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2024.06.10

「やらない後悔よりやって後悔を。ハワイで学んだ法律と、見えてきた自分だけの道」武田真咲さん

法学部学生ゼミ・研究室留学国際交流Meijing

連続テレビ小説『虎に翼』の主人公・寅子のモデルとなった三淵嘉子さんも通った明治大学で法律を学ぶ武田真咲さん。法学部の短期海外留学プログラム「ハワイ大学春期法学研修」に参加するなど学びの幅を広げています。留学したきっかけや、将来の夢について伺いました。

明治大学での学生生活を紹介してくれた方武田真咲さん(法学部法律学科3年)

プロフィール写真

武田さんのMeijingは、「未知の領域の中で自分の道を見つける」を意味する”Navigat” ing

検察官への憧れから法学部へ

明治大学に進学を決めた理由を教えてください。

中高生の頃から、「国境を越えた多くの人々とコミュニケーションを取れる人になりたい。そんな仕事をしたい」という漠然とした夢がありました。高校でも短期の語学研修でイギリスに行きました。その時は全く英語が話せず、日本人の友人と日本語ばかりで会話をしてしまいました。

現地の方々と英語で話した時に、異文化への理解を深めて、「もっとコミュニケーションを取れたら」とその時は少し悔しくなりました。それから海外留学についても考えるようになる中で、明治大学がグローバル教育に力を入れていることを知り、進学を決めました。

明治大学法学部での学びについて教えてください。

海外の刑事ドラマを見て検察官への憧れを抱いたことがきっかけで、法学部に進学しました。入学前までは、法律は難しくて堅苦しいものだと思っていました。

しかし、実際に勉強してみると解釈の仕方も解釈する人や場面で異なり答えが一つではない面白さを知り、自分で考えることが楽しくなりました。また、法律関係のニュースやドラマも、法律を知っている立場から視聴できるようになりました。連続テレビ小説の『虎に翼』も見ています。女性法曹の先駆者が明治大学の先輩だったことは、「私も頑張ろう」と勉強のモチベーションになっていますね。

明治大学の模擬法廷教室にて 明治大学の模擬法廷教室にて

友人の誘いがきっかけで飛び込んだハワイ留学

ハワイ大学春期法学研修に参加したきっかけを教えてください。

留学に興味があるけれど、なかなか行動に移せていなかったところ、友人が誘ってくれたことです。長期留学も視野に入れた上で、「一度海外で法律を学ぶ体験をしてみたい!」と思い、決意しました。大学1年次から応募ができる留学プログラムだったことや、ハワイ大学は環境法が有名だったため、それを現地で深く学んでみたいと思ったこともきっかけです。アメリカは自分の意見を大切にする国なので、そういった場所で私も発言できるようになりたいという思いがありました。

留学中に苦労したことや成長したことについて教えてください。

直前まで英語を勉強していても、いざネイティブの方を前にすると、「自分の発音で伝わるかな」という不安が大きく、最初は引率の先生方や友人に頼ってばかりで苦労しました。何も発言できない時もありましたが、「これでは留学している意味がないから自分で変わらなくては!」と思い、授業後などに積極的に簡単な英語で質問したり、意見を述べたり、自信を持って話すように心掛けました。

ハワイでは少人数授業で意見や質問がしやすい環境だったこともあり、日本に帰ってきてからも先生や院生に積極的に質問する習慣が身に付きました。

日米で法律を学んで感じた違いを具体的に教えてください。

日米で重きを置く法律が違うと感じました。日本では六法を重要視した授業が多いですが、ハワイでは自然が豊かでサンゴ礁が豊富にある地域ということもあり、日本とは異なる視点で「環境法」の研究などに取り組んでいる印象を受けました。AIを使った裁判に関する授業などもあり、とても面白かったです。

ハワイ大学で授業を受けたコートルーム(法廷)前での一枚ハワイ大学で授業を受けたコートルーム(法廷)前での一枚

見えてきた自分だけの道

将来の夢について教えてください。

知的財産法のゼミナールに所属しているのですが、将来は海外で日本のドラマやアニメーションの版権を扱う仕事がしたいと思っています。その夢を叶えるために、長期留学も考えています。度々、版権を巡るトラブルも発生していますし、「良い作品を守りたい」という思いがあるので、専門知識を身に付けてそうしたトラブルを解決していきたいと思っています。

明大祭実行委員会に入っていると聞きましたが、その活動について教えてください。

何かサークルに入りたくていろいろなサークルを見ていく中で、「活動的で皆と仲良くなれそうだな」と思い明大祭実行委員会に入りました。私の担当は明大祭の参加団体を当日まで支援する担当で、参加団体の学生とコミュニケーションをしっかり行う必要がある点で気を遣うことも多く、大変でした。でも、この活動を通じて、「自分は人と話しながら何かを進めていくことが好きだな」と再確認できましたし、「裏方として支えていく仕事も楽しいな」と思えるようになりました。

キャンパスではさまざまな出会いがある キャンパスではさまざまな出会いがある

高校生の皆さんにメッセージ

明治大学には、さまざまな留学プログラムがあるので挑戦できる環境が整っています。私は、大学に入ってから想像もしていなかったものに興味を持ったり、やりたかったことに挑戦できたりしました。初めて何かをするのは自信もないし難しいことだと思いますが、自分ができる範囲で一歩を踏み出すことが大事です。私は、明治大学に入って、やらない後悔よりやって後悔した方が良いと考えられるようになりました。皆さんも恐れずたくさんのことに挑戦してみてください。絶対に実りのある経験になります!

武田真咲さん写真

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