電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の導入に伴い、経費精算や領収書処理の電子化に踏み切った中小企業は多いだろう。しかし、「かえって手間が増えた」「期待通りに使えない」といった声も聞かれ、その解決が急務となっている。
こうした課題が生まれる原因としては、紙と電子の二重フローが発生していることが挙げられる。電子受領の領収書のみを電子帳簿保存法対応のシステムに保管し、その他の取引は従来の運用を続けているというように、電子運用と紙運用が混在していることで業務効率の悪化を招いているケースは少なくない。そのため、「紙で受け取らない」「紙で処理しない」「紙で保管しない」の3つを徹底して、完全なペーパーレス化を目指すことで課題を解消していく必要がある。
本資料では、中小企業の経費精算業務の電子化に焦点を当て、よくある悩みとその解決策となる完全ペーパーレス化を進める方法を紹介する。ペーパーレス化を推進して業務改善を実現した2社の事例も紹介しているので、そこから自社の課題解決につながるヒントが得られるはずだ。