Lightning搭載iPhoneが欧州で販売打ち切り、次期iPhone SEはどうなる?
マイナビニュース / 2025年1月29日 22時0分
2025年になる直前、2024年12月27日をもって、EU域内の29の国や地域でiPhone SEとiPhone 14の販売が終了となりました。これはEUにおいて、スマートフォンの充電ポートがUSB-Cに統一される法律の施行に適応するためでした。
しかし、販売価格を抑えたiPhoneが製品ラインアップから姿を消すことで、EUにおけるiPhone販売の落ち込みが懸念されます。そこで、EUにおけるiPhoneの販売戦略を中心に、現在の状況を整理していきましょう。
Lightning廃止のこれまでの経緯
EUにおいて、携帯電話の充電ポートをUSB-Cポートに統一する、という根拠となっているのは、2022年に可決・施行された「EU Directive 2022/2380」でした。
Appleとしては、不要となった充電器やケーブルが出てしまうことに起因するデジタル機器の環境問題、ユーザーに対して充電器やケーブルの買い替えを促す必要があり不利益となる点、テクノロジーの自由な発展の阻害となる点などを指摘し、法案には反対してきました。
しかし、Appleの訴えは聞き届けられませんでした。むしろ、米国企業であるAppleだからこそ聞き届けられなかった、と見るべきかもしれません。
Androidスマートフォンの多くは、すでにmicroUSBポートからUSB-Cポートに移行しており、この法律で困るのは独自規格のLightningを採用していたAppleぐらい。米国企業が困ることは喜んで実施する、というのがEUのこれまでの経緯であったことから、Lightning排除ともいえるUSB-C標準化を躊躇なく実施したのでしょう。
法律への対応のメリット
iPhoneにおける独自規格を手放す判断をすることになったAppleですが、一方でLightningポートをUSB-Cへ置き換えていた製品もあります。それはiPadです。
iPadは、2018年に現在のデザインを採用したiPad Proを発表し、LightningポートからUSB-Cポートへと移行しました。これによって、最新のiPadラインアップでは転送速度が大幅に向上し、USB 3.2 Gen 2の10Gbps、最新のiPad ProではUSB 4・Thunderbolt 3の40Gbpsをサポートしています。
同様のことがiPhone 15 Pro以降のProモデルでも起きており、USB 3.2 Gen 2の10Gbps転送に対応。大容量の写真やビデオの転送が高速化されました。
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