは「Google Pixelのレコーダーに向かって喋る時に書き起こしもしてもらう」です。英語として発音が良ければ正しく書き起こされるはずなので、それをベンチマークにしていました。

やりはじめの頃は「お前の言語・・・中国語だよな?」とGoogleに確認をされるくらいマジでボロボロで、かつ書き起こし精度も10-20%くらいだったので「これは音声書き起こしの精度が悪いな」と思ってたくらいです。

(実際に日本語でやると、95%くらいの精度で書き起こされてたので、絶対にシステムのせいじゃない)。

意識してよかったのは、のど発音をすることと、「音節の数」です。

よく言われますが、例えば「strong」を日本語ぽく言おうとすると「ストロング」になって、5音節です。しかし、実際の英語だと1音節だったりするので、、音節がズレるとマジで文字起こししてくれないんですよね。

というので「音節の数を意識しないとなー」とかは大きな気づきでした。

あとは、「よく使われる奴ほど、なんかめっちゃ省略されて、合体して発音したりする」と言うのをちゃんとやりました。例えば「But I …」みたいな時に「バット アイ・・・」みたいには言わずに、多くのアメリカ人が「バタイ」みたいに言うとかです。繋がっちゃうわけですね。

もっと言うと「but I」のtがuとIと言う母音に挟まれると、tはら行ぽくなるので、「バライ」みたいになる・・・みたいなのを覚えてやりました。これ、初めて聞くと「うへえ」となるんですが、実際はめっちゃパターン化できるのでそこまで大変じゃなかったです。

このあたりは以下の本にもたくさん書いてありました。

そんなこんなで、今となっては、90%くらいの精度を出せるようになっています。もちろん、流暢さとか「ネイティブみたいだなー」と言う感じはほぼゼロで、明らかに「日本人が辿々しく話している」感じなんですが、少なくても「機械は理解できる」というレベルになっています。

会話は持てる武器だけで

会話は、なんかすぐに「この言い回しができないな、覚えよう」とやりがちなんですが、覚えられない上に、覚えることが増えて嫌になっちゃうのでやめました。

持っている武器だけで戦うのがいいなと。

もちろん、ある程度のパターンは知らないといけないので、パターンは以下でやりました。12歳くらいまでは生きたいという強い気持ちで買いましたが、8歳くらいのレベルで挫折はしています。8歳児くらいのパターンでとりあえず勝負しています。

例えば海外の人と打ち合わせするときに「海外だと多くの漫画が正式に流通していないので、海賊版が読まれてしまっている。しかもそれはイタチごっこで潰すことができない」みたいに言いたいと思ったとします。

でも英語の語彙レベルとしては中学生よりもちょっとした、くらいしかない僕が、これをそのまんま言おうとしてもフリーズしちゃうんですね。

なので

「Outside of Japan, many manga fans use illegal services to read manga. Of course Japanese publisher try to remove this , but new service quickly pop up. It's endless! 」
(日本の外だと、多くの漫画ファンはイリーガルなサイトで漫画読んでるよね。もちろん、日本の出版社もそれを取り除こうとしているけど、すぐ新しサービスが出てくるからイタチごっこなのさ、HAHAHA)

みたいに言います。正しいかどうかはわかりませんが、大体通じている感じがします。

とりあえず「正しい英語を使う」よりも「こちらの伝えたいメッセージを、なんとか相手に届ける」と言うのを意識すると良いという当たり前のことをやっているわけです。

これも目新しいわけじゃなくて、「パターンをおぼえて入れ替えろ」というやつでうs。ニック先生の本とかは大体そういう主張なので、すごくわかりやすいです。

もちろん、その場でなんとか凌いだりしたら、後で調べてもっといい表現にしてもらって、練習するとかすると良いです。

漫画読むとよかった

よくネットフリックスとかで英語のドラマを見ようぜ!みたいな学習方法があるんですが、個人的に「そもそもドラマとかが見れない(怖いから)」という性質があって・・・。生身の人間が出ているドラマってドラマティックなことが起こるからめっちゃストレスなんですよね。

というわけでそういう勉強ができないんですが、漫画は読めるので、漫画を読みました。

Langakuというサービスを使っています。ジャンプ漫画が英語で読めたり、日本語で単語を解説したりとかしてくれる、すごく良い英語学習アプリです。

暗殺教室とかをちまちま英語で読みながらやっています。

問題としては「暗殺に関する単語ばかり覚えてしまう」というのはありましたが、学園漫画はやはり会話が身近なので、読みやすかったです。

というわけで

「未学習者」から「超初心者」くらいまで入ることができた、というのが今の段階くらいです。

こっからは英単語を覚えて、パターンを覚えて、英文法をやって、瞬間英作文をやりつつ、日記を書いたり、リスニングをしたり、シャドウイングをやりまくると、少し上達しそうだなと思えるようになりました。

それまでは「何をやってもできるようにならん」という感覚だったのですが、ようやくそこから抜け出せたなあ、と。

ちなみに、これはかなり英語が苦手な人のパターンなので、このあたりをさっくりと超える人がたくさんいるのは理解しているんですが・・・。僕レベルで英語挫折している人は何かの参考になればと思って書きました。

では!

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