“ニューヨークの朝食の女王”が新宿にオープン 噂の朝食メニューを食べに行ってみた朝食いただきました

現地に行かなくても食べることができる世界の名店がまたもや日本に上陸しました。その名は「Sarabeth's (サラベス)」。

» 2012年11月01日 11時17分 公開
[北本祐子,ITmedia]

 去年マカオで喜び勇んで通った有名なエッグタルトのお店。そこに置いてあったパンフレットで、大阪に支店があると知ったときのやるせなさといったら……。そういう経験をした人は多いのではないでしょうか?

 ここ1年だけで振り返っても、イタリア・ナポリのピッツァの名店「ピッツェリア ダ・ミケーレ」、アメリカ・ハワイのハワイアンパンケーキが人気の「カフェ・カイラ」と、現地でも行列が絶えない店舗が続々と上陸中。厳密にいうと、料理によっては日本の法律の問題で同じ素材が使えなかったり、現地の雰囲気で味わうものとは違うし、そもそも食材がまるっきり同じわけじゃないので味は微妙に変わっており、まったく同じとは言い切れないのでしょうが……。それでもなんか、ね。

 そしてまた、「海外へ行かなくても、日本にあるじゃん」となってしまうお店がオープンしました。

 11月1日に新宿のルミネ2にオープンしたのは、「Sarabeth's (サラベス)」。アメリカ・ニューヨークの人気レストランです。

画像 アメリカの店舗のなかでも、トライベッカの店舗に近いイメージで作られているとか

 サラベスは、Sarabeth Levine(サラベス・レヴィーン)さんが1981年にニューヨークのアッパーウェストに1号店をオープン。31年経った現在では、ニューヨークに9店舗、フロリダに1店舗の計10店舗を展開している人気店に成長しました。そして、今回の日本進出は、サラベスにとっての初海外出店。

画像 サラベスさん。この日も厨房のチェックは欠かさず、アメリカの店舗のように働いていました

 その理由について、来日中のサラベスさんご本人が語ってくれました。

「ニューヨークの店舗にもたくさんの日本人のお客様が来てくれるのですが、いつ日本に来てくれるのですか? と何十年も前から言われていました。私の夫、ミスター・サラベスと呼ばれているビルも以前から日本進出について『やろうよ』と言っていましたが、日本は遠いし、キッチンのオペレーションのコントロールも直接できないと、考えないようにしていました。でも、今回素晴らしいビジネスパートナーに出会い、完成したお店を見て、日本進出の判断は間違っていなかったと思っています」(サラベス・レヴィーンさん)

 サラベスは、2010年公開のメリル・ストリープ主演の映画「恋するベーカリー」において、調理技術指導および店舗での撮影協力にかかわっています。なんとなく、サラベスさんとメリル・ストリープがかぶって見える……って髪型とやせているってことぐらいかもしれませんが。

 日本の店舗は、伝統的なアメリカの朝食料理を終日提供するレストランとしてオープンします。ちなみに、レストラン格付けガイド「ザガット・サーベイ」では、「ニューヨーク No.1 デザートレストラン」に選出。「ニューヨークマガジン」には“文句なしのニューヨークの朝食の女王”と評されているっていうから、期待は高まりますね。

 ひと足お先にいただいたのがこちら。まずは、ゴールディラックスという卵料理のプレートセットから。

画像 2人掛けのテーブルにお皿は2枚が限界です

 スクランブルエッグにクリームチーズ、スモークサーモンが入っています。味付けはかなりシンプル。

 このプレートセットには、パンにつけて食べるために、旬の果物で作られたフルーツスプレッドというジャムがついています。これは、サラベスの看板商品で、1980年にレストランのオープンよりも先に商品化されたもの。サラベス家に1780年から伝わるレシピをもとに作られていて、ジャムよりも砂糖の量を減らしているものの、果物そのものの甘みを生かしたフルーティなソースです。

 もう一品いただいた、アップルシナモンフレンチトースト(1400円)にも、チャンキーアップルというフルーツスプレッドが使われています。

画像 日本のカフェの一般的なフレンチトーストよりも、焼きあげたタイプ

 アメリカ発のレストランというと、ボリュームがあってこってり、というイメージが浮かびますが、こちらはボリュームがあるものの基本的にはあっさりした味わい。横にシロップやバターなどが添えられていて、個人の嗜好に合わせて調整していくスタイルが採られているようです。

画像画像

画像画像 味はあっさりでも、量はアメリカンサイズです

 こちらの店舗では時間帯によってメニューの内容が変わるのですが、ニューヨークの店舗のようなディナーメニューはありません。もし本家のサラベスにいくならば、ディナーメニューを狙うべきですね。

サラベス ルミネ新宿店

住所:新宿区新宿3-38-2 ルミネ新宿店 ルミネ2 2階

TEL:03-5357-7535

営業時間:午前9時〜午後10時(ラストオーダー午後9時30分)


関連キーワード

アメリカ | 飲食店 | 新宿 | 朝食 | 日本進出 | 料理


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/06/news046.jpg 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
  2. /nl/articles/2501/07/news151.jpg 「3人目!?」「妊娠何ヵ月?」 榮倉奈々、公開した動画に映ったまさかの“ぽっこりおなか” 仲良すぎな夫婦ショットにファン爆笑
  3. /nl/articles/2501/06/news149.jpg アレン様、りゅうちぇるさんの“暴露”が「中居正広のことでは?」という説に言及
  4. /nl/articles/2501/07/news027.jpg 四つん這いで撮影中、背中に乗ってきたのは…… フォロワー48万人の人気写真家に起こった奇跡に「羨ましい」「動けない」
  5. /nl/articles/2501/07/news103.jpg 登録者80万超の34歳YouTuberが“健康上の理由”で死去……逝去前日に“体重”巡って意気消沈「情熱と目標なくなった」「とても寂しい」
  6. /nl/articles/2501/06/news043.jpg 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  7. /nl/articles/2501/05/news001.jpg 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  8. /nl/articles/2501/07/news066.jpg Amazonから“まさかの箱”で荷物が到着 珍しすぎる光景に「剥き出しで届いたのかと」「これ欲しさで買い物する」の声
  9. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. /nl/articles/2501/06/news015.jpg 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と大反響 2024年に読まれたコーディネート記事トップ5
先週の総合アクセスTOP10
  1. ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  2. ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
  3. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  4. 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
  5. 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  8. 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
  9. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  10. サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」