「脱水を起こして救急外来に行った話」
追記・前日の行動が知りたいという(または肝ではという)お言葉を多数いただき、一緒にいた友人や、かかりつけの整体師さんと振り返りをしたのですが。前日はとてもゆるやかにすごしていました。朝昼晩普通に食べて、ほとんど家にいました。友人と整体師さんのご意見と、わたし自身の振り返りから数日前から右肩下がりの不調が始まっていたけれどわたしが感じられず、当日になった気がします。夏バテはそういう構造のことが過去も多かったです。追記終わり。
二年前に、これは完全に己の不徳の致すところで脱水を起こして病院に行き、
「もう口からOS1入れても水分吸収できてないよ。あなたの体はカラカラです。点滴します」
と言われて点滴したら、その日のうちに回復しました。
これは前日から具合が悪くて、OS1飲んで眠って起きたらまだ全く改善しなかったので病院に行った次第。
昨日夜、同じ症状だと思って救急外来に行きました。
もちろん最大の予防は家から出ないことだと思うんだけど、そうはいかない日もあるし、そうはいかない方もいらっしゃると思うので、時系列を書いて問題点を探してみたいです。「ここじゃない?」と思ったらコメント欄に書き込んだりしてやってください。
追記・たくさんシェアしていただき、様々なアドバイスをいただきました。前夜から始まっていたのではというご意見に、なるほどと思いました。ただわたしが不調に多少なりとも気づいたのは午後三時半のポカリスエットを買った時点なので、日ごろから本当に気を付けるしかないです。コメント欄に看護師さんが細かに書き込んでくださっているので、そちらを参照してください。
あとわたしの個人的な問題として、わたしの体力がそれほどないのかもしれないとも思いました。一方で、尋常ならざる夏なのではないかとも思います。わたしも本当に気をつけて参りますが、みなさまも気をつけてすごされてください。
末筆になりますが、体調を崩した人間に対して、全く書かれていない生活を勝手に想像して非難するという行いは本当に心ないという感想を得ました。家族に対してわたしもやってるかもと思い(「呑み過ぎただけじゃない?」とか「普段から不摂生だからじゃない?」とかそういう)、今後絶対にするまいよと覚えた次第です。それでも今のところ「病床を圧迫するな」的なことを言ってくる方はいないので、それはとてもよかったと思っています。そうした方がもしいたら、救急外来に行くこと自体をためらう方も現れると思うので。シェアが続く途中から少し身構えましたが、そうした言説の方がいないというのは本当に安堵しました。
書いた目的はみなさまもとにかく気をつけてくださいという理由です。多少なりともそう思っていただけたなら書いた甲斐を感じます。シェアについては、本当にありがとうございます。
とにかく夏をなんとかやり過ごしましょう。
「脱水を起こした行動と時系列」
・最近わたしはとても健康的な早寝早起き、散歩もするという生活を送っています。深酒もせず、昨日は体力的に問題はなかったと思います。
・追記。すみませんここの記載がまるっとないですが起きがけからラーメンまで水は飲んでいました。わたしは絶え間なく水を飲むので外でマイボトルやペットボトルを持っていないと不安になります。
・午前10時半、ラーメンを食べる。(すみませんここで既に戸惑う方が多いようなので一応の説明をしますと、わたしラーメンの町に住んでおりまして「朝ラー」という朝イチからラーメンを食べるという風習が町にあるのです……ごめんなさいね)。
・午前11時半過ぎ、チーズケーキを食べる。
・午後2時半頃から、日新館を歩き始める。同行者がいました。暑い日でしたが(最高気温31度)、建物内を歩く時間が多く、風もありました。水をペットボトルで一本持っていて飲み干しました。
・午後3時半頃、ポカリスエットを買いました。この時「水よりポカリを飲んだ方がいいような」程度の違和感がありしました。
・服装はよくなかった気がします。長袖の日よけのカーディガンを着たり脱いだり。帽子。首の周りにスカーフ。靴下とスニーカー。放熱できない状態でしたが、ほとんど建物内にいたので極端に暑いと感じることはありませんでした。
・午後4時頃、回転性の軽いめまいを感じ始めました。地震か風かと思って、座ってまっすぐ前を見ると回る。これはめまいだと思い、同行者に「めまいがするので座りたい」と話しました。
・同行者が熱中症を経験していて、ケアをしてくれました。車に入ってエアコンを強くかけて、足を高くしてシートを倒してしばらく横たわりました。この間にもう一本ポカリスエットを飲みました。
・めまい以外の具合の悪さはないものの、トイレにいくと水分をそのまま戻してしまいました。
・午後5時。それでも移動はできたので車で薬局へ。OS1を同行者が2本購入してくれて、ゆっくり飲みました。
・午後5時半、同行者と別れて、自宅付近の救急外来に行きました。ところがコロナ禍以前に開いていた救急外来の多くが閉じているとのことで、消防署に電話しました。
・ここまでの経緯をそのまま消防署の方に説明しました。調べてくださったところ、隣町の救急外来が2つ開いていて、一つはこれ以上患者を受け入れられない。もう一つの病院は受け入れ可能。
・そこまで行くのなら経口補水液を買って家に帰った方がと迷いましたが、消防署の方が「万が一ですが、脳梗塞の可能性もあるので行っていただきたいです」と説得してくださいました。救急車を出しますかと言われましたが、移動可能な体調だったので自分で隣町の救急外来へ。
・追記・「発熱している場合は発熱外来に行っていただくことになるので処置が遅れる可能性があります。ご了承ください」とのこと。
仕方ないです。
発熱はなく、点滴が始まったのは午後9時半頃でした。めまいから5時間半後です。
・結果行ってよかったです。到着して車を降りたらめまいと吐き気が悪化していて、病院のトイレで水分を2度嘔吐。2度目に吐しゃ物の中に昼前に食べたチーズケーキが固形のままあったので、違う病気なのかもしれないと思い、その経緯ごとドクターに話しました。
・やっとたどり着いた唯一の救急外来がとても混んでいて、本当に体調を崩してはならないという不安を感じました。急場で助からないケースがあるというのを体感しました。
・チーズケーキが残っていたのは、早い段階で脱水が始まっていて消化できなかったからではないかと説明されました。点滴をして症状が改善しない場合は、脳梗塞の可能性を疑ってMRIを撮りましょうということに。とても適切に対応をしていただいたと思います。
・点滴前に、体のマヒがきていないか左右のバランスを見る軽い動きを看護師さんが見てくださいました。2時間掛けて点滴をしました。その間眠っていました。途中、問診と確認に何度かドクターと看護師さんが来てくださいました。めまいがおさまっているか確認する運動をしました。
・結果、点滴が終わったらめまいも吐き気もおさまっていました。
・帰宅して、みそ汁と白米をゆっくりおなかに入れて、経口補水液を飲みながら眠りました。
・今日は通常通りといかないまでも、元気だと思います。
「考えたこと」
振り返っても「もう点滴しないと治らない」状態になっていたポイントがわからず、自分自身に不安を感じます。無理な運動をしたわけでもなく、屋外にいたわけでもなく、水分も常にとっていました。
気づくと違和感があり、そこから30分ほどでめまいが始まった時にはもう、思えば自力で治せる状態ではなかったと思います。帰宅しないで病院に行けてよかったです。
となると、今の気候だと朝もう9時ぐらいに一人で散歩するのはぱったりいく可能性があるのではないかと思いました。気温が下がるまでは、動くときは早朝か夕方の涼しい時間にします。
・暑さを感じにくい高齢者が本当に危ないと思いました。祖母はエアコンを嫌って、よくある話のようですが真夏でも冬物のニットを着ていました。そうした高齢者に声をかけていかなくてはと、思ったりしました。
今、特に都内の病院は混沌としていると報道されています。一番の予防は、猛暑の中なるべく外に出ないことだとは思います。
それでもこうした兆候を感じて症状が長時間続いたら、すぐ救急外来を探してください。
今日から暑い時間帯は、本当に気をつけて生活します。
反省とともに経緯と対処を綴りました。