とどまることを知らない、韓国ドラマブーム。当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優たちの芸能事情を語ります。
『イカゲーム』シーズン2でトランスジェンダーの人物を熱演！
年末年始、韓国芸能界で話題になった人物といえば、俳優のパク・ソンフン。
まずは12月26日に配信開始し、ふたたび世界的ブームを巻き起こしている『イカゲーム』シーズン2。新キャスト勢の顔ぶれが注目を浴びていますが、その中でも特にパク・ソンフンの演技は絶賛されています。
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彼が演じているのは、特殊部隊出身でトランスジェンダーのヒョンジュ。個人的には『イカゲーム』シーズン2出演陣の中で最も印象に残ったと言えるほど、すばらしい演技を披露。繊細な心と情の厚さを持ちつつも、元特殊部隊の兵士ならではの強さと逞しさを兼ね備え、強くて美しいヒョンジュのキャラクターにすっかり心を掴まれてしまいました。
今年、40歳になるパク・ソンフン。以前別の記事でも紹介したことがあるのですが、遅咲き俳優として知られています。デビューは2008年ですが、大ブレイクはソン・ヘギョ主演ドラマ『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』（2022〜2023）や昨年大ヒットした『涙の女王』で悪役を演じたのがきっかけ。特に『涙の女王』でのユン・ウンソン役は強烈なインパクトを与えました。
そして『イカゲーム』では、悪役俳優からイメチェンし、“手術費用を稼ぐためにゲームに参戦したトランスジェンダーのヒョンジュ”を熱演しています。『イカゲーム』シーズン２のキャラクタービジュアルが公開された際には、女装をしたパク・ソンフンの姿は世間をあっと言わせました！
さらに驚かされたのが、実は『涙の女王』と『イカゲーム』の撮影期間が被っていた……というエピソード。ユン・ウンソンとヒョンジュという全く正反対の役柄を完璧に演じ分けたパク・ソンフンの演技力に、世界中が魅了されました。
『涙の女王』のヒットによって世界的な知名度が急上昇し、今年は日本で初のファンミーティングも開催。そして年末に『イカゲーム』シーズン2……と、大活躍した2024年が幕を閉じるはずでしたが……。
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