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「結婚相談所は恥ずかしい」は時代遅れ!負け組の誤解と出会いの掴み方
記事の基になったQ&A
結婚相談所を利用しての婚活は、恋愛結婚と比べて惨めで恥ずかしいのでしょうか。
Q&Aサービス「OKWAVE」に寄せられた質問は、結婚相談所の印象について改めて考えさせられる内容でした。結婚相談所は出会いのきっかけづくりのひとつに過ぎませんし、出会い方に勝ち組負け組は存在しません。今や有名人も相談所を利用する時代ですから、恥ずかしいと思う必要はありません。
この記事では、恥ずかしい気持ちとの向き合い方、結婚相談所のメリットや婚活時のストレス解消法などをご紹介していきます。
結婚相談所が恥ずかしいと思う理由
マッチングアプリ婚も珍しくない昨今、結婚相談所に対してはネガティブなイメージを持つ人がいまだ少なくありません。利用を考えている人や利用者本人も周囲の目を気にしてしまったり、恥ずかしいと思ってしまうこともあるようです。その理由は一体なんでしょうか。
恥ずかしい理由1:結婚に必死なイメージだから
結婚相談所は恋人ではなく結婚相手を見つける場所です。婚活中の人は「明確に結婚の意思がある独身」にだけ出会えるため効率的なのですが、それを「結婚を焦っている」「結婚に必死」と捉える人がいるのも確かです。
恥ずかしい理由2:モテないと思われそうだから
「結婚相談所はモテない人の集まり」の印象を持つ人もいます。ですが、実際はそうではありません。冒頭で述べたように有名人の中にも結婚相談所を利用するケースもあります。下記で入会する理由を見てみましょう。
- 過去の恋愛が結婚につながらなかった
- 仕事が多忙で婚活する時間がない
- 職場など周囲に独身の異性がいない
- 身元が確かで自分に合う人と出会いたい
OKWAVEの質問にも「恋愛結婚に憧れる」とありますが、恋愛が結婚と繋がらないことは珍しくありません。長く交際した相手と別れて結婚相談所に入会する人もいます。結婚は生活ですから、恋愛とは別と割り切って身元が確かな相手探しに利用するケースもあります。また、男性ばかり、女性ばかりの職場では身近で出会いを見つけるのは難しいでしょう。このように、結婚相談所を頼る理由は単にモテないからというわけではないのです。
恥ずかしい理由3:お金がかかるから
結婚相談所は確かにお金がかかります。
入会金、月会費、成婚料、他にもお見合いセッティング料や会員限定パーティーの参加料金、カウンセリング料金がかかる結婚相談所もあります。恋愛結婚は入会金や月会費、成婚料がかかることはありません。それと比較して「高額な費用を支払って結婚相手を探すなんて」と惨めな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
ですが、結婚相談所は「相手の身元が確実。既婚者や遊び目的の相手は排除されている」「カウンセラーのアドバイスに沿って婚活できる」などのメリットもあり、お金をかける価値は充分にあると言えます。
結婚相談所を恥ずかしいと思わない5つのポイント
結婚相談所の利用を恥ずかしいと感じながらの活動は、婚活そのものにも支障が出てしまいます。ここでは、ネガティブに捉えないための5つのポイントについて解説していきます。
1.結婚相談所での結婚も恋愛結婚と変わらない
結婚相談所での活動中に「職場の人や学校、サークルで出会った相手と恋愛結婚したかった」と感じることもあるでしょう。活動がうまくいかないときほど、結婚相談所が恥ずかしいとの思いと恋愛結婚への憧れが強くなることと思います。
結婚相談所での結婚には恋愛感情はないと勘違いする人がいます。ですが、最初にも述べたように出会い方が違うだけであって、結婚相談所でも相手への恋愛感情を抱いて結婚するカップルは多いです。また、恋愛感情はなくても「いい人だな」「価値観が合うな」と結婚したカップルや結婚後に恋愛感情がわいてきた人もいます。
結婚相談所であれ職場やサークルでの出会いであれ、結婚の決め手や相手への好意の抱き方は人それぞれです。どんなきっかけで出会ったとしても、相手は「人」です。結婚相談所だから恋愛結婚ができないのではなく、相談所に対するネガティブな気持ちがそう思わせてしまうのです。
2.身元が確かな人に出会うメリットがある
結婚相談所への入会には公的機関が発行している様々な証明書が必要です。
- 独身証明書
- 本人確認書(顔写真付き)
- 現住所証明書(住民票、源泉徴収票など)
- 在籍証明書(勤務先が確認できる書類)
- 卒業証明書
- 資格証明書
- 収入証明書(源泉徴収票や納税証明書)
どの書類も公的機関や企業が発行するもので偽装はできず、既婚者や遊び目的、詐欺目当てで入会するのは困難です。また、プロフィールに嘘の情報を登録することもできません。
マッチングアプリは独身証明書や収入証明書が不要なサービスも少なくありません。運営会社が公的書類と照合するわけではなく、婚姻状況、職業や勤務先、収入をごまかしている会員もいます。また、サークルや飲み会などで知り合った相手にしてもスペックはあくまでも自己申告です。
こうしたことを考えると、結婚相談所で紹介される相手のプロフィールに嘘はないため安心して出会えるメリットがあります。身元が確かな人と出会うために入会するわけですから、恥ずかしいと感じなくても大丈夫です。
3.結婚相談所は結婚したい人だけに出会える
「恥ずかしい理由2:モテないと思われそうだから」でも述べたように、恋愛は結婚に直結するわけではありません。既婚者が相手の恋愛だったり、相手が独身でも結婚する意思がなければ年月だけが過ぎていきます。長く付き合った相手と結婚を考えるタイミングがずれてしまい、事実婚状態になることもあります。
結婚相談所の場合、結婚したい人だけが入会するので結婚の意思がない人はいませんし、一定のルールがあるため何年もずるずる交際を続けることもありません。
特に女性には妊娠出産適齢期があります。子供が欲しい人は結婚しておきたい年齢もあることでしょう。自分のライフプランを考えたとき、結婚相談所を活用して効率的な出会いを求めるのは恥ずかしいことではありません。
4.恋愛経験ゼロでも安心して婚活できる
結婚相談所には恋愛経験が少ない人もたくさんいます。恋愛経験がゼロで異性との接し方に自信がなくても、恥ずかしいと思ったりコンプレックスを抱く必要はありません。むしろ恋愛経験が少ない相手を希望する人もいるほどです。
また、仲人型結婚相談所ならカウンセラーが二人三脚で婚活をサポートしてくれます。恋愛経験が少ないと、会話の仕方やデートの誘い方、告白のタイミングと分からないことが多いでしょう。恋愛の初歩的なことを友達に相談するのは恥ずかしいもの。ですが、カウンセラーなら些細なことでも相談しながら進められて安心です。
5.婚活しながら自分磨きができる
結婚相談所の中には、オプションで自分磨きサービスを導入しているところもあります。一例を紹介しましょう。
・パーソナルカラー診断
・骨格診断
・ファッションコーディネート
・美容メイクレッスン
・コミュニケーションの方法
どのレクチャーもプロの講師によるものなので、自分では気が付かなかった魅力や欠点の改善ができます。結婚相談所でのお見合いで相手への好印象につながるだけでなく、仕事やプライベートでも活かせるものばかり。
婚活をしながら自分磨きができる場所と捉えれば「結婚相談所=恥ずかしい」との気持ちも吹き飛ぶのではないでしょうか。
結婚相談所で出会いを見つけるための心構え
結婚相談所で活動中の人が「恥ずかしい」「惨め」とネガティブになってしまうのは、世間の目を気にしてだけでなく婚活自体がうまくいかないのが大きな原因です。結婚相談所で出会えた人がいる一方で良縁が掴めないままだと「モテない人の集まりの中でも負け組」と卑屈になっても無理はありません。
実は、良縁を掴む人とそうでない人の違いは、婚活の取り組み方にあります。ここでは、結婚相談所で成功するための心構えについて解説していきます。
いい人がいないと思い込まない
結婚相談所の口コミを見ると「いい人がいない」「ろくな男女がいない」との評価を目にします。OKWAVEの質問者も相手について「容姿やコミュ力がイマイチ」と印象を語っていますが、現実的にはどうなのでしょうか。
結婚相談所に入会する男性は奥手で恋愛経験が少ない人も多いです。そのため質問にあるような印象を持たれがちですが、相手のマイナス面ばかり見ていてはなかなか結婚にはつながりません。
ここで、質問への回答をピックアップしてみましょう。
回答「いい男はいい女のもの」
> たくさんの人とお見合いしたけどいいなと思う人1人もいない
とおっしゃっているので「出会いがない」というわけではないと思います。より正しくいうなら「いい男との出会いがない」だと思います。 でもいかがでしょうか。もし質問者さんが望むようないい男と出会えた時、質問者さんはその男性に選んでもらえる自信がありますか。 選んでもらえる自信があるなら、ひたすらにいい男を探せばいいと思います。
基本的にいい男ってのはいい女のもんだし、いい女ってのはいい男のもんです
そもそも高収入で容姿も良く、コミュ力抜群の人は結婚相談所を頼ることなくパートナーが見つかります。ハイスペックな人を基準にすれば「いい人がいない」となるかもしれませんが、結婚相談所にそれを求めるのも非現実的です。
回答「コミュ力低くても自分を大切にしてくれるかも」
コミュ力が低いとかってどうでもいいじゃないですか。チャラい男より自分を大事にしてくれる人かも知れませんよ。・・・と自分を擁護してみます(笑)
それよりも、上記回答のように「コミュ力が低くても自分を大切にしてくれるかも」と考え方を変えたほうが欠点だと思い込んでいた部分が長所になり、相手の印象も違ってくるでしょう。考え方や捉え方を変えれば、出会いのチャンスも広がります。
「結婚相談所にはいい人がいない」と決めつけて上から目線で吟味するような態度は相手にも伝わります。フラットな気持ちで活動をすることが大切です。
結婚できないのを誰かのせいにしない
結婚相談所での活動が長期に渡ってうまくいかないと他責思考になるケースもあります。
「ろくな相手がいない」「パッとする人がいない」など相手のことを貶したり、結婚相談所やカウンセラーが悪いと責任転嫁する人も珍しくありません。OKWAVEの質問者でも在籍中の結婚相談所や仲人への嫌悪感を語っていますが、それに対して下記のような回答がありました。
回答「人の悪口を言うから縁が巡ってこない」
愚痴と文句と人の悪口を言うから、縁が巡ってこないのだと思います。 まずは、周囲の人に挨拶やお礼をすることから始めてみましょう。
もちろん、結婚相談所と言っても規模や質もさまざまでカウンセラーにしても相性が合わない場合もあります。だからといって、出会えない理由を誰かのせいにしていても問題は解決しません。相性の問題なら、カウンセラーを代えてもらう方法もあります。結婚相談所の愚痴やカウンセラー、相手の悪口をいうのは止めて、一度自分を客観的に見つめなおしてみましょう。
結婚相談所は恋愛経験より素直さが大切
結婚相談所は恋愛経験の有無よりも素直さがとても重要です。
恋愛経験があったほうが相手とのコミュニケーションもスムーズで、活動しやすいのは確かです。ですが、結婚相談所の場合はカウンセラーという婚活のプロがいます。恋愛経験がなくても、カウンセラーのアドバイスに素直に耳を傾けて実行できる人は婚活スキルがぐんぐんアップします。
一方で、過去の恋愛経験に囚われたり結婚相談所への先入観がぬぐえないと、カウンセラーのアドバイスも無駄になります。結果として結婚相談所で良縁を掴むための婚活スキルが身に付かないままになってしまいます。
せっかく高いお金を払って入会した結婚相談所ですから、恥ずかしがらずに素直な気持ちでカウンセラーを頼ってみましょう。カウンセラーも人ですから、前向きな気持ちでアドバイスを求めてくる利用者には全力で答えてくれるはずです。
恥ずかしいと思わず積極的に行動する
マッチングアプリの場合、女性は自分からアクションをしなくても男性から「いいね」がたくさん届く傾向にありますが、結婚相談所は違います。気になる相手がいたら自分から積極的にお見合いを申し込むのが鉄則です。
結婚相談所に登録する女性は、積極的な行動が苦手でガツガツしていない人も少なくありません。ですが、理想のパートナーを掴むためには、恥ずかしがらずに自分から行動することがとても重要になります。
デートの提案やLINEのやりとりも、相手任せにしすぎないようにしましょう。結婚相談所での活動はどちらかが受け身のままになってしまうと、先に進みません。男性主導のマッチングアプリと同じように考えるのはやめましょう。
婚活に疲れたときのストレス解消法
結婚相談所での活動でストレスを感じる人は多いでしょう。
相手とのお見合いは緊張感があります。会話の内容や立ち振る舞い、お店選び、ファッションなど気を遣うことばかりです。交際に進まない限り、マッチングのたびにお見合いが続くので疲れるのも無理はありません。お断りされればなおさらで、自分を卑下してしまったりとメンタルがやられてしまいます。また、カウンセラーとの面談のために店舗に通うのもストレスでしょう。
人によっては婚活うつ、 医学的には「婚活疲労症候群」という症状に陥ってしまうこともあるので軽視してはいけません。
ここでは、結婚相談所での婚活に疲れたときのストレス解消法や乗り切る方法を解説していきます。
リラックスできる時間を作る
仕事と婚活の両立は意外に難しいものです。仕事で忙しい中、頑張って婚活の時間を確保している人もいるでしょう。また、結婚を急ぐあまり毎週のようにお見合い予定を入れるなど、無理なスケジュールを組む人も珍しくありません。
本来リラックスできるはずの休日が結婚相談所の活動一色になってしまうと、心と体を休める暇がなくなってしまいます。ストレスを抱えたままのお見合いは自分の魅力が相手に伝わらず、せっかくの良縁を逃がしてしまうことになりかねません。
婚活はマラソンのようなものです。ペース配分を間違えては、ゴールにたどり着くことができません。趣味や自分磨きを楽しむリラックスタイムを作って、自分らしさを失わずに活動をしましょう。
カウンセラーや仲人に相談する
婚活が辛く感じたとき、周囲に相談相手がいれば心が軽くなるもの。とはいえ、家族や友達には結婚相談所の利用を知られたくないため誰にも相談できない人も多いでしょう。それどころかOKWAVEの質問者のように、婚活がうまくいかないことを親に貶され、家でも気持ちが休まらない場合もあります。
結婚相談所にはカウンセラーや仲人といった心強い味方がいます。カウンセラーはいわば婚活のプロです。会員の不安や悩みに寄り添って多くの人を結婚に導いてきただけに、対応能力も高く安心できます。ストレスを感じたら、恥ずかしいと思わずに相談してみましょう。
思い切って活動を休んでみる
結婚相談所の活動を休止してみるのもひとつの方法です。
婚活を休止すると「休んでいる間にいい人が取られそう」「結婚が遅れてしまう」と不安になるかもしれません。確かにデメリットはありますが、ストレスを抱えたままお見合いを続けても疲れが相手に伝わってしまい、良い結果は得られません。
どの結婚相談所にも休会システムがあります。まずはカウンセラーに自分の心身状況を伝え、休会期間や再開時期を一緒に検討すると良いでしょう。ただし、休止期間が長くなるほど活動の再開が億劫になります。休会後に婚活モチベーションが戻らず、そのまま結婚相談所を退会するケースも少なくありません。無理をする必要はありませんが、休会が結婚を諦めてしまうきっかけにならないよう、休憩しながら冷静に自分の結婚感や条件の優先順位を整理してみましょう。
結婚相談所を恥ずかしいと思うのは損
以上、結婚相談所の利用を恥ずかしいと感じてしまう人に向けて、本当の魅力やメリット、婚活成功の心構えなどをご紹介してきました。令和の今、結婚相談所は若い年代も利用する効率的な婚活ツールのひとつです。結婚相談所ならではの良さがたくさんあるにも関わらず、世間の評判を気にして出会いのチャンスを逃してしまうのはもったいない話です。
この記事を参考に、結婚相談所を有効活用して理想のパートナーを見つけてください。
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