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着ぐるみ生配信のすすめ② -設定編-

こちらの記事は着ぐるみコスプレに関する記事です。
苦手な方は閲覧しないでね!

みなさんこんにちは、すくらむ(@sk42_kig)と申します。

着ぐるみ生配信、やってみませんか?
ということでこうして記事を書いているわけなんですが…

今回の記事ではYouTubeで配信することを想定して、実際にどのように配信ソフトの設定をしたらよいかなどを具体的な操作方法を交えながら解説していきたいと思います!

前回の記事では配信に必要なものや配信サイトについて解説してるので、見ていない方はそちらもご覧ください!


それではやっていきましょう。


配信を始めるための設定をしよう

今回は

・カメラはWebカメラ
・配信サイトはYouTube
配信ソフトを使用して配信

というシチュエーションを想定します。

配信ソフトって使うの難しいんじゃないの?って思っているそこのあなた!

正直に言うとまぁまぁ難しいです…

が、それはプロの配信者みたいな配信をする場合の話であったりします。
この記事では簡単にするためにまず「Webカメラの映像だけを配信ソフトを使って配信」することを目標に解説していきます。
ちゃんと使えるようになるはずなんでブラウザバックしないで!!

また今回解説する内容はこちらのサイトにも書いてありますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

では、準備の内容を順番に見ていきましょう。


0.配信を有効化する

Youtubeで配信を行うにはまずライブ配信の有効化をする必要があります。

ここにアクセスして、電話番号によるアカウントの認証を行う必要があります。
申請してから配信ができるようになるまで丸一日かかるのでまだやってない人はいまやっておきましょう!


1.配信ソフトの設定をする

それではさっそく配信ソフトの設定をしましょう。
今回使用するソフトはOBS Studioです。

手順としては

① OBSを起動
② OBSにカメラの映像を取り込む
③ OBS側の配信設定を行う

と、こんな感じです。
ちょっと長くなりますが、最初だけやれば良い操作がほとんどですので頑張りましょう!

・OBSを起動する


前回の記事でOBSを紹介した所でインストールまでは済んでると思うので
とりあえずOBSを起動してみましょう。

初回起動の際はこのとき「自動構成ウィザード」というものが出てきますが一旦[キャンセル]をクリックしてください。

・OBSにカメラの映像を取り込む

無事にOBSを起動できたら初回だと下のような画面になっているはずです。

このままだと虚無を配信することになります

この画面の真っ暗になっている部分が実際に配信される画面になります。
つまり、ここにWebカメラの映像を出すことができれば配信を行えるということですね!

映像の取り込みは「ソース」タブで行います。
+ボタンをクリックすると一覧が出てくるので「映像キャプチャデバイス」を選択→適当に名前をつけてOKボタンでデバイスのプロパティの画面になります。

カメラ映像に限らず配信で映すものはすべてここから追加します(テキストとか)

デバイスのプロパティ画面が開いたら「デバイス」欄をクリックして使用しているWebカメラの名前を選択すればカメラの映像が映るはずです!


このスクショ画像を撮るためだけに着ぐるみさんに登場してもらいました!

カメラの映像が映ったら、他の設定欄はとりあえずいじらなくても大丈夫です。
このまま[OK]ボタンをクリックすれば映像の準備は完了です!

このとき表示されてる映像が見切れてたり、逆に小さい場合がありますが、これは解像度の設定を行えばだいたいは解決します。
この後の手順で行うので一旦そのままで大丈夫です。

ちなみに使用しているWebカメラにマイクがついている場合、この時点でWebカメラのマイク音声を取り込むようになります。
着ぐるみ配信ではマイクを使えない使わないことが多いと思うのでミュートにしておきましょう。
「音声ミキサー欄」にソースと同じ名前のスライダーがあるので一番左に移動(音量最小化)、スライダー右のスピーカーマークをクリックすればミュートになります。

どっちもやっておくとなんかの拍子でミュートが解除された時も安心です


・OBS側の配信の設定を行う

映像も取り込めたし後は配信開始するだけ…
と思いがちですが、このままだとOBSが配信サイトに接続できていません。

配信サイトへの接続設定や前回の記事でも説明した配信ビットレートなどはOBS側で設定してあげる必要があります!

それでは、「コントロール」欄の[設定]ボタンをクリックして設定画面を開きましょう。


デフォルトの配置だと画面の右下のほうにあります

設定画面では
 配信 ② 出力 ③ 映像
の3つを設定します。

① 配信

まずは「配信」タブを開いてください。
ここではOBSとYouTubeの連携を行います。

「サーバー」欄はデフォルト(Primary YouTube ingest server)のままで大丈夫です!

「サービス」欄を「YouTube -RTMPS」に設定すると上の画像のようになります。

次に[アカウント接続]ボタンをクリックするとブラウザが開きますので指示に従い進めていくとOBSとYouTubeアカウントが連携できます。

sukuramu42と申します

こんな感じで「接続されたアカウント」欄に自分のYouTubeアカウントの名前が表示されていればOKです!

その下の「配信サービスの推奨設定値を無視する」のチェックマークはどっちでもいいのですが、とりあえずはチェックを外したほうがいいです


② 出力

次に「出力」タブを開きましょう。

「出力モード」が「基本」になっているはずなので「詳細」に変更してください。

なんか色々書いてありますが意味わからなくても大丈夫です(ぼくもあんまりわからない)

するとこんな画面になるので赤枠の部分をとりあえず上の画像の通りに設定してください。

エンコーダ:x264以外(QuickSync, NVENCなど、環境によって異なります)
レート制御:CBR
ビットレート:4500Kbps

実はここの設定内容はお使いのPCのスペックによってかなり変わってきます。
ビットレートとは簡単に言うと画質の高さを表す数値で数字が大きけれ大きいほど高画質になります、その代わりPCへの負荷も高くなります。
スペックに余裕がある時は9000Kbpsあたりがオススメですが、負荷が高すぎると配信がカクカクになったりするので数字の上げすぎには注意しましょう。


③ 映像

最後に「映像」タブを開きます。
ここでは配信の解像度フレームレートと設定します。

FPS=Frames Per Secondの略で数字が大きいほど映像がぬるぬるなめらかになります

ここの設定は使用しているWebカメラのスペックによって変わってきます。
先ほどWebカメラの映像を取り込んだ時点で映像が見切れてたりしてた人は適切に設定を行えば問題なくなるはずです。

こんな感じで設定してみてください。

・基本解像度
 1080p(FHD)対応の場合:1920 x 1080
 720p(HD)まで対応の場合:1280 x 720

・出力解像度
 基本解像度と同じ値

FPS共通値
 60FPS対応カメラの場合:60
 上記以外:30

私がおすすめしている「1080p(FHD),60FPS対応」のスペックのWebカメラを使った場合だと

・基本解像度:1920 x 1080
・出力解像度:1920 x 1080
・FPS最大値:60

と上の画像の通りになります。


ここまで設定して問題なければこれでOBS側の設定は終わりです!
「適用」
ボタンをクリックしてから設定画面を閉じましょう。
(残りのタブは開かなくても大丈夫です)


2.配信枠の設定をする

・配信枠を作る

YouTubeで配信を行う際はまず配信枠の作成と設定をする必要があります。
ここでいう配信枠とは「配信を視聴するためのページ」といった感じです。

配信枠は通常YouTubeのページで設定しますが、OBSとYouTubeを連携させているとOBSで簡単に作成できます!便利な時代になりました…
ではこちらも早速設定していきましょう。

まずは[配信の管理]ボタンをクリックしてください。

先ほどの[設定]ボタンと同じ「コントロール」タブにあります


すると下の画像のような画面が出てきます。
ここで配信のタイトルや説明を設定します。

いっぱいふりふりしてほしい

赤線と赤枠のところをいじればOKです、それぞれ説明していきます。

タイトル配信のタイトルを記入する。
説明:いわゆる「概要欄」のこと、記入しなくても可。

プライバシー:基本は「公開」ですが「限定公開」にすると配信URLを知っている人しか視聴できなくなります。テスト配信とかに使えます。

カテゴリ適当に選んでください。私は着ぐるみ配信の時は「エンターテイメント」にしています。

この動画は子供向けに~:「子供向け」に設定するとコメントができなくなるので「子供向けではありません」を選択してください。

サムネイル:未設定で問題ありませんが、配信する着ぐるみさんの写真とかにしておくとわかりやすいかもしれません。(画像サイズは1280 x 720です)

遅延:特に理由がなければ「超低遅延」に設定しておきましょう。よりリアルタイムなコミュニケーションを取ることができます。

DVRを有効にする:チェックをつけておくと配信中に追っかけ再生ができるようになります。

後の項目はいじらなくて良いのでこれで配信枠の設定は終わりです!

3.配信スタート!


ここまで長々と設定してきましたがこれでようやく配信がスタートできます!

・配信の開始

準備ができたら先ほどの配信作成画面の「配信を作成して配信開始」ボタンをクリックしましょう。

ボタンをクリックした時点でもう配信は始まっています!

ちゃんと配信が行えているかどうか、配信画面をチェックしてみましょう。

ブラウザ右上の自分のアイコンをクリックしてYouTube Studioにアクセス→「コンテンツ」タブ→「ライブ配信」タブと選択すると、配信中の枠のサムネイルが表示されるので、電波マークみたいなボタンをクリックすれば配信管理画面にアクセスできます。


赤枠で囲ってるところです(わかりづらいかも)

配信管理画面では配信中の映像コメントが確認できます。


さっきまでOBSに映っていた着ぐるみさんは???

左上の画面が動いていれば配信できています。

配信を色んな人に見てもらいたいときは、画面右上の共有ボタンから配信URLを取得してTwitterなどにリンクを貼ればOKです!

ここからURLを取得できます
直接Twitterに飛んでツイートすることもできます


後は思う存分ふりふりしましょう。

・配信の終了

配信を終了するときは、必ずOBSの「配信終了」ボタンから終了するようにしてください。
YouTubeの配信画面の「ライブ配信を終了」ボタンをクリックするだけだと何らかの問題で配信が切れない場合があります。
OBSで配信終了→YouTubeの画面で配信終了、としておけば問題ないでしょう。

絶対にOBSから配信を終了させましょう。何とは言わないけど配信事故が起きるかも…


・もし配信映像が安定しなかったら

配信中の映像を見て
「なんかカクカクしてるな…」とか「映像が乱れてるな…」
となった場合、大抵はPCのスペック不足が原因です。

こればっかりはしょうがないので一度配信を停止して「設定」ボタンから再び配信設定を見直しましょう。

配信映像が安定しないときは
・ビットレートを下げる
・フレームレートを下げる
・出力解像度を下げる
の3種類を試してみてください。

具体例
・ビットレートが4500kbps→3000kbpsや2000kbpsにする
・フレームレートが60fps→30fpsにする
・出力解像度が1920 x 1080→1280 x 720にする

1つの項目だけ下げたら安定する場合もあれば、3つの項目を下げないとダメな場合もあるかもしれません、色々試してみてください。
ただ、最近のPCでまともなCPUを積んでいれば30fps、1280 x 720であれば配信はできる気がします。知らんけど。


4.おわりに

というわけで今回はOBSの設定から実際に配信を始めるところまでを解説してみました。

ここまで書いてて思ったんですが解説なしでここまで設定するのはちょっとハードル高いかな…と思いました。

冒頭に貼った「VIPで初心者がゲーム実況するには」というサイトは配信について調べる際に自分もかなりお世話になったところなので、繰り返しにはなりますが合わせてチェックしてみてください。

もしこの記事の内容でわからないところや、その他質問などありましたら私のTwitterにDMかリプライで連絡いただければと思います。

次回は自分の配信環境を例にしてオススメのアイテムを紹介する記事を書こうかなと思ってます。







あとこの記事が良かったなと思いましたら高評価とチャンネル登録もよろしくお願いいたします。(通知もONにしてね!)


ではまた次回の記事でお会いしましょう、さよなら~!


Special Thanks
記事サムネ元写真:photo by まっつー(@matsu_kig)さん
OBSのスクショ撮る時にGB出すの手伝ってくれた方:
タカkun(@Taka_kun_0121)さん


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