本名が変すぎるので、裁判所に申立て改名しました。
2024年12月17日(火)、裁判所から審判が届いた。
ド緊張した冷たく震える指でおそるおそる封筒を開けたら、
”申立人(私)の名の変更を許可する”(意訳)
待ち焦がれた最良の審判が記されていて、
いつぶりかわからない、嬉し泣きをしてしまいました。
本当に本当に嬉しい。生きててよかった。
そんなわけで、生まれてからずっと使っていた名前を、
国の許可を得て改名できることになりました。
あまりにも人生の重大事件なので、文章に残そうと思います。
まず「本名が変」という言い方をしていますが、
キラキラネームってわけではありません。
私以外にこんな名前をしてるヤツにはなかなか会えない特殊な形態になってて、これがもう本当にかなり社会生活に支障がありました。
本名を名乗るだけでびっくりされたし人だかりができたし、
1回だけテレビの取材がきたこともある。
病院・学校・銀行などの本名を大勢の前で呼ばれる機会が発生する場所で私の名前で沸かせなかったフロアはなかった。
もちろんそうならない日もたくさんあったけど、
名乗るたびにヒヤヒヤしなきゃいけない、人の気を引いてしまう名前で、
名前由来のトンチキエピソードで人生が埋まっていた。
慣れてはいたし、この名だからこその特殊バフによる幸運もあったと思う。
けどもう何十年もウンザリしてたし、色んな事情やタイミングが重なって、
「よし改名しよう!!!」と一念発起したのが9月19日。
11月に正式に家庭裁判所へ申立をして、12月17日に審判がもらえました。
ちなみに令和5年の改名申立は5873件で、許可されたのは3678件らしいです。(参照/NHK ねほりんぱほりん:
多いのか少ないのかわからないけど、レアキャラではあるんだろうな。
まぁ人生長いことレアキャラ枠になりがちだったのでいいんですが…。
ずっと相談に乗ってくれた友達に封書が届いたと連絡をしたら、
会おう!!と言ってくれて、友達の定時退社後に急遽合流し、
一緒に泣いて喜びを分かち合ってくれました。
本人にもちゃんと伝えたけど、本当に本当にありがとう。
貴方の支えがなかったら、私ここまで頑張れなかったよ。
真剣に相談に乗ってくれた友人各位には頭があがりません。
本当にいい友人を持つことができました。ありがとう。
裁判所に行くのも、提出書類と別紙資料を作るのも
本当に心が痛くて重くてつらくて堪らなかった。
スピッツの「名前をつけてやる」をエンドレスリピートしながら
悩んでもがいて苦しんだ分が報われて、今本当に心が軽いです。
新しい名前は、自分自身を大切にできますように、
未来をより豊かなものにできる人になれますように思いを込めた、
私にとても似合ういい名前を付けれたと思います。
今なら龍の姿で空を飛んだりできそうな気分です。
新しい夢もできました。
新しく友達ができたら、自然と下の名前で呼んでもらえるような
親しい関係が作れる人になりたいなと思います。
大人になってから新しく友達を作ったり、
下の名前で呼び合う仲になるのは難しいと思うけど、
だからこそ、いい夢なんじゃないかと思います。
そのために、名に恥じない善い人間になれるよう努めたいです。
明日から早速、市役所や銀行など諸々の改名手続きをして
年内でできる限りの公的手続きを進めようと思います。
もし改名について悩んでる人がいたら、
この文章が少しでも参考になると嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。