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より良い明日をめざして日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(日本国憲法 前文)
テーマ:ニュース
カテゴリ:ニュース
明治時代に作成した「皇室典範」に「天皇になれる者は男系男子に限る」と書き込んであるために皇位継承者が極端に少数になっている問題について、雑誌編集者の篠田博之氏は5日の東京新聞コラムに、次のように書いている;
2025年1月5日 東京新聞朝刊 11版 19ページ 「週刊誌を読む-女性皇族問題、議論広がるか」から引用 明治の政府が皇室典範を作成した目的は、天皇制の権威を高めて、それによって国民がこの国の元首は天皇なのだという考えを容易に受け入れることを可能にすることであった。そのために、天皇家は神様の子孫であるとか、歴史が始まって以来、この国は天皇が統治してきた、というような「作り話」も学校教育に取り入れたりもした。また、明治になる前の封建時代の権力者は、正妻以外にも複数の女性との間に子どもをもうける風習があったために、当時の政府は皇室典範を制定するのに、皇位継承者は男系男子に限定することに躊躇はなかったものと思います。しかし、江戸時代以前の記録によれば、かつては女性の天皇も在位した記録があるのは事実であり、今後女性が天皇になったからと言って「神の教えに背く」というような問題にはならないわけで、今のうちに皇室典範を改定して、女性の天皇即位がスムーズにすすむように準備するべきと思います。また、男であれ女であれ、結婚するしないは個人の自由な判断によるべきものであって、天皇家に生まれたからと言って、縁もゆかりもない政府要人が「この人の結婚相手は、この二人のうちのどちらかだ」などと勝手に決めつけるのは、当の愛子氏にしてみれば「不愉快この上ない」気分だろうとお察しする次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年01月25日 01時00分09秒
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