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「慶大トリオ」をポストシーズンでも ソフトバンク廣瀨隆太、かつての守護神からの一発で猛アピール

 ◆ファーム日本選手権 ソフトバンク2―6DeNA(5日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 ソフトバンクのドラフト3位ルーキー、廣瀨隆太内野手(23)=慶大=がポストシーズンでの1軍入りを猛烈にアピールした。

 6点ビハインドの9回1死一塁。昨季までソフトバンクに在籍した森唯斗の変化球を左翼スタンドに運んだ。「点差もあったので、ホームランを狙っていこうと思った」。チームの零封負けを阻止する一打となり、この試合の優秀選手にも選出された。

 今季はウエスタン・リーグに94試合出場し、打率2割5分5厘、3本塁打。主に二塁を守り、存在感を示した。「ここまで頑張ってきて、ウエスタンは優勝したので、この機会をもらったからには優勝したいと思っていた」と明かした。

 打撃では存在感を示したが、二塁の守備では悔しさも味わった。4回2死一、二塁で後方への飛球をグローブに当てたが捕球できず、2点を先制された(記録は右前打)。結果的に黒星につながるプレーとなり「捕れたっすね」と悔やんだ。

 「一発勝負の場面に強くなっていかないと、選手としてレベルは上がっていかない。いい経験になった」。ルーキーイヤーは二塁手のけが人が重なった時期に1軍を経験。35試合に出場してプロ初本塁打も放ち、慶大の先輩の柳町達、正木智也とともに活躍した。「CS(クライマックスシリーズ)が終わるまで、少しでもチャンスがあるなら、つかみにいきたい。気を抜かずに頑張りたい」。7日からの秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」でアピールを続け、再び訪れるチャンスを待つつもりだ。

(浜口妙華)

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濱口 妙華

濱口 妙華

記者

福岡県八女市出身。 佐賀総局や熊本総局などで警察や行政を担当。熊本総局では熊本地震の取材に奔走した。 運動部では「タカ番」として日々奮闘中。高校野球と漫画「ハイキュー‼」をこよなく愛す。

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