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SNSで身バレの危険性?オンラインでの注意点とは
記事の基になったQ&A
現代のインターネット社会では、SNSやメッセージアプリなどを通じて、匿名で他者とコミュニケーションを取ることが一般的になっています。そして、匿名であっても実際には「身バレ」するリスクが常に存在しており、その点に不安を抱く人も少なくありません。今回は、SNSやネット上での匿名性と身バレリスクについて、OKWAVEに寄せられていた3つの質問に焦点を当ててご紹介します。
ブロックされてる?オンライン状況は確認できるのに返信がない理由とは
SNSなどを通じてメッセージを送っても1ヶ月近く返信がない場合、自分がブロックされているのではないかと疑いたくなることがあります。
OKWAVEに寄せられた質問にも、相手のオンライン状況が確認できているにもかかわらず、メッセージに返信がないため、ブロックされているのではないかと疑うケースがありました。
ベストアンサーの内容:
「ブロックされている場合、相手には自分がオフラインに見え、メッセージも届きませんので、質問者様はブロックされていません」
ブロックされている場合、一般的に相手には自分のオンライン状況が表示されなくなり、メッセージも届かず、ブロックされた側からは、相手が実際にオンラインであっても「オフライン」に見えます。
ちなみに、有名なSNSやメッセージサービスでは、ブロックされたかどうかを確認するためのいくつかの方法があり、各サービスごとの確認方法をご紹介します。
LINEでブロックされたか確認する方法
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タイムラインが見えなくなる
LINEでは、ブロックされると相手のタイムラインの投稿が見えなくなります。相手がタイムラインに何も投稿していない場合もありますが、普段投稿が見えていた相手のタイムラインが急に見えなくなった場合、ブロックされている可能性が高いです。 -
スタンプやギフトを送れない
ブロックされている相手にスタンプやギフトを送ろうとすると「この友だちはギフトを受け取れません」と表示されます。これが確認できれば、ブロックされている証拠となります。 -
メッセージが既読にならない
ブロックされていてもメッセージ自体は送信できますが、相手には届かず、既読にもならないまま残ります。通常の未読とは違い、ブロックされた場合、永遠に未読のままとなります。
X(旧ツイッター)でブロックされたか確認する方法
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相手のプロフィールが見えなくなる
Xでブロックされると、相手のプロフィールページにアクセスしようとした際、「このユーザーはあなたをブロックしました」と明示的に表示されます。相手の投稿やプロフィール情報も一切見ることができなくなります。 -
DMのやり取りができない
相手にブロックされていると、DM(ダイレクトメッセージ)を送ることができなくなります。以前にやり取りしていたDMの履歴は残りますが、新しいメッセージを送信することが不可能になります。 -
検索結果やリプライが表示されなくなる
ブロックされていると、相手のツイートは検索結果に表示されず、相手のリプライやリツイートなども見ることができません。タイムライン上に表示される相手の活動が一切見えなくなります。
Facebookでブロックされたか確認する方法
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プロフィールが表示されなくなる
Facebookでブロックされると、相手のプロフィールにアクセスできなくなり、「このコンテンツは現在利用できません」などのメッセージが表示されます。相手の名前で検索してもヒットせず、友達リストからも相手が消えます。 -
メッセージが相手に届かない
Messengerで相手にブロックされると、メッセージは送信されますが相手には届かず、メッセージの横にあるチェックマークが1つのままです。通常は、相手がメッセージを受け取るとチェックマークが2つになりますが、ブロックされている場合は1つのままで変わりません。 -
タグ付けやコメントができない
ブロックされていると、相手の投稿にコメントしたりタグ付けすることもできなくなります。相手の名前を入力しても候補として表示されないため、相手との関わりが完全に遮断されます。
Instagramでブロックされたか確認する方法
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相手のプロフィールが見えなくなる
Instagramでブロックされると、相手のプロフィールや投稿が完全に見えなくなります。プロフィールページにアクセスしようとしても「このユーザーは見つかりません」と表示され、相手の投稿やストーリー、フォロワーリストも一切見ることができません。 -
メッセージが送れない
以前にDM(ダイレクトメッセージ)のやり取りをしていた場合でも、相手にブロックされると新しいメッセージを送信できなくなります。以前の会話履歴は残っているものの、新しいメッセージが相手に届かなくなり、既読にもならない状態が続きます。 -
フォロワーリストから消える
ブロックされると、相手が自分のフォロワーリストやフォロー中のリストから消えます。また、自分のフォロワーリストやフォロー中のリストにも相手が表示されなくなります。これにより、相手とのつながりが完全に遮断されます。 -
タグ付けやメンションができない
ブロックされていると、相手を投稿にタグ付けしたり、メンションすることができなくなります。相手のユーザー名を入力しても検索結果に表示されず、メンションが無効になります。
ホームページ閲覧で身バレ?IPアドレスでわかることとその限界
SNSにとらわれず、インターネット上では、自分のアクセス履歴や情報がどの程度他者に知られるのかを心配するユーザーが多くいます。OKWAVEには「ホームページを閲覧しただけで、個人の情報(名前や居住地)が特定されるのか?」という質問が寄せら様々な視点から回答が寄せられています。
質問の要点:
「個人のホームページを閲覧した際、自分の居住地や名前など、個人情報がわかってしまうのでしょうか?」という内容。
ベストアンサー:
「IPアドレスがわかっても、個人を特定することはできません。IPアドレスでわかるのはアクセス元のプロバイダや大まかな地域だけで、名前や具体的な住所までは特定できません。」
ベストアンサーが語る通り、IPアドレスがホームページに記録されても、それが直接「個人の識別」に繋がるわけではなく、これをもとに個人名や具体的な居住地を特定することはできません。また、詐欺サイトがIPアドレスを利用して「個人情報を特定した」と脅してくることもありますが、IPアドレスだけでは個人を識別することは不可能ですので、このような脅しに惑わされず、適切なセキュリティ対策を講じることが大切です。
しかし、ホームページの閲覧だけでなく、SNS上での投稿やプロフィール情報、行動パターンから「身バレ」してしまうケースがあり、意図せず個人が特定される危険性があります。次に、SNS等での具体的な「身バレ」ケースについてご紹介していきます。
ネット上での個人情報漏洩と身バレ事例:どう対策すべきか?
OKWAVEには、「ネット友達に個人情報を言いすぎてしまい、身バレしそうで怖い」という質問が寄せられ、身バレの恐怖からどう対処すべきか悩んでいます。ネット上でのやり取りは匿名性が高いと思われがちですが、個人情報を不用意に提供することで、身バレの危険性が急激に高まります。
ネットで個人情報流出により身バレが発生するケース
ネット上では、匿名でのやり取りであっても、個人情報を漏らしすぎると身バレにつながることがあり、特に、SNSや掲示板でのやり取りでは、以下のようなケースで個人が特定される危険性が生じます。
メタデータによる身バレ
写真や動画には「メタデータ」と呼ばれる位置情報や撮影日時などの情報が付与されていることがあり、それが公開されると身バレに繋がることがあります。
事例:
あるユーザーがSNSに投稿した写真にGPSデータが含まれており、そのメタデータを利用されて居住地を特定されたケースがあります。写真の位置情報をもとに特定の地域を絞り込み、最終的にユーザーの居住地が明らかにされました。
配信中の発言や映像による身バレ
YouTubeやニコニコ生放送などのライブ配信では、配信者が無意識に周囲の風景や自宅の外観を映してしまい、これをもとに居住地が特定されるケースがあります。
事例:
あるライブ配信者が、配信中に自宅周辺の景色を映してしまい、視聴者がその情報を基に居住地を特定しました。また、配信者が配信中に話した内容から職場や地元の情報が判明し、最終的に知人に身バレしてしまった事例もあります。
過去の投稿の積み重ねによる身バレ
SNSや掲示板に投稿した内容が積み重なると、特定の行動パターンや趣味、生活習慣が明らかになり、個人が特定されやすくなります。
事例:
匿名掲示板で特定のトピックに繰り返し投稿していたユーザーが、過去の書き込みや趣味の内容から身バレしたケースがあります。匿名で活動していても、過去の投稿が蓄積されることで、身元が特定されてしまったのです。
対処法と防止策
ネット上で身バレの恐れを感じた際、以下の対策を講じることでリスクを軽減できます。
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警察に相談する
身バレの恐れが具体的な脅威に感じられる場合は、迷わず警察に相談しましょう。相手が脅迫やストーキングのような行動に移る前に、警察が巡回や警告を行うことが可能です。 -
プライバシー設定の見直し
SNSやオンラインプラットフォームのプライバシー設定を見直し、個人情報が他者に見られないように制限をかけましょう。特に、プロフィールや過去の投稿が公開設定になっている場合は、非公開に変更することが有効です。 -
個人情報の共有を慎重に
今後は、ネット上でのやり取りにおいて、名前や住所、電話番号といった個人情報を共有する際には慎重に検討することが大切です。また、何気ない会話の中で無意識に情報を漏らしていないかにも注意を払いましょう。 -
不審な行動には毅然と対応する
相手がネット上で不審な行動や脅迫行為を行ってきた場合、「通報します」と一言返信し、それ以上のやり取りを避けることが勧められます。相手を刺激せず、冷静に対処することが重要です。
ネット上での身バレは、過度な個人情報の共有や不注意によって簡単に起こります。
身バレのリスクを感じたら、早急に対策を講じ、警察への相談やプライバシー設定の見直しを行い、個人情報の取扱いに慎重になることで、身バレを未然に防ぐことができます。
まとめ:ネットの危険性。匿名性と個人情報保護の重要性
今回紹介した3つの質問からわかるのは、インターネットでは完全に匿名とは限らず、個人情報を守ることが非常に重要だということです。
メッセージアプリやSNSでのやり取りでは、相手にブロックされているかどうかが気になったり、ホームページの閲覧でIPアドレスから自分の情報が漏れていないか不安になることがあります。また、個人情報を不用意に提供してしまったことで身バレの危険性がある場合もあります。
これらの質問から導かれるのは、ネット上での匿名性には限界が見られ、うっかり個人情報を過剰に公開したり、写真や投稿内容に注意を払わないと、意図せずに自分の身元が特定される危険性があります。身バレ後の対処には、警察などの専門機関に相談するなど、しっかりとした対策を講じることが大切になります。
インターネットは便利ですが、匿名性に頼りすぎず、個人情報を適切に保護する意識を持つことが、身バレのリスクを防ぐためには必要です。
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