【DeNA】日本一連覇を目指す今季 鍵を握るし烈な「正捕手争い」 バウアー加入で"勢力図"にも変化が?

2025年2月5日(水)18時51分 ココカラネクスト

昨年は山本が主戦捕手として、チームをけん引した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 昨年、リーグ3位から26年ぶりに日本一を達成したDeNAにとって今季は、リーグ優勝から日本一連覇の完全Vを目指す大事なシーズンとなる。

 そんなチームでは大事な司令塔となる正捕手争いにも注目が高まりそうだ。

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 昨年、1軍出場したのは4人。最も多く主戦として出場したのは山本祐大でキャリアハイの108試合に出場、打率.291をマークした。エース左腕の東克樹とのバッテリーでも知られ、昨年は「打てる捕手」としても存在感を示した。9月に右手首に死球を受け、骨折離脱した際にはチームに衝撃が走った。

 一方、山本離脱後、特にポストシーズンにおいて存在感を示したのは戸柱恭孝だった。CSでは阪神とのCSファーストS第2戦から7試合連続先発出場、全試合で安打を放ち、打率.346、1本塁打、6打点をマーク。攻守でチームをけん引、CSのMVPに輝いた。

 ベテラン捕手の伊藤光は39試合に出場、打率.205、1本塁打、14打点に終わった。ポストシーズンにおいては阪神とのCSファーストS初戦で先発マスクを任されたが、その後、左ふくらはぎ肉離れのため、チームを離脱。日本シリーズの戦いの場にはいられなかった。

 また今季はともに4月に戸柱が35歳、伊藤が36歳シーズンを迎える中、正捕手争いにからむことが期待されているのはプロ3年目の松尾汐恩にもある。

 非凡な打撃センスは知られるだけに、守備を固める意味でもいかに多く1軍で先発マスクをかぶれるかも注目となりそうだ。

 また、そんな中で再びサイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーがチームに加入することも正捕手争いのバランスに影響を与えそうだ。

 前回2023年シーズン、バウアーの女房役を主に務めたのはベテランの伊藤だった。登板前に綿密なミーティングを行い、試合に臨むなど、きめ細かいケアで日本球界での活躍をアシストしたことも知られている。

 バウアーは再合流となった今季について、沢村賞を狙うと発言。シーズン序盤からのフル回転を誓っている。となれば、相性のいい伊藤の出場が多くなることも予想される。

 扇の要とも呼ばれる捕手陣がハイレベルな争いをくり広げれば、それだけチーム力の底上げにもつながる。

 今季スローガン「横浜奪首」を体現すべく、三浦大輔監督がどのような捕手起用で目指す守りの野球を固めていくかも注目されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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