女装メイクのコツは「足し算ではなく引き算」――「男のメイク講座」でわたしも女の娘になれました!(1/2 ページ)
メイク未経験の男性記者が、女装メイクに初挑戦。
“女装のための”メイク技術が学べる、男のメイク講座「NTメイクレクチャークラブ」を、「男の娘カフェ&バー NEWTYPE」(東京・秋葉原)が4月に開講した。
男性と女性とでは肌や顔の作りが異なるため、男性が女性のメイク技術を参考にすると、不自然な顔に仕上がってしまう。社会に溶け込むような女装を目指す上で、男性の顔を前提にしたメイク技法を基礎から教えてもらえるのが同講座だ。
文化祭などでチアガールやメイドのコスプレをする男子を見ながら、1度でいいから女装をしてみたいと思っていた記者(24歳・男)。やるならちゃんと女の子らしくなりたい! ということで講座を体験してきた。
いざ、女装メイクに挑戦!
講座は「基本メイクレッスンコース」「アイメイクレッスンコース」など、テーマごとに分かれた5コースが用意されているが、今回はコースそれぞれのポイントを学びつつフルメイクに挑戦することに。女装メイクを仕事とする3人の講師のうち、テレビ番組で嵐メンバーの女装メイクもプロデュースしたという「女装のスペシャリスト」立花奈央子さんに教えていただいた。
まずはベースメイクから。化粧を落としやすくするウォッシャブルベースを顔全体になじませたあと、シミや赤み、シワなどを周りの肌と同化させるため、コンシーラー、ファンデーションを塗っていく。
ポイントは顔の立体感をなくすよう、均質的にムラなく塗ること。男性の顔は彫りが深く、女性に比べ骨格の凹凸が大きい。女性のメイクはのっぺりとした顔に立体感を出していく“足し算”のメイクだが、女装メイクは立体感をなくす“引き算”のメイクだという。顔の明暗を均質化するベースメイクは、女性らしい顔作りには必要不可欠だ。
ただでさえ顔の彫りが深い記者。女性のマネをしてハイライトなんてつけていたらゾンビのように骨が浮き上がっていたかも。ムラなく塗れるコツを教えてもらいながら、なんとか下地完了。悩んでいた赤みが消えてなんだか嬉しい。
女装後のケアも考えておく
次に眉、目をつくっていく。ここで人生初のつけまつげ。偽物の毛をつけるよりマスカラで地毛を太く長くした方が自然に見えるのでは? と思いきや、つけまつげは女装の重要アイテムだった。
趣味で女装をする場合、メイク跡が顔に残ってしまうと不都合も多い。あらかじめ落としやすい化粧品を選んだり、落としにくいマスカラではなく簡単に外せるつけまつげを選んだりと、あらかじめ女装後のケアを考えておくのも大切なのだそう。最初のウォッシャブルベースもそのためだ。
というわけで、つけまつける。自分の顔にはない艶やかさが目にガツンと加わって、くすぐったい。
チーク、リップを塗って、いよいよ肌のメイクが完成。元の髪型が女の子のショートヘアっぽいから、女装完了! ……と言いたいところだけど、まだ男っぽい。顔のエラのゴツさが邪魔だ。
メイクでもカバーしきれない凹凸を隠すのに便利なのがウィッグ。ロングヘアーのウィッグでエラを隠すと、それだけでぐっと女性っぽくなる。ウィッグはただ髪型を変えるだけでなく、選び方次第で男らしい部分を手っ取り早く覆ってしまえるアイテムなのだ。ショートボブ女子に憧れていたけど、理想よりも現実で女らしくなることが先決。ロングでいくことに。
内面も肯定される気持ちよさ
心の中でメーイクアーップと唱えて、できあがり。鏡の中の自分が姉に似ていて複雑な気持ちになる。初メイクで身内に似ていると思うのは、なんでも“女装メイクあるある”とのこと。
友達に写真を見せて率直な感想をもらう。鼻立ちや笑い方にまだ男らしさがあるという意見に、精神大ダメージ。一方、「こういった女性、普通に社会にいるいる!」と言ってくれる人もいて胸をなでおろす。女装姿が受け入れられるって、馬鹿にされるから隠しがちだった自分の女々しさが、内面も含めて肯定されているようで気持ちいい。
今のところ受講生の8割が初心者で、初めてのメイクに満足しながら、女装で広がる新しい世界を楽しんでいっているという。仲間同士で情報や悩みを共有しあう交流もあるとのこと。講座は女装の世界へ踏み切る、いいスタート地点となっているようだ。
続いて、講座を開いたカフェ&バー「NEWTYPE」もご紹介。人々が“男の娘”の接客に惹かれる理由とは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
-
「3人目!?」「妊娠何ヵ月?」 榮倉奈々、公開した動画に映ったまさかの“ぽっこりおなか” 仲良すぎな夫婦ショットにファン爆笑
-
アレン様、りゅうちぇるさんの“暴露”が「中居正広のことでは?」という説に言及
-
四つん這いで撮影中、背中に乗ってきたのは…… フォロワー48万人の人気写真家に起こった奇跡に「羨ましい」「動けない」
-
登録者80万超の34歳YouTuberが“健康上の理由”で死去……逝去前日に“体重”巡って意気消沈「情熱と目標なくなった」「とても寂しい」
-
「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
-
幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
-
Amazonから“まさかの箱”で荷物が到着 珍しすぎる光景に「剥き出しで届いたのかと」「これ欲しさで買い物する」の声
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
-
「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
- ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
- ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
- 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
- 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
- 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
- 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
- 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
- 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
- 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
- サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」