ATEM Mini Pro登場!〜単体でYouTubeライブが可能に!〜
昨今はライブ配信のニーズが急速に高まりつつあります。低価格で誰でも簡単にHDMI映像をスイッチングできる「定番」の ATEM Mini に、なんと単体でライブ配信ができる ATEM Mini Pro が登場しました!この大本命プロダクトを解説します。
ATEM Mini と ATEM Mini Pro の違い
ATEM Mini Pro には、
・ATEM Mini の全機能
に加え、
・イーサネットで YouTube Live ストリーミング
(Facebook、Twitchにも対応)
・USB経由の外部媒体に記録(H.264)
が目玉機能として付加されています。更に、
・マルチビューに対応
(4台のカメラ、メディア、プレビュー、プログラムを確認可能)
・同画面で収録、ストリーミング、オーディオのステータスを確認可能
といった配信時のオペレーションを飛躍的に効率化してくれる機能を搭載。
つまり... ATEM Mini Proだけで、YouTubeライブ配信が可能となりました!
ATEM Software Control(ソフト)
ATEM Software Control(ソフト)については、Blackmagic Desgin社 公式のアップデート情報ビデオで紹介されています(19:40〜31:40)。
メイン画面右にある配信設定にストリームURLとキーを入れるだけで、配信準備が完了!あとは[ON AIR]ボタンを押すだけです!
[ON AIR]の開始は、ATEM Mini Pro に実装されたハードウェアボタンでも出来るようです(間違って押さないように、ソフトウェア的に無効化できると良いのですが)。
USB経由で外部媒体に記録
USB経由での外部媒体への記録(H264)についても解説があります。誤ってUSBケーブルが抜かれてしまっても、自動的に記録を止めてファイルを安全に収録してれる様子を実演しています。今回の新製品開発にあたっては、いかにPC(Mac)側の処理の負担を減らすかという観点での機能追加(改善)がみられます。
USB経由の外部媒体記録は、
・WANがない(ロケなど)
・後で編集してから公開したい
・クライアントにファイル納品が必要
などの場面で活かせます。
冒頭でもBlackmagic Desgin社のグラハム(出演者)氏が語っていますが、(このATEM Mini Proの開発は)相当ハードワークだったという言葉どおり、素晴らしい製品に仕上がっています!
まとめ&購入方法
これはもう買い!しかないでしょう。
・出張時の機材削減
・破壊的な価格(ライブ配信エンコーダーの単体ハードを開発している国内外メーカーを駆逐)
・ATEM Mini の既存ユーザーが容易に移行可能
・将来の拡張にも対応(カメラコントロールユニット・CCUを搭載)
まさに死角がないプロダクトになっています。Blackmagic Desgin社のマーケティング力、開発力、ビジネス力に脱帽です。購入はメーカー公式サイトから、入荷次第発送されるようです。
▼Blackmagic Desgin社 公式サイト(日本語)
(おわり)