LINEヤフーは、学校向け総合ソリューション「LINEスクール」を発表した。その第1弾として、学校と保護者が「LINE公式アカウント」を通じて連絡を取れる「LINEスクール 連絡帳」の提供を開始した。

 「LINEスクール 連絡帳」は、各学校の「LINE公式アカウント」を通じて、学校と保護者間の連絡を行えるサービス。「遅刻/欠席/早退連絡」や「おたより配信」に加え、「掲示板」「日程調整」「資料提出」などの機能を備えている。提出物のリマインドも自動化できるため、教職員や学校の負担軽減が期待される。さらに、外部の学習eポータルサービスと連携し、名簿管理や年度更新が可能な機能も今後実装予定。

 このサービスは、「LINE公式アカウント」と、エースチャイルドが提供する保護者連絡システム「つながる連絡」を連携させることで実現。基本機能や「LINE公式アカウント」の利用料金を無料で提供する。

 学校や教職員は、Webブラウザ上の「つながる連絡」の管理画面を操作することで、これまで紙のプリントや電話、メールで行っていた連絡やアンケート配布、日程調整などを、学校の「LINE公式アカウント」を通じて行える。一方、保護者は、日常的に使用しているLINE上で、遅刻・欠席の連絡をしたり、学校からの情報を受け取ったり、提出物を送信したりすることができる。

 「LINEスクール 連絡帳」には、フリープランとベーシックプランの2種類が用意されている。フリープランでは、学校と保護者の基本的なコミュニケーション機能を無料で利用できる。ベーシックプランでは、コミュニケーション関連機能や、管理機能などが利用でき、学校のデジタル化を本格的に進めたい場合に最適なプランとしている。また、有料オプションとして集金機能なども用意されており、ニーズに応じて追加できる。なお、いずれのプランでも「LINE公式アカウント」の利用料金は発生しない。

 さらに、2026年3月末までは無償トライアル期間として、ベーシックプランのすべての機能を無料で利用できる。